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「空の科学」が一冊でまるごとわかる 白鳥 敬(著/文) - ベレ出版
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「空の科学」が一冊でまるごとわかる (ソラノカガクガイッサツデマルゴトワカル)

自然科学
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発行:ベレ出版
A5判
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-86064-702-5   COPY
ISBN 13
9784860647025   COPY
ISBN 10h
4-86064-702-5   COPY
ISBN 10
4860647025   COPY
出版者記号
86064   COPY
Cコード
C0044  
0:一般 0:単行本 44:天文・地学
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年6月14日
最終更新日
2022年9月27日
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紹介

「自家用操縦士」という小型機パイロットの資格をもった著者が、「空」についてのさまざまなことを科学的な目で解説した入門書。操縦桿を握り、自身の操縦で上空にいるからこそ、風も雲も前線も、肌で感じ、立体的にとらえることができるのです。
本書では、空気の基本、性質、力学に始まり、風や気圧、雲や雨などの気象現象の基礎知識を学んでいきます。コラムでは「飛行機が異常な姿勢になったときの対処の方法」など、実際に空を飛んでいるときのエピソードも満載です。空が好きな人、飛行機やドローンに興味のある人、天気・気象を学びたい人などに、上空の風を感じながら「空の科学」について学んでいただける一冊です。



目次

第1章 大気の基本
第2章 大気の基本的な性質
第3章 空気の力学
第4章 「風」のしくみ
第5章 「気圧」のしくみ
第6章 「温度」のしくみ
第7章 「雲と雨」のしくみ
第8章 「渦と乱気流」のしくみ
第9章 「霧・雪・氷」のしくみ
第10章 飛行機と航空力学と気象のあれこれ

目次

第1章 大気の基本
1-1 大気の基本データを知ろう(大気の基礎物理)
1-2 大気圏の近傍にある電離圏・磁気圏・放射線帯(地球を守る !)
1-3 天気の変化はどこで起こる?(対流圏と圏界面)
1-4 超高層大気の物理(未解明な部分も残る不思議な空域)



第2章 大気の基本的な性質
2-1 煙突はなぜ高いのか(大気の圧力)
2-2 高原はなぜ涼しいのか(気温の高度変化)
2-3 空気の粘性とは(粘性流体・非粘性流体)
2-4 流体力学とは(流れと圧力の物理)
2-5 流体に作用する力と単位(真空とトリチェリの実験)



第3章 空気の力学
3-1 飛行機は空気がないと飛べない?(飛行の原理)
3-2 流れの剥離(失速)
そらの窓 失速に近づくと操縦席ではどんな感じか
3-3 層流と乱流(レイノルズ数)
3-4 ゴルフボールの秘密(マグヌス効果)
3-5 揚力は渦から(昆虫も利用)
3-6 空気の力で滑空(地面効果と抗力)
そらの窓 操縦桿を激しく大きく動かすとき
3-7 鳥の飛行に学んだ(ウィングレット)
そらの窓 究極のウィングレットとは?



第4章 「風」のしくみ
4-1 風はどこから吹くのか(気圧傾度力・コリオリの力)
4-2 風にはどんな種類がある?(地衡風・傾度風・温度風)
4-3 なぜ風はいろんな方向から吹いてくるのか(季節風・海陸風・山風谷風・局地風)
4-4 トンビが滑空できるのは?(上昇気流と下降気流)
そらの窓 エンジンが停止しても飛行機は飛ぶ
4-5 上空の風は強い(上空の風の観測)
4-6 飛行機と風(向かい風と追い風、空気密度、横風)
4-7 季節の変化を表す風(春一番・木枯らし一号)
そらの窓 風は飛行機の天敵



第5章 「気圧」のしくみ
5-1 気圧とは何か?(大気の圧力・低気圧・高気圧)
5-2 低気圧の種類(日本付近のさまざまな低気圧)
5-3 高気圧の種類(日本付近の高気圧)
5-4 前線は乱気流の巣窟(立体的擾乱の現場)
5-5 飛行機の高度は気圧高度(気圧高度・真高度・密度高度)
5-6 飛行機の速度は気圧で知る(動圧と静圧・指示対気速度・真対気速度)



第6章 「温度」のしくみ
6-1 大気は常に変化している(国際標準大気ISA)
6-2 空気の持つエネルギー(温位と相当温位)
6-3 フェーン現象による昇温(空気が山を越えると温度が上がる)
6-4 気温と飛行機(離着陸性能に影響を与える)
そらの窓 ヘイズトップと強風



第7章 「雲と雨」のしくみ
7-1 さまざまな形の雲(十種雲形)
7-2 雲はどうしてできるか(飽和水蒸気圧・露点差・上昇気流)
そらの窓 飛行中に雲との距離はどう判断するか
7-3 もっともダイナミックで魅力的な積乱雲(乱気流の科学)
7-4 雷雲と落雷(積乱雲は発電機!?)
7-5 雨の種類(霧雨からゲリラ豪雨・集中豪雨まで)
7-6 雲量の単位と記号(独自の雲量記号オクタス)
そらの窓 飛行機の高度はなぜメートルではないの?



第8章 「渦と乱気流」のしくみ
8-1 乱気流はどうしてできるか(シアー・収束・逆転層・上昇気流)
8-2 人工的な乱気流(飛行機が引き起こす乱気流)
8-3 対流性乱気流(雲の中や上昇気流があるところで発生)
8-4 力学的乱気流(地形や建物が原因)
8-5 乱気流を観測する技術(ドップラーレーダー等)
8-6 乱流を利用する飛行機のしくみ(乱流の渦を利用する)
そらの窓 飛行機が異常な姿勢になったときの対処の方法
そらの窓 失速からの回復訓練



第9章 「霧・雪・氷」のしくみ
9-1 霧はどうしてできるか(放射霧・移流霧・蒸気霧)
9-2 航空気象での霧の分類(高さや広がりもわかる)
9-3 さまざまな視程障害現象(霞は靄や霧とは違うのか)
9-4 視程障害に対する航空機の飛行ルール(IFRなら天候が悪くても飛べる)
9-5 計器飛行方式とは(管制官の指示に従って飛ぶ)
9-6 雪氷・降雪(寒冷期の気象現象)
9-7 上空何メートルで飛行機に着氷するか(凍結気象状態での運航)
9-8 着氷にいかに対処するか(除氷・防氷)



第10章 飛行機と航空力学と気象のあれこれ
10-1 急降下の航空気力学(Gとの戦い)
10-2 水平線が見えない!(疑似水平線を勘違い)
そらの窓 錐揉み
10-3 気象情報をどうやって入手するか(フライトのための重要な情報)
10-4 横風とスリップ(横風は着陸の華)
10-5 風に流されるのを修正して飛ぶ(風のない空はない)
10-6 最終進入から接地まで(着陸滑走までの航空力学)
10-7 4つのプロペラ効果(ジェット機より操縦が難しいプロペラ機)
そらの窓 プロペラ後流と失速
10-8 空飛ぶクルマ(便利で楽しいが実運用には課題も)

著者プロフィール

白鳥 敬  (シラトリ ケイ)  (著/文

科学技術分野で著作活動を行なっているサイエンスライター。操縦士の技能証明を持ち、空を飛び回る。愛機はセスナ172型機。同機はまさに飛行機の基本といえるもの。セスナがわかれば飛行機の基本がすべてわかると言っても過言ではない。操縦桿は空気の力をダイレクトに受け、小さな機体は風が強いと木の葉のように揺れる。小型機で空を飛ぶとは、風・雲・雨といった気象の変化を直に感じることでもある。
主な著書に『図解でわかる航空力学』(日本実業出版社)、『飛行機がわかる』(技術評論社)、『無人兵器』(河出書房新社)、『天気と気象』(学研)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。