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遺伝子治療開発研究ハンドブック 第2版
第2版
- 初版年月日
- 2023年4月30日
- 書店発売日
- 2023年4月24日
- 登録日
- 2023年4月18日
- 最終更新日
- 2023年12月20日
紹介
【動物からヒトへ、進む臨床実例研究!】
◆iPS細胞からゲノム編集、ゲノムワクチン、近年注目されるCAR-T(免疫細胞)療法まで、前著『遺伝子治療開発研究ハンドブック』(1999年)からの四半世紀での革命的進歩を網羅!!
◆臨床開発と医療経済学的視点、規制や副作用の事例も紹介、遺伝子治療を実際に進めたい人が参考にできる、学会の総力を結集した待望のハンドブック!
◆発刊後10年のニーズを視野に入れた内容構成、旧版にはない新情報(ヒトへの治療例等)も追加!
【主な目次】
第1編 遺伝子治療の概説
第1章 遺伝子治療とは
第2章 遺伝子治療の歴史
第2編 基盤技術
第1章 遺伝子導入・改変技術
第2章 遺伝子治療モデル動物
第3章 臨床・非臨床用ベクター・細胞の製造
第3編 疾患別
第1章 Ex vivo遺伝子治療
第2章 In vivo遺伝子治療
第4編 臨床開発と医療経済的視点
第2章 品質および非臨床
第3章 カルタヘナ法とその対応
第4章 治療実施体制と医療経済
目次
第1編 遺伝子治療の概説
第1章 遺伝子治療とは
第2章 遺伝子治療の歴史
第2編 基盤技術
第1章 遺伝子導入・改変技術
第1節 アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター
第2節 レンチウイルスベクターによる造血幹細胞遺伝子治療
第3節 アデノウイルスベクター
第4節 モノネガウイルスベクター
第5節 HVJ/リポソーム
第6節 プラスミドDNA
第7節 ゲノム編集技術の基礎
第8節 ゲノム編集技術の臨床応用
第9節 腫瘍溶解ウイルス療法臨床開発の現状
第10節 核酸医薬品
第11節 mRNA医薬の製造と応用
第12節 ドラッグデリバリー技術が先導する遺伝子医薬品の開発
第2章 遺伝子治療モデル動物
第1節 ゲノム編集による病態モデルマウスの作製
第2節 ゲノム編集ラットの作製と遺伝子治療研究への応用
第3節 再生医療
第4節 エピゲノム編集マウス
第5節 疾患研究におけるヒト化マウス
第6節 キメラ動物作製技術を用いた臓器再生モデル
第7節 ピッグモデル
第8節 遺伝子治療開発研究のモデルとしてのマーモセット
第9節 カニクイザル
第10節 ウイルス感染・ワクチンモデル
第3章 臨床・非臨床用ベクター・細胞の製造
第1節 遺伝子治療用ベクター・細胞の製造状況
第1項 総論
第2項 各論
1.レンチウイルスおよびAAVベクター(HEK293接着培養法)
2.AAVベクターのGMP製造(バキュロウイルス法を含む)
第2節 遺伝子治療用ベクターの分析・品質管理技術
第3節 遺伝子治療用ベクター・細胞製品製造における同等性/同質性評価の考え方と変更管理
第4節 遺伝子治療用ウイルスベクター製造に向けた重要品質特性とプロセス開発の考え方
第3編 疾患別
第1章 Ex vivo遺伝子治療
第1節 造血幹細胞を標的とするex vivo遺伝子治療
第1項 原発性免疫不全症
第2項 先天代謝異常症
1.ライソゾーム病
2.その他(副腎白質ジストロフィー)
3.ヘモグロビン異常症に対する造血幹細胞遺伝子治療
4.血友病
5.Genotoxicity
第2節 T細胞を標的とするex vivo遺伝子治療
第1項 CAR-T細胞療法
1.総論
2.CD19-CAR-T細胞療法
3.piggyBacトランスポゾン遺伝子導入法を用いたCAR-T細胞療法
4.piggyBacトランスポゾン法を用いたCAR-T細胞療法
5.多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞療法
6.CAR-T細胞療法の現状と将来展望
第2項 抗原特異的TCR-T細胞療法
1.総論
2.成人T細胞白血病・リンパ腫
3.難治性軟部腫瘍
第3節 脂肪細胞を標的とするex vivo遺伝子治療
第1項 家族性LCAT欠損症を対象としたex vivo脂肪細胞遺伝子治療
第4節 皮膚細胞を標的とするex vivo遺伝子治療
第1項 先天性表皮水疱症など
第5節 間葉系幹細胞を用いた遺伝子治療の現状
第6節 iPS細胞を応用したex vivo遺伝子改変免疫細胞療法
第7節 眼科疾患の遺伝子治療・細胞治療
第1項 眼科領域の遺伝子治療・細胞治療の歴史
第2項 遺伝性網膜疾患に対する細胞治療
第3項 加齢黄斑変性に対する幹細胞を用いた再生医療
第2章 In vivo遺伝子治療
第1節 遺伝性疾患in vivo遺伝子治療
第1項 脊髄性筋萎縮症における遺伝子治療―臨床試験成績と今後の展望
第2項 筋ジストロフィー症
第3項 AAVベクターの肝毒性
第2節 先天代謝異常症in vivo遺伝子治療
第1項 AADC欠損症
第2項 ライソゾーム病のin vivo遺伝子治療
第3項 GLUT1欠損症
第4項 Niemann-Pick病C型に対する遺伝子治療開発の現状
第5項 GM2ガングリオシドーシス
第6項 低ホスファターゼ症
第3節 血友病in vivo遺伝子治療
第4節 がんin vivo遺伝子治療
第1項 がん全体のin vivo遺伝子治療に関する最近の動向について
第2項 がん特異的経路・特性を標的とした遺伝子治療
第3項 ウイルス療法
1.HSV-1 G47Δ
2.腫瘍溶解性ウイルスの臨床試験の進め方とArmed-C-REV(HF10)の研究開発
3.HVJ-E(HVJ-Envelope)
4.アデノウイルス
5.ワクシニアウイルス
6.コクサッキーウイルス
7.麻疹ウイルス
第4項 臓器別(固形がん)の研究と全体(国内外)の動向
1.脳腫瘍
2.前立腺がん
3.膵がん
4.悪性中皮腫の臨床研究の現状
5.メラノーマの遺伝子治療
6.消化器がん
7.皮膚がんの新規治療法として実用化の期待が高まるoncolytic virus therapy
8.造血器腫瘍
第5節 感染症in vivo遺伝子治療
第1項 結核ワクチン
第2項 HIV/HTLVワクチン
第3項 エボラワクチン
第6節 神経疾患in vivo遺伝子治療
第1項 パーキンソン病
第2項 遺伝子治療
第3項 筋萎縮性側索硬化症
第4項 脊髄小脳失調症1型
第5項 アルツハイマー病遺伝子治療の基盤技術の発展
第7節 循環器疾患in vivo遺伝子治療
第1項 コラテジェン
第2項 センダイウイルス
第3項 リンパ浮腫
第4項 高血圧DNAワクチン
第8節 眼科疾患in vivo遺伝子治療
第1項 遺伝性網膜変性疾患に対するin vivo遺伝子治療
第2項 滲出型加齢黄斑変性に対する遺伝子治療
第4編 臨床開発と医療経済的視点
第1章 製品開発と薬事承認
第1節 製品開発のアウトラインと臨床研究
第2節 我が国の遺伝子治療製品薬事承認
第3節 海外の薬事承認
第2章 品質および非臨床
第1節 品質要件
第2節 製品製造上の課題
第3節 in vivoおよびex vivo遺伝子治療用製品の非臨床安全性評価
第4節 非臨床の国際調和
第3章 カルタヘナ法とその対応
第1節 遺伝子組換え生物の取扱い
第2節 カルタヘナ法第一種使用等
第3節 カルタヘナ法第二種使用
第4節 企業治験におけるカルタヘナ法への対応~カルタヘナ法に基づく第一種使用規程の承認取得と治験実施医療機関への対応について
第4章 治療実施体制と医療経済
第1節 CAR-T療法―診療実施体制の構築
第2節 AAV治療実施体制構築
第1項 SMA
第2項 血友病
第3節 腫瘍溶解性ウイルス療法における治療施設での実施体制構築について
第4節 医療経済の観点から
第1項 遺伝子治療など新規モダリティ医療に対する医療経済的視点
第2項 再生医療等製品に対する医療経済的視点―企業の立場から
第5節 法令・指針リンク
- 旧版ISBN
-
9784900830387
上記内容は本書刊行時のものです。