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バイオスティミュラントハンドブック
植物の生理活性プロセスから資材開発、適用事例まで
- 初版年月日
- 2022年4月27日
- 書店発売日
- 2022年4月15日
- 登録日
- 2022年4月1日
- 最終更新日
- 2022年4月1日
紹介
【農薬や肥料に次ぐ「第三の農業資材」として注目の「バイオスティミュラント」を徹底解説!】
◆植物やその周辺環境が本来持つ自然な力を活性化し、植物に対する非生物的ストレスを制御するバイオスティミュラント!
◆素材開発の基礎となる植物生理から、現状と普及に向けた課題、応用実施例まで体系的に詳解!
近年、地球温暖化を始めとする気候変動等により植物に対する非生物的ストレスが増加し、農作物の収量や品質への悪影響が懸念されている。
また脱炭素や環境保護の観点からも、化学農薬や化学肥料の使用量の削減が国際的に急務となっている。
その解決策として「バイオスティミュラント(Bio Stimulants:生物刺激(剤))」と呼ばれる新たな概念の農業資材が、欧米圏を中心に注目を集めている。
植物の生理活動を活発化し非生物的ストレスを緩和するバイオスティミュラントは、植物の成長促進や病害虫予防・収穫物の品質向上や収量の増加など、今後の農業分野に大きな利益をもたらすと期待されている。
一方で、バイオスティミュラントは他の資材と組み合わせて使用するため、農家が実際に使用しても効果が分かりにくい、その作用メカニズムが完全には解明されていないことなどが課題となっている。
本書は、第1編では基礎編としてバイオスティミュラントの素材開発の基礎となる植物の生理学を体系的にまとめている。
第2編では各論としてバイオスティミュラントの開発動向と、既に実用化された事例を詳解する。
バイオスティミュラントの最新技術動向と社会実装の事例を概観した、今後の開発や普及のための指針の参考となる1冊。
植物生理学からバイオスティミュラント素材開発を目指す方や、各メーカーや農業関係の方などに。
【主な目次】
序論 バイオスティミュラントの現状と普及に向けた今後の課題
第1編 植物生理
第2編 バイオスティミュラント開発事例
目次
序論 バイオスティミュラントの現状と普及に向けた今後の課題
第1編 植物生理
第1章 気候変動と農業
第2章 環境ストレスに対する植物の応答メカニズム
第3章 ストレス応答に関わる植物ホルモン
第4章 遺伝子による環境ストレス制御メカニズム
第5章 植物の環境ストレス応答における分子メカニズム
第6章 植物-微生物共生システム
第7章 植物免疫システム
第2編 バイオスティミュラント開発事例
第1章 バイオスティミュラント事業化動向
第2章 腐植物質,有機酸(腐植酸,フルボ酸など)系素材開発
第3章 海藻および海藻抽出物,多糖類系素材開発
第4章 アミノ酸およびペプチド系資材開発
第5章 微生物系資材開発
第6章 その他素材開発
第7章 適用事例
上記内容は本書刊行時のものです。