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ベストセラー世界の文学 20世紀① 芳川泰久(編著) - 早美出版社
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ベストセラー世界の文学 20世紀① あらすじとエッセイで味わう

発行:早美出版社
A5判
199ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-86042-031-4
Cコード
C0098
一般 単行本 外国文学、その他
出版社在庫情報
絶版
初版年月日
2006年4月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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目次

モーリス・ルブラン『怪盗紳士リュパン』(一九〇七)
 ― リュパンはフランス版シャーロック・ホームズとして生まれた
トーマス・マン『ヴェニスに死す』(一九一二)
 ― 初版はたった百部のベストセラー
アラン=フルニエ『グラン・モーヌ』(一九一三)
 ― フランス青春小説のベスト1
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(一九一三ー一九二七)
 ― 草稿ノートは七五冊、推敲は三五回。
アンドレ・ジッド『田園交響楽』(一九一九)
 ― ローマ法王庁に禁書にされ、なおかつラテン語にまで訳された小説
アガサ・クリスティ『スタイルズ荘の怪事件』(一九二〇)
 ― 世界中で二〇億冊売った作家
イーディス・ウォートン『エイジ・オブ・イノセンス』(一九二〇)
 ― 一八七〇年代ニューヨークを懐かしく描く
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』(一九二二)
 ― 一九二二年二月二日 ―縁起をかついで出版日を決めたジョイス
シンクレア・ルイス『バビット』(一九二二)
 ― アメリカン・ミドルクラスの典型的な人物
イタロ・ズヴェーヴォ『ゼーノの苦悶』(一九二三)
 ― イタリア語圏のコスモポリタン小説
フランシス・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』
 ― なぜか作者が死んでから売れ出したベストセラー
フランツ・カフカ『審判』(一九二六)
 ― フランスでは『星の王子さま』より人気が高い
D・H・ロレンス『チャタレー夫人の恋人』(一九二八)
 ― あまりの淫らさに作家本人も最初は出版をためらった
エーリッヒ・マリア・レマルク『西部戦線異状なし』(一九二九)
 ― 五千万部を売った秘密は作者の改名にあった?
ジョルジュ・シムノン『怪盗レトン』(一九三一)
 ― 北海への旅の途中、エンジン・トラブルで停止した船の中でメグレ警部は生まれた
ルイ=フェルディナン・セリーヌ『夜の果てへの旅』(一九三二)
 ― 原稿を一読した出版者は深夜に編集局長を呼びだした
オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』(一九三二)
 ― 自動車王のフォードを紀元名にした逆ユートピア小説
アンドレ・マルロー『人間の条件』(一九三二)
 ― ガリマールに徹底したゴンクール賞キャンペーンを促した行動小説
マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』(一九三六)
 ― これは「南北問題」を扱ったアメリカにとっての国民文学である
ジョン・スタインベック『ハツカネズミと人間』(一九三七)
 ― 過剰な自然をコントロールしてきたナショナル・アイデンティティの物語
ジャン・ポール・サルトル『嘔吐』(一九三八)
 ― 目の前のカクテルについて語るように書かれた現象学的小説
グレアム・グリーン『権力と栄光』(一九四〇)
 ― 罪人であると同時にキリストでもある主人公の魅力
アルベール・カミュ『異邦人』(一九四二)
 ― 文学アンケートの第1位に輝きつづける20世紀の名作
ヴェルコール『海の沈黙』(一九四二)
 ― ドイツ軍の占領下で手から手へと渡され読まれた抵抗の書
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』(一九四三)
 ― 星の王子さまは最初、レストランのテーブルクロスに描かれたのだった

 あとがき

版元から一言

ニューヨークのレストランのテーブルクロスに描かれて誕生した「星の王子さま」。旅の途中、エンジンが故障で動けなくなった船のなかで生まれたメグレ警部。たった100部の初版からベストセラーになった『ベニスに死す』など、ベストセラーの誕生秘話から見えてくる20世紀世界文学の思いがけない肖像。

著者プロフィール

芳川泰久  (ヨシカワヤスヒサ)  (編著

1951年埼玉県生まれ。文芸評論家。早稲田大学文学学術院教授。著書に、『漱石論 ー 鏡あるいは夢の書法』(河出書房新社)『書斎のトリコロール ― 世紀末フランス小説を読む』(自由国民社)『闘う小説家 バルザック』(せりか書房)『横断する文学 ー〈表象〉臨界を超えて』(ミネルヴァ書房)『私をブンガクに連れてって』(せりか書房)など多数。

荻野哲矢  (オギノテツヤ)  (

1978年新潟生まれ。文筆家。共著に『日本文学にみる純愛百選』(小社)。

中野茂  (ナカノシゲル)  (

1966年群馬県生まれ、文学博士(2004、パリ第Ⅷ大学)。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学(2006)。現在早稲田大学ほか講師。

上記内容は本書刊行時のものです。