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写楽堂物語 岡本 勢一(著/文) - 創風社出版
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写楽堂物語 (シャラクドウモノガタリ) 古本屋の時代とその歴史 (フルホンヤノジダイトソノレキシ)

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発行:創風社出版
四六判
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-86037-339-9   COPY
ISBN 13
9784860373399   COPY
ISBN 10h
4-86037-339-1   COPY
ISBN 10
4860373391   COPY
出版者記号
86037   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2024年1月25日
最終更新日
2024年1月25日
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紹介

 1960年~80年の学生運動を経て、チリ紙交換、古本屋、まんが喫茶、ネット販売と遍歴してきた著者の人生を綴る自伝的小説。
 戦後の貧しい山村での子供時代のエピソード、ベトナム反戦・大学闘争の闘いの中での投獄体験、徳島・高松・岡山・愛媛と変遷しつつチリ紙交換から古本屋としての成功の中、陥った香港での二度目の投獄体験(日本ポルノ王事件)等々の波乱の人生を軽妙に語る。はからずもその歩みは、時代とともに大きく変化していった古本屋の歴史ともいえる。

目次

1.はじめに

2.第1部
2-1.第1章 生い立ちから大学へ
2-1-1.徳島県の山地で育つ
2-1-2.一九四五年敗戦後は貧困と結核の蔓延
2-1-3.寒村ではアルコール中毒者でいっぱい
2-1-4.教師の善意で高校へ
2-1-5.要点整理(古本の)で高校へやっと
2-1-6.徳島県立池田高校普通科に入学
2-1-7.高校では本を読みまくり
2-1-8.学業成績は中以下
2-1-9.池高学生寮はワルのたまり場
2-1-10.ケンカの放校生は相撲部屋へ
2-1-11.高校教育は良かった

2-2.第2章 ベトナム反戦と大学闘争(一九六八~六九)
2-2-1.高松ベ平連の活動
2-2-2.瓦町駅前でのフォークソング
2-2-3.えらく面倒見の良いオッちゃん・オバちゃん
2-2-4.一九六九年一月東大安田講堂落城後の無力感
2-2-5.日共・民青系自治会と対決し、闘いを構築
2-2-6.大学での生活はブラブラ
2-2-7.それでも就職先は一社に内定していたが…

2-3.第3章 一九六九年十月 香川大学本部封鎖から首都決戦へ
2-3-1.七〇年安保反対決戦に燃える
2-3-2.カムフラージュをして決意する
2-3-3.大学本部の封鎖は一日にして放棄す
2-3-4.四国から秘かに首都決戦へ
2-3-5.東京築地でのゲリラ戦―逮捕・拘留
2-3-6.東京築地警察署同房者たちとのオシャベリと友情
2-3-7.ノミ(窃盗犯)たちもタタキだけはしてはいけないと
2-3-8.ノミたちはウソの自白で刑事に協力
2-3-9.兇器準備集合・公務執行妨害罪で起訴されてほぼ一年の中野刑務所暮らし

2-4.第4章 釈放されて再び学生活動家に
2-4-1.明日のために資本論(マルクス)を読む
2-4-2.拘留一年後に出獄・再び活動開始
2-4-3.単位がないのに卒業させたのは大学の不正行為
2-4-4.卒業を受けてしまったことの後悔も
2-4-5.十五年後に高裁判決へのささやかな抵抗(懲役一年六ヶ月執行猶予四年)

2-5.第5章 岡山県倉敷市で反戦・反合の闘い
2-5-1.倉敷市水島労働者共闘会議の結成
2-5-2.日本原基地実弾演習反対闘争を農民とともに
2-5-3. 岡山でのマル青同(毛派)による強要された学生の死
2-5-4.日本原投石事件の真相は
2-5-5.岡山県警の失態を隠すウソ―ケンカ両成敗

2-6.第6章 闘いの備忘録
2-6-1.解放派中原一の死は重すぎる
2-6-2.内部分裂 同志Tの死はつらすぎる
2-6-3.一点突破全面展開の研究
2-6-4.デヴィ夫人のウクライナ訪問は一点突破
2-6-5.SDGsも過去の公害闘争から学べ
2-6-6.私の闘いは何であったのか
2-6-7.「蜂起には至らず」 小嵐九八郎様への手紙 ―その1
2-6-8.『ここは何処、明日への旅路』小嵐九八郎様への手紙 ―その2
2-6-9.城崎勉の判決は政治裁判=報復である
2-6-10.信は変わらない―マリア像を踏まない
2-6-11.面白がってデモに行く人もいる
2-6-12.デモ隊の中にとり込まれた機動隊

3.第2部
3-1.第7章 チリ交で二度目の再生
3-1-1.反戦運動から突然チリ交へ
3-1-2.ひもでくくってなくてもけっこう
3-1-3.チリ交は資源再生と本のリユースである
3-1-4.集めてきたものをなんぼで買ってくれるかがすべて
3-1-5.チリ交の仕事とは―海路の日和
3-1-6.オイルショックで紙価は高騰
3-1-7.チリ交仲間が私の古本屋開店に協力
3-1-8.けれどチリ交の末路は淋しい、悲哀①
3-1-9.けれどチリ交の末路は淋しい、悲哀②
3-1-10.けれどチリ交の末路は淋しい、悲哀③
3-1-11.ホームレスは公園土手で花見はできない
3-1-12.赤城の山に入っていく国定忠治の気持
3-1-13.リヤカー引きのオジさんと犬
3-1-14.故紙の委託制度は利権のかたまり
3-1-15.チリ交は楽しかったか

3-2.第8章 本をひろう人、売る人
3-2-1.ホームレスはひろった本で食っていく
3-2-2.目利きのきく人、よく働く人
3-2-3.ホームレス ― ひろい屋 ― 古本屋は同じ仲間
3-2-4.社会の再編と格差社会
3-2-5.松山市はひろい屋を根絶やしにした
3-2-6.高額な随意契約で取集委託導入
3-2-7.行政支出の監査請求を出す ― 否決
3-2-8.否決されたが、収穫もあったぜ
3-2-9.高知でのチリ交は楽し
3-2-10.高知のあぶないオッちゃん

3-3.第9章 写楽堂(古本屋)ものがたり(創立・繁栄・衰退)
3-3-1.松山の古本屋事情
3-3-2.黄金期と黒船の来航 消えゆく街の古本屋と第四の波
3-3-3.おーい、松山の古本屋はどうなっているんだ?
3-3-4.写楽堂社長へのインタビュー ― 多店舗について
3-3-5.写楽堂社長へのインタビュー ― お店の理念とは
3-3-6.写楽堂社長へのインタビュー ― 外販はどうだったか
3-3-7.写楽堂社長へのインタビュー ― 法人設立のきっかけは?
3-3-8.写楽堂社長へのインタビュー ― 労働組合設立の要求
3-3-9.従業員大脱走後の新たな挑戦とは?【松山の古本屋 写楽堂】

3-4.第10章 人と本が集まるのが古本屋
3-4-1.お店のオープンにはいろんな人が
3-4-2.いろんな学習会・講演会に出かける
3-4-3.シュタイナー教育・生きがい療法から学ぶ
3-4-4.十三回もの講演会・ガン闘病相談
3-4-5.古本買取のあれこれ ジャズの好きな老マルキスト
3-4-6.四国中央市での出張買取、作曲家ドイツ在留
3-4-7.ロシア語の本は入力できない! その1
3-4-8.ロシア語の本は入力できない! その2
3-4-9.まずは食っていくための古本屋
3-4-10.古書組合は排除ではなく共生を
3-4-11.本の収集家はとてつもない大仕事
3-4-12.詩人は、生徒が発した言葉の収集家
3-4-13.八幡浜の大読書家はトイレの中にまで
3-4-14.クラシックを聴きながら読書三昧
3-4-15.本のセドリは昔からいた
3-4-16.伝説の人 オイハギさんは有名人
3-4-17.古本を売りに行くのが恥ずかしい君へ
3-4-18.ごくろうさま、本棚から買う本を選ぶことは知的作業である

4.第3部
4-1.第11章 香港出店の準備には語学と市場調査
4-1-1.英語の勉強 4-1-2.米国への入国査証がとれない
4-1-3.はじめてのサンフランシスコでの思い出 ―古本屋とアメリカンヒッピー―
4-1-4.香港への出店 ― 日本書の古本屋一号店 ―

4-2.第12章 香港写楽堂オープン 一九九四年四月― はじめての日本発古本屋
4-2-1.オープン初日はドッと香港人客が
4-2-2.マンガ、アニメ、ファッション誌、音楽がヒット
4-2-3.一九九七年香港返還は社会構造の変化を促す
4-2-4.尖閣列島問題は民族感情に油を

4-3.第13章 二度目の投獄(日本 ― 香港)
4-3-1.私の誤った判断がポルノ法違反事件へ
4-3-2.ワンチャイ警察への出頭・逮捕
4-3-3.即効裁判で懲役四か月の宣告
4-3-4.東頭刑務所に移される

4-4.第14章 オリの中は香港社会の縮図
4-4-1.オリの中には日本人先着二名がいた
4-4-2.夜はポルノと日本語の教師に
4-4-3.ランドリー工場での懲役労働
4-4-4.ランドリー工場ではお昼寝・散歩
4-4-5.夜はマフィアのバクチ場
4-4-6.保釈されて控訴の準備
4-4-7.この事件は有罪である
4-4-8.アピールの基本方針は執行猶予付きの判決を
4-4-9.控訴審は多くのマスコミ・日本人も
4-4-10.まだまだ続く香港写楽堂
4-4-11.刑務所の味は蜜ではなかった

4-5.第15章 香港の飲茶とナイトスポット
4-5-1.到着した日に会社法人がつくれる
4-5-2.香港の夜は その1
4-5-3.香港の夜は その2
4-5-4.香港観光の変容
4-5-5.香港での飲茶は市民の憩い・交流の場

5.第4部
5-1.第16章 松山の古本屋はどうなっているんだ
5-1-1.古本屋の心意気とは
5-1-2.芋地蔵巡礼 ― イモがなかったら
5-1-3.巌窟王の教えで執念深さを
5-1-4.写楽堂のふしぎ ― あけるしめるを十六回
5-1-5.坊ちゃん書房をたたえる

5-2.第17章 事件後の写楽はどこへいくか?
5-2-1.まんが喫茶「シャーロック」の開店
5-2-2.六年余りで撤退す
5-2-3.過去は記憶の中にだけ存在し、今はネット販売

6.あとがき

著者プロフィール

岡本 勢一  (オカモト セイイチ)  (著/文

1947年1月10日、徳島県三好市山城町下名に生まれる。
池田高校普通科、香川大学経済学部卒業。
1969~70年代にベトナム反戦運動、大学闘争と70年安保闘争、
その後労働運動、社会運動に参加。
チリ紙交換(廃品回収業)を経て古本屋写楽堂。香港にも出店。
趣味は野菜づくり、読書、旅行、山登り、街中探索。
徳島(18年)、香川(6年)、岡山(12年)を経て松山市に在住。

上記内容は本書刊行時のものです。