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「朝鮮通信使饗応の絵巻物」蝦夷地伝来の謎
維新動乱終焉の時
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年5月30日
- 登録日
- 2022年6月3日
- 最終更新日
- 2022年6月3日
紹介
朝鮮国(李朝)とわが国・江戸幕府との「善隣友好の国交」により、慶長12年(1607)から文化8年(1811)の200年余の間、将軍襲位慶賀の名のもとに朝鮮国より使節団が訪れた。その数は12回に亘り、そこで「朝鮮通信使」一行をもてなす行事に欠かせないのが「饗応のメニュー」である。合田家に伝えられた絵巻物「七五三図」は、まさにその接待料理メニューであった。“合田家家宝”となっているこの絵巻物は、誰がなぜに、蝦夷地(北海道)・江差の合田家にもたらしたのか。その由来と伝来の謎を解き明かす。
目次
1.口 絵
2.はじめに
3.一、朝鮮通信使饗応の絵巻物『七五三図』
3-1.①朝鮮通信使とは
3-2.②七五三図とは
3-3.③合田家所蔵『七五三図』 ―上使・小倉藩小笠原家絵巻物
3-4.④蓬左文庫所蔵『朝鮮人御饗応七五三膳部図』奥書
4.二、弓術の奥義書『ゑびらつづり』
5.三、その他の遺品
5-1.①葵の紋入り袋に包まれた小刀
5-2.②九鬼南嶽公の短冊
5-3.③大名厨子・位牌
6.四、わが合田家の歴史
6-1.①累代の当主
6-2.②合田家のルーツ
7.五、繁栄を示す江差の礎 ―蝦夷地では和人文化の中心地だった―
7-1.①江差の曙
7-2.②北前船と鰊漁で繁栄する江差
8.六、維新動乱終焉時の蝦夷地
8-1.①正議隊の変
8-2.②蝦夷(箱館)共和国
9.七、逗留した〝お殿様〟とはいったい何処の誰か
9-1.①蝦夷地入りした三人のお殿様
9-2.②合田家に逗留した〝お殿様〟とは
10.八、合田家に伝えられた「七五三図」の公開
10-1.①鞆の浦での初公開
10-2.②対馬での公開
10-3.③日韓国交正常化五〇年記念 在日韓国文化院で「七五三図」の公開
11.あとがき
12.参考文献
前書きなど
逗留した“お殿様”とはいったい誰なのか
幕末の蝦夷地・江差にある“お殿様”が豪華な「朝鮮通信使饗応の絵巻物」を持ってやってきた。本書は、その人物とは誰なのか、この絵巻物伝来の謎を解き明かす
上記内容は本書刊行時のものです。