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久万高原の聞き書き
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年1月20日
- 登録日
- 2022年1月25日
- 最終更新日
- 2022年1月25日
紹介
地域に生きた人生経験豊富なお年寄りの「聞き書き」により久万高原を舞台に紡がれた13人の人生・13の物語を収録する。聞き書きでは、お年寄りは「ひとつの図書館」と言われている。本書は先人の知恵、暮らしの価値観、しきたり、生業の技術、道徳観・倫理観など、人生の教訓が一杯詰まった図書館である。
目次
1.推薦の言葉 下條信行
2.はじめに 藤目節夫
3.姉さん、借金だけはせんといて!
―「さくらぎ」を拠点に女性時代の魁を生きる― 上岡美喜子さん
4.この道よりわれを活かす道なし
―久万の観光に捧げた人生― 大野愛子さん
5.焼畑の残り火を灯して
―無言の父の教えを胸に山を生きる― 横川照輝さん
6.馬と生きた山村の暮らし
―駄賃持ちを生業として― 石田 照一さん
7.マンガン鉱と木材の搬出を生業として
―ネコ車とワイヤーを扱った六十年― 小栗長太郎さん
8.面河川に育まれ「川の守り人」へ
―川へのご恩返しを胸に― 坂口 鶴男さん
9.「しべきいこと」は借金してでもせい
―遍路宿を営む家に生まれ育って― 高岡順子さん
10.美川茶の伝統を残したい
―お茶作りに精進した七十年― 宮本甫美さん
11.土づくりから始めたタバコ栽培半世紀
―夫婦で目指した品質オールA― 高岡強志さん
12.「ちんちまんま」を食べたくて
―歩け歩け、山の郵便屋さん― 山之内保さん
13.伝統のたすきを次の世代に託す
―川瀬歌舞伎に魅せられて― 段ノ上哮さん
14.ありがたい楽しい人生だった
―グリーンキーパーと農の兼業で山里を生きる― 尾花快哉さん
15.開拓の地にりんごの花を咲かせる
―美味しく安全な果物を届けたくて― 青木正利さん
16.おわりに
前書きなど
「「聞き書き」とは地域に生きた人びとの物語を記録する作業です。人生経験豊富なお年寄りから話を聞き、それを一人称で語っているようにまとめたものが聞き書きです。聞き書きでは、お年寄りは「ひとつの図書館」と言われています。先人の知恵、暮らしの価値観、しきたり、生業の技術、道徳観・倫理観など、人生の教訓が一杯詰まった図書館です。」(本書 まえがきより)
上記内容は本書刊行時のものです。