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戦争と俳句 川名 大(著/文) - 創風社出版
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戦争と俳句 (センソウトハイク)

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発行:創風社出版
A5判
208ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-86037-299-6   COPY
ISBN 13
9784860372996   COPY
ISBN 10h
4-86037-299-9   COPY
ISBN 10
4860372999   COPY
出版者記号
86037   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年12月10日
最終更新日
2020年12月10日
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紹介

富澤赤黄男俳句研究史の最先端を切り開く新資料『戦中俳句日記』の翻刻と読み解き。時局に同調した「支那事変六千句」の皇軍へのバイアスと情報操作の剔出。
戦争と俳句にかかわるテクストを犀利に読み解いた画期的な一冊である。

目次

1.はじめに

2.Ⅰ 『富澤赤黄男戦中俳句日記』を読み解く
 2-1.はじめに
 2-2.一 赤黄男はいつ、どこを転戦したのか
 2-3.二 俳句弾圧を回避するため『天の狼』に収録しなかった句と、表記を改変した句
 2-4.三 赤黄男の西東三鬼像
 2-5.四 赤黄男はどんな本を読んでいたのか
 2-6.五 赤黄男の交友関係―誰に関心を寄せたか
 2-7.六 赤黄男の時局や俳壇への意識と対応
 2-8.七 「蝶墜ちて」の句の生成と赤黄男の詩法
 2-9.八 『天の狼』はどんな経緯で上梓されたのか
 2-10.九 質の異なる二種類の一字空白
 2-11.十 質の異なる二種類の聖戦俳句
 2-12.十一 北千島および占守島守備隊の赤黄男―赤黄男はいつ出征し、いつ帰還したのか
 2-13.十二 北千島の風土・防衛状況・占守島での俳句
 2-14.十三 赤黄男俳句の誤字・仮名遣いおよび文法的な誤り

3.Ⅱ 『富澤赤黄男戦中俳句日記』翻刻

4.Ⅲ 「支那事変六千句」八十年目の真実―皇軍へのバイアスと情報操作―
 4-1.はじめに
 4-2.一 「三千句」「新三千句」の背景
 4-3.二 「前線俳句」と「銃後俳句」のサンプリング結果と分析
 4-4.三 中国戦線の拡大と「前線俳句」「銃後俳句」との連動
 4-5.四 出征俳人の転戦エリア
 4-6.五 中国攻略作戦と「銃後俳句」の素材の連動
 4-7.六 各俳誌の出征俳人の人数と主な出征俳人
 4-8.七 各俳誌の優れた代表的な「前線俳句」
 4-9.八 各俳誌の「銃後俳句」の主な俳人
 4-10.九 各俳誌の優れた代表的な「銃後俳句」
 4-11.十 戦争と俳句に係る各俳誌の立ち位置

5.おわりに

著者プロフィール

川名 大  (カワナ ハジメ)  (著/文

昭和14年(1939)千葉県南房総市生まれ。早稲田大学第一文学部を経て、慶應義塾大学・東京大学両大学院修士課程にて近代俳句を専攻。三好行雄、髙柳重信に師事。近代俳句の軌跡を俳句表現史の視点から構築。

著書に『昭和俳句の展開』『新興俳句表現史論攷』(共に桜楓社)、『昭和俳句新詩精神の水脈』(有精堂出版)、『現代俳句上・下』(ちくま学芸文庫)、『モダン都市と現代俳句』『俳句は文学でありたい』(共に沖積舍)、『挑発する俳句 癒す俳句』(筑摩書房)、『俳句に新風が吹くとき』(文學の森)、『昭和俳句の検証』(笠間書院)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。