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愛媛学を拓く 若林 良和(著/文) - 創風社出版
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愛媛学を拓く

発行:創風社出版
A5判
222ページ
並製
価格 2,100円+税
ISBN
978-4-86037-279-8
Cコード
C0060
一般 単行本 産業総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年9月20日
書店発売日
登録日
2019年10月16日
最終更新日
2019年10月16日
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紹介

地域諸課題の解決に導く指針を提示すべく、愛媛県の南予地域をフィールドとし、愛媛大学と松山大学の教員10名「チームびやびや」(「新鮮」の意味)による共同研究の成果!
4つのキーワード(地域資源、地域協働、地アイデンティティ、地域学)をもとに、独自の研究アプローチから、これからの地域像、地域のあり方を解き明かす、待望の書!!。

「びやびや」とは「新鮮で活きが良い」という意味。メンバーは以下のとおり。

<編集代表>
若林良和/市川虎彦
<参加メンバー>
藤田昌子/鈴木茂/笠松浩樹/三宅和彦/小松洋/太田耕平/牛山眞貴子/林恭輔

目次

1.プロローグ 本書の意図と概要(若林良和)
2.第1章 地域水産物を利用した「ぎょしょく教育」のコンテンツと地域的意義-「愛南ぎょレンジャー」をもとにした検討-(若林良和)
 2-1.はじめに:「ぎょしょく教育」と地域社会
 2-2.愛南町の水産業概要
 2-3.「ぎょしょく教育」の概念と実践
 2-4.地域水産物と「ぎょしょく」コンテンツ
 2-5.おわりに:「ぎょしょく教育」の地域的意義
3.第2章 漁協女性部による課題マネジメントと地域活性化-愛媛県宇和島市を事例として-(藤田昌子)
 3-1.はじめに:漁協女性部と漁村地域
 3-2.対象事例の概要
 3-3.漁協女性部による地域生活課題のマネジメント
 3-4.漁協女性部による地域活性化の展開
 3-5.おわりに:漁協女性部による地域活性化の特徴と可能性
4.第3章 愛媛経済のイノベーション-産業集積と地域経済の持続的発展-(鈴木 茂)
 4-1.はじめに:地元学としての愛媛産業論
 4-2.愛媛県における産業集積と地域特性
 4-3.地域資源と産業集積
 4-4.地域ニーズと産業集積
 4-5.おわりに:地域産業の固有性と持続的発展
5.第4章 無茶々園における農業人材の確保と育成-新たな就農モデル確立へのあゆみ-(笠松浩樹)
 5-1.はじめに:農業と地域アイデンティティ
 5-2.愛媛県における農地・農業の動向と支援策
 5-3.無茶々園の発展と現代的意義
 5-4.無茶々園にみる担い手の確保
 5-5.おわりに:就農を支える組織と地域の協働
6.第5章 6次産業化に取り組む経営者のあり方-南予地域の農水産業の事例分析-(三宅和彦)
 6-1.はじめに:6次産業化をめぐる背景
 6-2.6次産業化経営体及び経営者のタイプ別分類
 6-3.6次産業化経営者の経営資質
 6-4.6次産業経営体及び経営資質の顕在的・潜在的な強みと弱み 
 6-5.おわりに:6次産業化における経営体及び経営資質のあり方
 7.第6章 景観と地域アイデンティティ-南予地域における景観とその保全の試みを中心に-(市川虎彦)
 7-1.はじめに:景観のもつ意味
 7-2.南予の地勢と景観 7-3.絵はがきにみる景観と地域アイデンティティ
 7-4.景観保全の試み
 7-5.おわりに:地域社会と景観
8.第7章 愛媛県のごみ排出の現状と情報源としての「分別辞典」-環境社会学の視点から-(小松 洋)
 8-1.はじめに:ごみにも関心を
 8-2.ごみとは何でどうやって処理されているか
 8-3.愛媛県下ではどれくらいごみが出ているか
 8-4.地域資源としての「ごみ分別辞典」の可能性
 8-5.おわりに:「分別辞典」を環境保全に活かそう
9.第8章 海洋環境と生物生産に関する未来に向けた取り組み-南予地域の養殖生産技術を中心に-(太田耕平)
 9-1.はじめに:南予地域における水産
 9-2.愛南地域における水産業の発展
 9-3.南予地域の海洋環境
 9-4.今後の養殖生産に関する技術
 9-5.おわりに:将来に向けて
10.第9章 無形民俗文化財と地域社会-愛媛県指定無形民俗文化財 花とり踊り(愛南町)を事例として-(牛山眞貴子)
 10-1.はじめに:無形民俗文化財の現状
 10-2.花とり踊り(愛南町正木)の概要
 10-3.正木の花とり踊りの魅力~400年間続く祭祀の踊りと地域アイデンティティ~
 10-4.正木の花とりおどりの現状と課題
 10-5.おわりに:無形民俗文化財への期待?ありのままと進化?
11.第10章 伝統的な祭りにおける変容と発展-乙亥相撲の内容と運営の変遷に着目して-(林 恭輔)
 11-1.はじめに:愛媛県内の奉納相撲
 11-2.野村町の概要
 11-3.乙亥相撲の変遷
 11-4.地域における乙亥相撲の役割
 11-5.おわりに:「乙亥の野村・野村の乙亥」とは何か
12.エピローグ 本書の全体的な総括(若林良和・市川虎彦)

前書きなど

1.本書の目的
 今日の地域には、人口の減少、産業の衰退、環境の破壊、地域コミュニティの弱体化など諸課題が山積し、それらは時間差、地域差で変化し、複雑にからみあっている。そうしたなかで、地域諸課題の解決に向けて、地場産業の振興、地域社会の活性化などに関する様々な指針が策定され、取り組みが展開される。
 本書は、愛媛県の南西部に位置する南予地域をフィールドとし、愛媛大学と松山大学の教員総勢10 名で展開してきた共同研究プロジェクト(研究テーマ「地域(愛媛)アイデンティティの醸成と促進による愛媛学の構築に向けた総合的研究①:南予地域を事例とした地域資源(社会・産業・環境・スポーツ分野)に関する学際的な検討」)の研究成果を公表するものである。共同研究プロジェクトチームのメンバー(愛媛大学教員6名と松山大学教員4名)は人文・社会科学から自然科学までのそれぞれ異なる研究分野を専攻している。メンバーは「チームびやびや」と自称しつつ、これまでの実績をもとに南予地域に存在する研究対象・コンテンツを設定し、メンバー相互の交流と連携をもとにした共同
研究を推進した。この「びやびや」とは新鮮な、活きの良いという意味で、南予地域(愛南町)に伝わる浜言葉(漁村で使われる言語で、方言の一種)であり、「地域資源」のひとつである。
 したがって、本書は、南予地域の社会・産業・自然・環境・スポーツの4分野に関するコンテンツを「地域資源」と位置付け、南予地域のステークホルダーとの協働「地域協働」をもとに、南予地域、さらには、愛媛県という地域のアイデンティティ「地域アイデンティティ」の醸成につながる研究を意図した成果として提示するものである。

著者プロフィール

若林 良和  (ワカバヤシ ヨシカズ)  (著/文

<編集代表>
○若林 良和(わかばやし よしかず)
 愛媛大学副学長、南予水産研究センター・社会共創学部・農学研究科教授
 専門:水産社会学、食育実践論(ぎょしょく教育論)
○市川 虎彦(いちかわ とらひこ)
 松山大学大学院社会学研究科長、人文学部教授
 専門:地域社会学、政治社会学

<参加メンバー>
○藤田 昌子(ふじた あつこ)
 愛媛大学教育学部教授
 専門:生活経営学,家庭科教育
○鈴木 茂(すずき しげる)
 松山大学名誉教授
 専門:財政学、地域経済学
○笠松 浩樹(かさまつ ひろき)
 愛媛大学社会共創学部講師
 専門:農山漁村復興、地域資源の自給・循環
○三宅 和彦(みやけ かずひこ)
 愛媛銀行執行役員・企画広報部長
 専門:農業経営学、金融全般
○小松 洋(こまつ ひろし)
 松山大学人文学部教授
 専門:環境社会学、計量社会v学
○太田 耕平(おおた こうへい)
 九州大学農学研究院准教授
 専門:生殖生物学, 魚類生理学
○牛山 眞貴子(うしやま まきこ)
 愛媛大学社会共創学部教授
 専門:ダンス、スポーツボランティア
○林 恭輔(はやし きょうすけ)
 松山大学人文学部准教授
 専門:体力科学、身体運動学

上記内容は本書刊行時のものです。