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産業用ネットワークの教科書
IoT時代のものづくりを支えるネットワークと関連技術
- 初版年月日
- 2019年1月30日
- 書店発売日
- 2019年1月30日
- 登録日
- 2019年1月23日
- 最終更新日
- 2019年1月23日
紹介
工場現場ではオートメーション技術を進化させることで、より品質の高い
製品を、より効率よく、より低価格にまたより安定的に、かつより変化に対
応できるよう生産する努力が続けられてきた。
そして、オートメーション技術を進化させるため、工場で稼働する多くの
メーカの多くの機器・機械がより多くのデータのやり取りを簡単、効率的、
安定して通信できるようにと発展してきたのが、「産業用ネットワーク」で、
工場オートメーションの基盤技術の1 つとなっている。
本書はこの「産業用ネットワーク」をより普及させるために、以下の目的
で編集されている。
1. 産業用ネットワークに興味をもつ方には、マーケットで使われている
ネットワークの一覧を提供できるような入門書とする。
2. すでに産業用ネットワークを使用されているエンジニアの方には、産業
用ネットワークに関連する技術を概観できる書籍とする。
3. 工場の制御とは直接関係がない方にも、工場の通信とIoTなどの関連を
参照できるような内容を盛り込む。
目次
1章 歴史とマーケット
1-1 産業用ネットワークとは
1-2 オープンなネットワーク
1-3 産業用ネットワークの歴史
1-4 産業用ネットワークのマーケット
1-5 どのように産業用ネットワークを選ぶか?
2章 ネットワークの種類
2-1 フィールドバス
2-1-1 CC-Link
2-1-2 DeviceNet
2-1-3 PROFIBUS DP
2-2 産業用 Ethernet
2-2-1 CC-Link IE
2-2-2 EtherCAT
2-2-3 EtherNet/IP
2-2-4 FL-net
2-2-5 MECHATROLINK
2-2-6 MOBUS TCP/IP
2-2-7 Sercos
2-2-8 PROFINET
2-3 デバイスバス
2-3-1 AS-Interface
2-3-2 IO-Link
2-4 プロセス・オートメーション用
2-4-1 FOUNDATION Fieldbus
2-4-2 HART
2-4-3 PROFIBUS PA
3章 産業用ネットワークを使うアプリケーション
3-1 制御
3-2 アラーム
3-3 安全
3-4 モーション制御
3-5 エネルギー管理
3-6 アセット管理、パラメータ設定
3-7 ロボットにおける産業オープンネットの使われ方
3-8 NC
3-9 映像
3-10 ゲートウェイ
4 章 新しい技術とのかかわり
4-1 セキュリティ
4-2 産業用ネットワークを使って IoT を実現するために
4-2-1 Azure
4-2-2 Edgecross コンソーシアム
4-2-3 FDT による IoT の実現に向けて
4-2-4 OPC
4-2-5 ORiN
4-3 新しい技術
4-3-1 TSN(Time Sensitive Networking)
4-3-2 APL(Advance Physical Layer)
5章 設置と管理 ─トラブルシューティング
5-1 RS-485
5-2 Ethernet
5-3 無線
おわりに
索 引
上記内容は本書刊行時のものです。