書店員向け情報 HELP
「生きる」「暮らす」を支える地域包括ケア
エンドオブライフ・ケアを実現するためのケアマネジメント
- 書店発売日
- 2018年8月6日
- 登録日
- 2018年7月19日
- 最終更新日
- 2018年7月19日
紹介
厚生労働省が推進する「地域包括ケア」体制ですが、この中で重要な役割を担うはずの看護師に向けた教育は、決して十分とは言えません。そのような中で本書は、数少ない「看護の視点から地域包括ケアを学ぶテキスト」として編集しています。事例を多く盛り込みながら、地域包括ケア、そしてそのマネジメントの考え方と方法を分かりやすく示しています。
個人や家族が暮らす地域での「尊厳ある生」を実現する。そのために地域完結型の保健、医療、福祉、介護、見守りなどの日常生活支援を包括的に提供する地域のケアシステムが重要となるなか、「看護」は病院から福祉施設、在宅へと、地域の広範囲にわたって必要とされています。そのため、看護を担う「看護師」は、多様な場で多様なアプローチにより対応できる専門性を持たなければなりません。
本書が、「地域貢献できる人材」としての看護師を育み、専門家のみならず、地域の人々、NPO、市民団体などコミュニティの助け合いによるエンドオブライフ・ケア(end-of-life care)を実現するための一助となることを願っています。
目次
第1章 地域で「生きる」こと、「暮らす」ことを支える
1 地域とは何か
2 「生きる」こと、「暮らす」こととは
3 エンドオブライフ・ケアの考え方
4 地域包括ケアの考え方
第2章 地域包括ケアに必要な「看護」を目指す
1 地域で創る支援の輪・和・話としての地域包括ケア
2 地域の社会資源とネットワークの構築
3 地域包括ケアとマネジメント
4 地域包括ケアの実際
第3章 ケアマネジメントと在宅看護の過程
1 ケアマネジメントの目的と過程
2 24時間の生活マネジメント
3 エンドオブライフ・ケアとケアマネジメント
第4章 地域でエンドオブライフ・ケアを支える看護の視点
1 「生きる」と「暮らす」を支える在宅医療と在宅看護
2 エンドオブライフ・ケアへ向けての退院支援と退院調整
3 継続看護
4 緩和ケアチーム
5 エンドオブライフ・ケアにおける看護の役割
第5章 ケアマネジメントの実際
1 在宅での看取りを支えるケアマネジメント
2 重度障がい者が自立して地域で暮らすことを支えるケアマネジメント
巻末資料 退院前カンファレンスで必要な情報
上記内容は本書刊行時のものです。