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陸・海・空 軍人によるウクライナ侵攻分析 - 日本の未来のために必要なこと - 小川 清史(著/文) - ワニブックス
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陸・海・空 軍人によるウクライナ侵攻分析 - 日本の未来のために必要なこと - (リクカイクウグンジンニヨルウクライナシンコウブンセキ ニホンノミライノタメニヒツヨウナコト)

社会一般
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四六判
304ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-8470-7225-3   COPY
ISBN 13
9784847072253   COPY
ISBN 10h
4-8470-7225-1   COPY
ISBN 10
4847072251   COPY
出版者記号
8470   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年7月
書店発売日
登録日
2022年6月14日
最終更新日
2022年7月22日
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紹介

■緊急出版 チャンネルくらら 神番組を完全書籍化

この戦争はこう読む!
日本人必読の書
安全保障の考え方、国際法の理解の仕方、軍隊の動かし方、戦争に対する備え方

■テレビでは絶対やらない、やれない!世界一客観的な軍事分析 

・なぜロシア軍はウクライナの制空権を奪えなかったのか?
・ロシア軍が黒海の制海権を握っている
・ロシア軍の動きは「ドクトリン」で読み解かないとわからない
・サイバー戦の“失敗”を地上戦で取り返す?
・ウクライナ軍はなぜ善戦できたのか?
・北方領土の東部軍がウクライナに投入された理由
・プーチンは核を使うのか?
・画期的だった防弾チョッキとヘルメットの供与
・ロシア軍はキエフとハリコフを落としてはいけない?
・ロシア軍の将官クラスの戦死者が増えているのはなぜ?
・ロシアは“言ってること”と“やってること”が全然ちがう
・「ウクライナも悪い」論はナンセンス
・明日は我が身? 日本にも迫る「合理的じゃない戦争」の危機
・マリウポリを見捨てるべきか、死守すべきか
・クリミア侵攻後に“大化け”したウクライナ軍
・新しい国際機関がロシアとウクライナの“妥協点”?
・ロシア軍は化学兵器を使用するのか?
・ロシアはすでに極東に対する計画を作っている
・もしロシアが北海道に侵攻してきたら

ウクライナ侵攻が開始されてから約3週間後の3月17日、ユーチューブに1本の動画がアップされました。
本書のもとになった「陸・海・空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」シリーズの第1回です。
投稿者は、憲政史家・倉山満氏が主宰するインターネット番組「チャンネルくらら」。
番組の内容は、防衛問題研究家・桜林美佐氏による司会進行のもと、小川清史元西部方面総監(陸上自衛隊)、伊藤俊幸元呉地方総監(海上自衛隊)、小野田治元航空教育集団司令官(航空自衛隊)という陸・海・空の軍事のプロ中のプロがロシアのウクライナ侵攻を最新情報に基づいて分析・考察するというものです。
この手の専門的(マニアック)な番組は、一般的にあまり再生回数が伸びません。
しかし、同番組に関しては、動画がアップされるや再生数が瞬く間に急上昇し(2022年6月末時点で67万回以上再生)、コメント欄には感謝と賞賛の声があふれていきました。

「日本にもこんなに頼もしい将軍がいたのか」
「テレビでは絶対に聞けない解説。わかりやすい上に、奥が深い」
「なぜメディアはもっとこういう軍事の専門家の意見をとり上げないのか」
「地上波でも放送すべき。テレビに出ている自称「有識者」のコメントはもう十分」
「すごいとしか言いようのない考察。自分になかった発想をたくさん学べた」
(番組コメント欄より要約して引用)

目次

本書の説明


第一章 ウクライナ侵攻のプロの読み方

なぜロシア軍はウクライナの制空権を奪えなかったのか?
ロシア軍が黒海の制海権を握っている
ロシア陸軍の進軍スピードは遅かった?
ロシア軍の動きは「ドクトリン」で読み解かないとわからない
サイバー戦の〝失敗〟を地上戦で取り返す?
キエフ攻撃は目標設定が難しい
ウクライナ軍はなぜ善戦できたのか?
ウクライナに戦闘機を供与しても有効活用できない?
ロシア空軍の実力
プーチンはおかしくなったのか?
北方領土の東部軍がウクライナに投入された理由
プーチンが「敗北」を宣言することはありえない
「ウクライナの非武装化」「中立化」発言の呪縛
キエフを攻めるロシア軍の士気が上がらない理由
プーチンは核を使うのか?
停戦に向けて求められる政治的な駆け引き
プーチンが側近たちに寝首をかかれる可能性は?
ロシア軍と旧日本軍の共通点はPDCA?
画期的だった防弾チョッキとヘルメットの供与
国会で〝タブーなき防衛論議〟を!
国民保護法は今のままで大丈夫か?


第二章 ウクライナ侵攻一か月の分析
ロシア軍はキエフとハリコフを落としてはいけない?
 ロシア軍の将官クラスの戦死者が増えているのはなぜ?
 アメリカ空軍とロシア空軍では「用兵思想」がちがう
 ロシアが極超音速空対地ミサイルを使ったのは〝やり過ぎ〟?
 ロシアの揚陸艦「サラトフ」撃沈の真相
「戦争に善も悪もない」→「合法」と「違法」ならある
ロシアは〝言ってること〟と〝やってること〟が全然ちがう
「ウクライナも悪い」論はナンセンス
日本の〝縦割り〟では独裁国家のハイブリッド戦に対抗できない
ロシア軍の通信は杜撰?
通信ひとつで部隊のレベルが丸わかり
 マリウポリを見捨てるべきか、死守すべきか
 クリミア侵攻後に〝大化け〟したウクライナ軍
 新しい国際機関がロシアとウクライナの〝妥協点〟?
 ロシア軍は化学兵器を使用するのか?

第三章 露の北海道侵略に備えよ
なぜこのタイミングで「総司令官」登場?
ロシア軍はあえて女性や子供を狙っている?
残虐行為は露軍の伝統的〝戦術〟
〝格好の標的〟である駅から避難民を逃すのは危険
戦力の逐次投入がロシア軍の損害を大きくした?
 ウクライナ軍で活躍する優秀なドローン
「エスカレーション抑止のためのエスカレーション」
イギリスがウクライナに供与したハープーンミサイル
「ペルソナ・ノン・グラータ」で日本が示した強い意志
武器供与を加速させるレンドリース法の根拠は「自衛権」?
ロシア軍の部隊配置が意味するものは?
自衛隊は文明的手段の執行組織
西側の軍事介入はありえるか?
「あいつは何を考えているかわからない」も抑止効果がある
国際社会は正しく権利を主張するものの味方
もしロシアが北海道に侵攻してきたら
自衛隊のトラウマ、ベレンコ中尉亡命事件
ロシア兵たちはプーチン政権に〝心〟を縛られている?


第四章 マリウポリの攻防と旗艦「モスクワ」の沈没
旗艦「モスクワ」撃沈でロシアはピンチ?
黒海艦隊の司令官がクビになった本当の理由
ウクライナ東部・南部の制空権はロシアの手に?
飛行禁止区域の設定は「NATO対ロシア」の戦争
おかしなタイミングで〝単独投入〟された空挺部隊
ロシアはキエフを諦めて撤退したわけではない?
戦争の「目的」と「エンドステート」の違い
「マリウポリ」を制するものが戦局を制する?
ロシアの「組織的抵抗線」VS西側諸国の武器供与
今後の目標をうかつに語れないゼレンスキー大統領
ロシアの防御線に〝風穴〟をあければ交渉が有利に
国際政治の目的を見失うことなく戦争をコントロールできるか
外交に求められるのは摩擦を防ぐ「曖昧さ」のグラデーション
目的達成では〝全勝〟していた日本の大東亜戦争

第五章 ウクライナ紛争の今後
 プーチン大統領が冷静さを取り戻した?
飛行機を飛ばさなかったのは天候が理由ではない?
ロシアは戦争目的をほぼ達成した
ロシア国民に「西側=ナチス」のイメージを与えたい
ウクライナ軍が仕掛けた「見せる」ための反撃
ロシアはこれ以上航空機を失うことを恐れている?
ウクライナの戦闘機ではロシアの最新戦闘機に勝てない?
参謀総長の最前線視察は何を意味する?
ロシア軍の被害を拡大させた、ウクライナ軍の「積極機動防御」
「戦車戦」と「機甲戦」は何がちがう?
戦車主体か歩兵主体化で変化する戦術
大隊が砲兵部隊を抱えると実は大変
練度の低い部隊はすぐに集まろうとする
供与決定からわずか72時間で武器が届く
ロシアのミサイルが枯渇する日は近い?
ロシアはすでに極東に対する計画を作っている


本書によせて 桜林美佐

著者プロフィール

小川 清史  (オガワ キヨシ)  (著/文

小川清史
( お が わ き よ し )
昭和35年生まれ。徳島県出身。防衛大学校第26期生、土木工学専攻・陸上自衛隊幹部学校、第36期指揮幕僚課程。米陸軍指揮幕僚大学留学。主要職歴(自衛隊)第8普通科連隊長兼米子駐屯地司令、自衛隊東京地方協力本部長、陸上幕僚監部装備部長、第6師団長、陸上自衛隊幹部学校長、西部方面総監(最終補職)。退職時の階級は「陸将」。現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員。日課として、毎朝マンデリン(珈琲)をドリップで淹れること。趣味イラスト描き。

伊藤 俊幸  (イトウ トシユキ)  (著/文

伊藤俊幸 
( い と う と し ゆ き )

昭和33年生まれ。愛知県名古屋市出身。防衛大学校第25期生。機械工学専攻。筑波大学大学院修士課程修了、修士(地域研究)。主要職歴(自衛隊) 潜水艦はやしお艦長、在米国防衛駐在官、海幕情報課長、情報本部情報官、海幕指揮通信情報部長、第二術科学校長、統合幕僚学校長を経て、海上自衛隊呉地方総監(最終補職)。退職時の階級は「海将」金沢工業大学大学院(虎ノ門キャンパス)教授(専門:リスクマネジメント、リーダーシップ・フォロワーシップ)。日本戦略研究フォーラム政策提言委員、日本安全保障・危機管理学会理事、全国防衛協会連合会常任理事、趣味:ゴルフ、ウオーキング、オペラ歌唱。

小野田 治  (オノダ オサム)  (著/文

昭和29年生まれ。神奈川県横浜市出身。防衛大学校第21期生(航空工学専攻)。航空自衛隊幹部学校指揮幕僚課程。防衛研究所一般課程。主要職歴(自衛隊)航空幕僚監部防衛課長、第3補給処長、第7航空団司令兼百里基地司令、航空幕僚監部人事教育部長、西部航空方面隊司令官、航空教育集団司令官(最終補職)。退職時の階級は「空将」。ハーバード大学シニア・フェロー。東芝インフラシステムズ(株)顧問。(一社)日本安全保障戦略研究所上席研究員。(一社)平和・安全保障研究所理事。コールサイン「Axe」。

桜林 美佐  (サクラバヤシ ミサ)  (著/文

桜林美佐
( さ く ら ば や し み さ )

昭和45年生まれ。東京都出身、日本大学芸術学部卒。防衛・安全保障問題を研究・執筆。2013年防衛研究所 特別課程修了。防衛省「防衛生産・技術基盤研究会」、内閣府「災害時多目的船に関する検討会」委員、防衛省「防衛問題を語る懇談会」メンバー等歴任。安全保障懇話会理事。国家基本問題研究所客員研究員。防衛整備基盤協会評議員。著書に「日本に自衛隊にいてよかった ー自衛隊の東日本大震災」(産経新聞出版)、「自衛隊と防衛産業」(並木書房)など多数。趣味は朗読、歌。

上記内容は本書刊行時のものです。