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流行精神病の時代 野田 正彰(著) - 鹿砦社
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流行精神病の時代 (リュウコウセイシンビョウノジダイ)

社会科学
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発行:鹿砦社
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ14mm
重さ 250g
248ページ
並製
定価 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-8463-1582-5   COPY
ISBN 13
9784846315825   COPY
ISBN 10h
4-8463-1582-7   COPY
ISBN 10
4846315827   COPY
出版者記号
8463   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2025年6月3日
最終更新日
2025年9月9日
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紹介

「発達障害」と「精神病遺伝説」
――精神科医、製薬会社、NHK、学校の病気創りによって、無数の子どもが犠牲になっている。
日本で「精神医療」と呼ばれているものの実相とは。

【内容(一部)】
第一章 「優生保護法」は大学精神医学の常識
第二章 遺伝説を啓蒙した教科書と「精神疾患」
第三章 旭川少女を殺した「自閉症ラベル」
第四章 大阪心療内科放火事件と映画に思う
第五章 原発事故被害者の精神鑑定

目次

第一章 「優生保護法」は日本精神医学の常識
 一・一 現代に息づく優生保護法の思想
 一・二 業界による隠蔽
 一・三 優生保護法をめぐるお祭り訴訟
第二章 教科書と「精神疾患」
 二・一 精神病遺伝説を常識とした学校教育
 二・二 偏見に加担する教科書と法
 二・三 偏見改まらぬ教科書
 二・四 開かれた精神医療をめざして
 二・五 地域精神医学の現状
第三章 旭川少女殺人事件と「発達障害」
 三・一 「発達障害」という流行精神病の作り方
 三・二 旭川女子中学生いじめ凍死事件 雪の少女へのレクイエム
 三・三 雪の少女の哀しみ
 三・四 隠蔽のための「再調査」
第四章 事件と映画に思う
 四・一 自死とは世界の消去なのか 大阪放火事件に思う
 四・二 映画『どうすればよかったか?』を観た人へ
第五章 原発事故被害者の精神鑑定
 五・一 原発被害者が死ぬ前に見た景観
     [精神鑑定書1]菅野重清さん  
     [精神鑑定書2]大久保文雄さん
     [精神鑑定書3]Aさん
 五・二 原子炉との深夜の対話

著者プロフィール

野田 正彰  (ノダ マサアキ)  (

野田正彰(のだ まさあき)
1944年、高知県出身、北海道大学医学部卒業。長浜赤十字病院精神科部長、神戸市外国語大学教授、ウィーン大学招聘教授、京都女子大学教授、関西学院大学教授など歴任。精神病理学者、作家。文化変容、戦争と革命のなかで生きる人間を精神医学者として考察してきた。著書『狂気の起源をもとめて』(中公新書)、『コンピュータ新人類の研究』(文藝春秋、大宅壮一ノンフィクション賞)、『戦争と罪責』『犯罪と精神医療』『喪の途上にて』(講談社ノンフィクション賞)、『災害救援』(以上、岩波書店)、『庭園に死す』(春秋社)、『戯曲 サビーナ』(里文出版)、『虜囚の記憶』(みすず書房)、『社会と精神のゆらぎから』(講談社)他。

上記内容は本書刊行時のものです。