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身の回りの電磁波被曝 荻野晃也(著/文) - 緑風出版
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身の回りの電磁波被曝 (ミノマワリノデンジハヒバク)

社会一般
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発行:緑風出版
四六判
重さ 455g
344ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-8461-1907-2   COPY
ISBN 13
9784846119072   COPY
ISBN 10h
4-8461-1907-6   COPY
ISBN 10
4846119076   COPY
出版者記号
8461   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年3月
書店発売日
登録日
2019年3月20日
最終更新日
2019年3月25日
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紹介

 電磁波の危険性については、最近問題になってきてはいるが、まだまだ知られていないことが多い。また、電磁波過敏症は化学物質過敏症を併発することも多く、患者が急増している。
本書は、電磁波問題研究の第一人者が、携帯電話、スマホ、携帯電波塔からリニア新幹線、イージス・アショアまで、身の周りの電磁波被曝の危険性と対策を解説! 最新の世界の論文まで細かくチェックし、電磁波とは何か、電磁波問題の歴史、実際に起きた事件や最新情報までも網羅し、詳細に分析している。

目次

【第1章】はじめに 11
【第2章】電磁波とは何か 14
【第3章】放射線(能)と電磁波の相違と類似性 21
【第4章】電気・磁気・電磁波を巡る歴史的な背景 27
【第5章】電磁波の影響について:歴史的経過を中心として 31
【第6章】電磁波の影響研究について 44
⑴ 動物・植物を使用した研究・45/⑵ 人間への影響研究:疫学研究・47/⑶ 生殖や細胞レベルの研究・56/⑷ 世界保健機関や国際がん研究機構について・57/⑸ 科学技術の進歩と電磁波研究の進展・62
【第7章】生物の身体と電磁波 63
【第8章】地球環境問題としての電磁波問題 70
【第9章】電磁波と生物進化の関係 79
⑴ 生命の誕生・79/⑵ 浅い海に登場・81/⑶ 海から陸へ移動・81/⑷ 植物から動物へ・82
【第10章】電気利用と電磁波問題(極低周波の小児ガンを中心に) 87
【第11章】極低周波・電磁波の研究(小児白血病以外のガン) 103
⑴ 乳ガンについて・103/⑵ 脳腫瘍について・106/⑶ その他の発がんについて・107
【第12章】極低周波・電磁波の研究(発ガン以外) 109
⑴ 極低周波・電磁波被曝と自殺・109/⑵ 極低周波・電磁波被曝と鬱病・111/⑶ 極低周波・電磁波被曝とてんかん・神経系など・112/⑷ 極低周波・電磁波被曝と糖尿病・肥満・113/⑸ 極低周波・電磁波被曝とアルツハイマー病・認知症・116/⑹ 極低周波・電磁波被曝とALS病・118/⑺ 極低周波・電磁波被曝と心筋梗塞・120/⑻、⑼ 電磁波被曝と卵子、精子異常・121
【第13章】オール電化住宅の危険性:極低周波・高周波・LED 122
【第14章】高周波・電磁波の影響研究(発ガンを中心として) 129
⑴ 高周波・電磁波被曝と脳腫瘍・132/⑵ 高周波・電磁波被曝と甲状腺腫瘍・134/⑶ 血液リンパ系HLガンについて・136/⑷ その他のガンについて・137
【第15章】高周波・電磁波の影響研究(発ガン以外) 138
⑴ 高周波・電磁波被曝と頭痛・140/⑵ 電磁波・電磁波被曝と耳鳴りなど・144/⑶ 高周波・電磁波被曝と睡眠障害・146/⑷ 高周波・電磁波被曝とうつ病・148/⑸ 高周波・電磁波被曝と脳血液関門・149/⑹ 高周波・電磁波被曝とADHDや行動異常・150/⑺ 高周波・電磁波被曝とアルツハイマー病・認知症・153/⑻ 高周波・電磁波被曝と皮膚の関係・154/⑼ 高周波・電磁波被曝と糖尿病・肥満・155
【第16章】電磁波被曝と生殖問題:雌(女性)の場合 157
⑴ 高周波と鶏卵の孵化率・161/⑵ VDT使用による流産の増加・162/⑶ 卵巣・胎児などの遺伝子・ホルモンなどの影響・165
【第17章】電磁波被曝と生殖問題:雄(男性)の場合 167
⑴ 高周波・被曝と精子問題・168/⑵ 極低周波・被曝と精子問題・169/⑶ 日本男子の精子劣化 ・170
【第18章】電磁波に関する社会的な影響問題 174
⑴ 電磁波障害と線下補償を巡って・174/⑵ 機械への悪影響問題・175/⑶ 地球レベルの電磁波影響・177/⑷ 宇宙レベルの電磁波影響・178/⑸ 送電システムと電磁波・179/⑹ スマートフォンと交通事故・180/⑺ ポケモンGOの危険性・181/⑻ 情報の漏洩問題・181/⑼ 核兵器と電磁パルス(EMP)攻撃・182/⑽ 電磁波兵器・183/⑾ 携帯電話と資源戦争・184
【第19章】「イージス・アショア」と軍事用レーダーの危険性 185
⑴ はじめに・185/⑵ イージス・アショアからの電磁波・187/⑶ イージス・アショアの環境影響について・189
【第20章】電磁波の医療応用の問題点 191
⑴ ピップエレキバン・191/⑵ ヘルストロン・ドクタートロン・193/⑶ 波動医療など・194/⑷ ベビー・モニターの問題点・195/⑸ スマートフォンの医療利用・196
【第21章】リニア中央新幹線の電磁波問題 197
⑴ 問題山積・197/⑵ リニアの構造・198/⑶ リニアの電磁波の波形と周波数・201/⑷ リニアの電磁波強度・202/⑸ 中間周波数の場合・206/⑹ 高周波の場合・207/⑺ リニア電磁波の健康影響など・208
【第22章】スマート・グリッドと電磁波問題 215
【第23章】電磁波過敏症 219
【第24章】新しい電子機器と子どもの健康:最近の話題から 223
⑴ LED画面の危険性・224/⑵ ゲーム障害の危険性・227
【第25章】電磁波被曝と動植物への影響 232
【第26章】原発事故と電磁波問題 237
⑴ 米国スリーマイル島原発事故の際の環境異変・237/⑵ チェルノブイリ原発事故の際の環境異変・240/⑶ 福島原発事故の際の環境異変・241
【第27章】電磁波被曝とホメオスタシス 244
⑴ イオン・チャンネルと電磁波問題・245/⑵ 酸化ストレスと電磁波問題・248/⑶ ミトコンドリアと電磁波問題・250/⑷ サイトカインと電磁波問題・251
【第28章】オートファジーと電磁波問題 253
【第29章】国際非電離放射線防護委員会の「新ガイドライン」について 257
⑴ 遅れる新ガイドライン発表・257/⑵ 今までの経過・258/⑶ 「NTP」の実験結果・261/⑷ 「ラマツィーニ研究所(RI)」の実験結果・263/⑸ 二件の研究についての比較・266
【第30章】電磁波の影響から身を守るには 284
⑴ 発生源の場所と強度を知る・284/⑵ 発生源を弱くする・285/⑶ 発生源から距離を取る・286/⑷ 途中で減少させる(遮蔽する)・288/⑸ 電磁波・防護グッズは効果があるのか・289/⑹ 心臓ペースメーカなどを使用している場合・289/⑺ 子供の使用の問題点・290
【第31章】電磁波・利用との共存について 292
【第32章】予防原則・思想の重要性 298
【第33章】電磁波問題の動向 303
【第34章】おわりに 308
主な引用文献・参考資料(日本語のもの。ホームページ。英文論文は省略)・316

資料1 電磁波の卵(濾胞・胚胞・胎児)・出産・生殖組織などへの影響 荻野晃也・作成 338
資料2 携帯電話などの高周波・電磁波の精子・精巣などへの影響 荻野晃也・作成 325
資料3 極低周波・周辺電磁波の精子・精巣などへの影響 荻野晃也・作成 319

著者プロフィール

荻野晃也  (オギノ コウヤ)  (著/文

1940年富山県生まれ。元京都大学工学部講師。理学博士。原子核物理、原子核工学、放射線計測学などを専門とする一方で、原子力、核問題、環境問題などにも物理学者としてかかわっている。また、伊方原発訴訟では住民の特別弁護補佐人となり、1976年には地震活断層原因説による中央構造線の危険性を証言し、断層結果説の国側と対立するなど、住民・市民側に立つ科学者であることを心がけている。現在は「電磁波環境研究所」を主宰。
 主な著書(共著を含む)『狭山事件と科学』(社会思想社)、『原発の安全上欠陥』(第三書館)、『昭和天皇新聞記事集成』(第三書館)、『ガンと電磁波』(技術と人間)、『ケイタイ天国・電磁波地獄』(週刊金曜日)、『携帯電話は安全か?』(日本消費者連盟)、『危ない携帯電話』(緑風出版)、『健康を脅かす電磁波』(緑風出版)、『予防原則・リスク論に関する研究』(本の泉社)、『危ないリニア新幹線』(緑風出版)、『汚染水はコントロールされていない』(第三書館)。
 監訳書に『死の電流』、『電力線電磁場被曝』、『電磁波汚染と健康』(いずれも緑風出版)など。

上記内容は本書刊行時のものです。