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かき乱す〈黒人〉の声
トゥ―マー、アンダソン、ウィンダム・ルイスとヘミングウェイ
発行:論創社
四六判
縦194mm
横135mm
厚さ18mm
252ページ
上製
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年10月15日
- 書店発売日
- 2024年10月7日
- 登録日
- 2024年9月11日
- 最終更新日
- 2024年9月30日
紹介
ハーレム・ルネッサンスを担った黒人作家ジーン・トゥ―マーと、同時代の三人の前衛的白人作家たちの関係に焦点をあてる。アフリカ系アメリカ人の文化へのシャーウッド・アンダソンの傾倒を表す小説Dark Laughterと、アーネスト・ヘミングウェイが書いたその小説のパロディThe Torrents of Spring、さらにそのパロディへのウィンダム・ルイスの賞賛を軸として、黒人文学と白人の文学の密接な相互交渉をつぶさに検証。当時の英語圏における、人種をめぐる文学上の闘争と交渉を浮き彫りにする意欲作。
目次
序 章
第一章 アンダソンとトゥーマー―― 視線の暴力をめぐる、テクスト間の対話
第二章 見つめられる白人――ウィンダム・ルイス『白い輩』とアンダソン
第三章 つきまとう『暗い笑い』――『春の奔流』の文化的位置取りと、反復されるトラウマ
第四章 黒い仮面へのためらい――「ポーター」の草稿を読む
第五章 抑圧的規範への抵抗―― ミンストレル・ショーの転用と『武器よさらば』
第六章 男性的規範の圧制と、抵抗する黒人達――「殺し屋」と『持つと持たぬと』を中心に
参考文献/初出一覧/あとがき/索引
上記内容は本書刊行時のものです。