版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
どこかで叫びが ジョーダン・ピール(編) - フィルムアート社
.
【利用可】 (連絡不要)

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:あり

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

どこかで叫びが (ドコカデサケビガ) ニュー・ブラック・ホラー作品集 (ニューブラックホラーサクヒンシュウ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
A5判
価格 4,800 円+税   5,280 円(税込)
ISBN
978-4-8459-2505-6   COPY
ISBN 13
9784845925056   COPY
ISBN 10h
4-8459-2505-2   COPY
ISBN 10
4845925052   COPY
出版者記号
8459   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2025年7月29日
最終更新日
2025年10月1日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

恐怖が、再定義される──
『ゲット・アウト』の監督・ジョーダン・ピールが送る
黒人作家たちによる恐怖の最前線

【ローカス賞、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞受賞/世界幻想文学大賞最終候補作】

『ゲット・アウト』『アス』『NOPE/ノープ』で世界に衝撃を与えた映画監督・脚本家ジョーダン・ピールが編集を手がける、全編書き下ろしによるブラック・ホラー短篇集。

本アンソロジーに収録された19の作品では、奴隷制度の記憶、公民権運動のトラウマ、移民としての分断されたアイデンティティ、そして現代社会の見えざる暴力など、超自然の恐怖だけでなく、アメリカ社会に深く根を下ろした不正義や歴史的暴力といった“現実”の〈悪夢〉が描かれる。

作家陣には、N・K・ジェミシン、ンネディ・オコラフォー、レベッカ・ローンホース、タナナリーヴ・ドゥーら国際的に高く評価される作家たちが名を連ね、新進気鋭の書き手も多数参加。また、ジョーダン・ピール自身による序文も収録されている。

ローカス賞、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞を受賞したほか、Esquire、CrimeReads、シカゴ公共図書館の「年間ベストブック」にも選出された。
また、英・ガーディアン紙は「今年最高のアンソロジーであるだけでなく、時代を超えて語り継がれる一冊」と絶賛している。

ブラック・ホラーの最前線を記録する、必読のアンソロジー。
あなたがまだ見ぬ恐怖が、ここにある──

目次

序文 ジョーダン・ピール

01「不躾なまなざし」N・K・ジェミシン(押野素子訳)
02「〈目〉と〈歯〉」レベッカ・ローンホース(ハーン小路恭子訳)
03「彷徨う悪魔」キャドウェル・ターンブル(ハーン小路恭子訳)
04「ベイビー・スナッチャーの侵略」レズリー・ンネカ・アリマー(柴田元幸訳)
05「片割れ」ヴァイオレット・アレン(ハーン小路恭子訳)
06「人魚(ラシレン)」エリン・E・アダムズ(ハーン小路恭子訳)
07「乗ってきた男」タナナリーヴ・ドゥー(柴田元幸訳)
08「芸術愛好家」ジャスティン・C・キー(ハーン小路恭子訳)
09「圧」エズラ・クレイタン・ダニエルズ(今井亮一訳)
10「暗い家」ンネディ・オコラフォー(福間 恵訳)
11「ちらつき」L・D・ルイス(坪野圭介訳)
12「世界一最強の女魔術師(オビア・ウーマン)」ナロ・ホプキンソン(今井亮一訳)
13「ノルウッドの動乱」モーリス・ブローダス(今井亮一訳)
14「死者の嘆き」リオン・アミルカー・スコット(押野素子訳)
15「しるしを刻む木のそばで、一羽の鳥がさえずる」ニコール・D・スコニアーズ(福間 恵訳)
16「あるアメリカの寓話」チェシャ・バーク(坪野圭介訳)
17「あなたの幸せな場所」テレンス・テイラー(福間 恵訳)
18「かくれんぼ」P・ジェリ・クラーク(今井亮一訳)
19「オリジン・ストーリー」トチ・オニェブチ(柴田元幸訳)

訳者解説 『どこかで叫びが』におけるブラック・ホラーの意匠 ハーン小路恭子
著者・編者略歴
訳者略歴

前書きなど

私はホラーを、エンターテイメントを通じた浄化(カタルシス)だと考えている。それは自らの深奥にある痛みや恐怖と付き合うための方法なのだ――だが黒人にとってそれはおいそれとできることではないし、過去数十年遡っても、不可能だった。そもそも、物語が語られること自体がなかったからだ。
この小説集には19人の才気溢れる黒人作家たちが集い、それぞれの「沈んだ地」と秘密地下牢を披露してくれている。この作家たちの隣に名を連ねることはこの上なく光栄であり、誇りでもある。物語の形はさまざまだ──悪魔との舞踏に、もうひとつの現実をめぐるファンタジー、本物の、そして架空の怪物たち。それらは我々の心の内奥にある恐怖と欲望を生々しく映し出す想像の産物だ。そしてそれらは、忘れ去られることはない。
──ジョーダン・ピール「序文」より抜粋

著者プロフィール

ジョーダン・ピール  (ジョーダンピール)  (

さまざまな賞に輝いた作家、製作者、映画監督。二〇一七年公開の『ゲット・アウト』は高い評価を得、アカデミー賞四部門にノミネートされ、ピールは最優秀オリジナル脚本賞を受賞。二〇一九年には第二作『アス』の脚本、製作、監督を担当し、一般観客からも批評家からも人気のスマッシュヒットとなり、オリジナルホラー映画ととしては史上最大の公開週興行成績を記録。二〇二二年夏には第三作のSFホラー叙事詩『NOPE/ノープ』を公開、こちらも公開週興行成績第一位となった。ピールとモンキーポー・プロダクションズはヘンリー・セリック監督のコマ撮り映画Wendell & WildをNetflixで発表、ピールは共同脚本、製作のほか声優も担当した。『ゲット・アウト』以前にはピールはコメディ・セントラルのコメディ番組Key & Peeleの共同制作者だった。五シーズンに渡る番組の個性的なスケッチコメディはオンラインでヴァイラル化した。二〇一二年には映画テレビ制作会社モンキーポー・プロダクションズを設立し、ジャンル作品を通じた今までにないストーリーテリングに挑んでいる。

ジョン・ジョーゼフ・アダムズ  (ジョンジョーゼフアダムズ)  (

Best American Science Fiction and Fantasyのシリーズエディターで、Wastelands、The Living Dead、A People’s Future of the United Statesなど四〇冊を超えるアンソロジーの編集を担当。
ヒューゴー賞を受賞した雑誌Lightspeedの編集者でもあり、その姉妹誌Nightmareの創刊から最初の一〇〇号まで編集を務めた。両誌の発行者として、二〇一四年から二〇一六年にかけて、すべて女性、LGBTQ、そしてBIPOC(黒人、先住民、有色人種)のクリエイターによって執筆・編集された特別シリーズDestroyを刊行し、高い評価を受けた。
短編小説の編集をしていないときは、WIREDのポッドキャストThe Geek’s Guide to the Galaxyのプロデューサーを務め、さらに五年間、ホートン・ミフリン・ハーコート社で自身の名を冠した小説の出版ブランドの編集者をしていた。最近では、Kobold PressやMonte Cook GamesのさまざまなテーブルトークRPGのプロジェクトで、編集者(そして時にはゲームデザイナー)として活動している。

ハーン小路恭子  (ハーンショウジキョウコ)  (監訳

専修大学教授。著書に『アメリカン・クライシス──危機の時代の物語のかたち』、ホラー関連の論考に「「黒の恐怖」を奪回せよ──黒人ホラー映画史における創造的プロセスをめぐって」(杉野健太郎編『映画史の論点──映画の〈内〉と〈外〉をめぐって』所収)がある。訳書にローレン・バーラント『残酷な楽観性』(岸まどかとの共訳・近刊予定)など。

今井亮一  (イマイリョウイチ)  (

1987年生まれ。立正大学講師。著書に『路地と世界──世界文学論から読む中上健次』、『スローでディープな英文精読──〈ことば〉を極限まで読み解く』(共著)など。訳書に『スヌーピーがいたアメリカ──『ピーナッツ』で読みとく現代史』、『数の値打ち──グローバル情報化時代に日本文学を読む』(共訳)など。

押野素子  (オシノモトコ)  (

平日は米法律事務所に勤務するパラリーガル、夜間および週末は黒人文化・歴史に関する書籍を日本に紹介するストリート系野良翻訳者として活動。訳書に『アフロフューチャリズム』、『評伝モハメド・アリ』、『ヒップホップ・ジェネレーション』、『フライデー・ブラック』など。ワシントンD.C.近郊在住。

柴田元幸  (シバタモトユキ)  (

1954年生まれ。米文学者、東京大学名誉教授、翻訳家。アメリカ現代文学中心に訳書多数。著書に『アメリカン・ナルシス』、訳書にジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エリック・マコーマック『雲』など。文芸誌『MONKEY』日本語版責任編集、英語版編集。

坪野圭介  (ツボノケイスケ)  (

成城大学准教授。著書に『遊園地と都市文学──アメリカン・メトロポリスのモダニティ』、訳書にベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密──スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』、パトリシア・ハイスミス『サスペンス小説の書き方──パトリシア・ハイスミスの創作講座』、ホイト・ロング『数の値打ち──グローバル情報化時代に日本文学を読む』(共訳)など。

福間 恵  (フクマメグミ)  (

現在、東京大学文学部大江健三郎文庫勤務。訳書にアンドレイ・クルコフ『侵略日記』『戦争日記』(近刊予定)、デイヴィッド・ダムロッシュ『ハーバード大学ダムロッシュ教授の世界文学講義』(共訳)、マイケル・バード、オーランド・バード『作家たちの手紙』(共訳)など。

上記内容は本書刊行時のものです。