版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
ぼくらがアニメを見る理由 藤津亮太(著/文) - フィルムアート社
.

ぼくらがアニメを見る理由 2010年代アニメ時評

四六判
400ページ
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-8459-1836-2
Cコード
C0074
一般 単行本 演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2019年7月5日
最終更新日
2019年8月28日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

『まどマギ』から『天気の子』まで

ぼくらはどうしてアニメを見つづけるのか?
2010年代のアニメはなぜ/何が面白いのか?

国内外、あらゆるジャンルのアニメを縦横無尽に見つめる著者による、
2010年代アニメをいま改めて「言葉でつかまえる」ための、壮大なスケッチがここに。


『君の名は。』『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『この世界の片隅に』『海獣の子供』などの劇場作品から、 『魔法少女まどか☆マギカ』『おそ松さん』『けものフレンズ』『宇宙よりも遠い場所』などTV放映作品、 『父を探して』『LEGO® ムービー』『スパイダーマン:スパイダーバース』などの海外作品まで、 2010年代アニメの何が人を惹き付けてきたのか。

本書はアニメ評論家として活動する筆者が、2010年代アニメ作品を多様な視点で読み解く一冊です。

人気連載「アニメの門」で展開された時評、そして各種雑誌等に掲載された論考を中心に加筆・修正を行い、 2010年代が終わりを迎えようとしている今、この10年間のアニメを改めてみつめなおし、 その広大な流れを掴むために絶好の一冊となっています。


◎本書で言及される作品(予定・順不同)
『星を追う子ども』 『君の名は。』 『天気の子』 『かぐや姫の物語』 『風立ちぬ。』 『ハウルの動く城』 『思い出のマーニー』 『この世界の片隅に』 『リズと青い鳥』 『たまこまーけっと』 『たまこラブストーリー』 『リズと青い鳥』 『おおかみこどもの雨と雪』 『バケモノの子』 『未来のミライ』 『鉄コン筋クリート』 『true tears』 『魔法少女まどか☆マギカ』 『輪るピングドラム』 『虹色ほたる~永遠の夏休み~』 『エウレカセブンAO』 『HUNTER×HUNTER』 『SHIROBAKO』 『ラブライブ!The School Idol Movie』 『心が叫びたがってるんだ。』 『甲鉄城のカバネリ』 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 『けものフレンズ』 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 『さよならの朝に約束の花をかざろう』 『宇宙よりも遠い場所』 『海獣の子供』 『男子高校生の日常』 『ガッチャマン クラウズ』 『サムライフラメンコ』 『アイカツ!』 『THE IDOLM@STER』 『Wake Up, Girls!』 『ラブライブ!』 『アルドノア・ゼロ』 『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』 『ルパン三世 PART Ⅳ』 『おそ松さん』 『リトルウィッチアカデミア』 『ルパン三世 PART 5』 『涼宮ハルヒの憂鬱』 『日常‐nichijou‐』 『宇宙戦艦ヤマト2199』 『花とアリス殺人事件』 『監獄学園』 『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 『甲鉄城のカバネリ』 『ゴッドイーター』 『バーチャルさんはみている』 『プロメア』 『マクダル パイナップルパン王子』 『シュガーラッシュ』 『パラノーマン ブライス・ホローの謎』 『LEGO® ムービー』 『父を探して』 『ズートピア』 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』 『スパイダーマン:スパイダーバース』……

目次

※予定なく変更になる場合がございます

はじめに

第一部 2010年代のアニメ作家たち

■『君の名は。』――新海誠の周辺
モノローグのなくなった世界で――『星を追う子ども』
“新海誠らしさ”とは何か
新海誠作品に見る”実体のない喪失感”と”世界の広がり” ――『君の名は。』
非対称な「入れ替わり」と「当事者性」――『君の名は。』

■『かぐや姫の物語』『風立ちぬ。』――2010年代のスタジオジブリ
宮崎駿のSHOW THE FLAG――『ハウルの動く城』
幻視の中で手を伸ばして――『風立ちぬ』
たけのこの「ふるさと」――『かぐや姫の物語』
高畑勲の描いた「普通」と「理想」
不思議な宙づり感覚のわけ――『思い出のマーニー』

■『この世界の片隅に』――片渕須直のいるところ
アニメ史の中の『この世界の片隅に』
すずの右手と世界の繋がり――『この世界の片隅に』

■『リズと青い鳥』――山田尚子の歩み
柔らかに描き出される時間と人々――『たまこまーけっと』
「変わること」を受けいれること――『たまこラブストーリー』
みぞれと希美の距離感を巧みに描く、映像言語の饒舌さ――『リズと青い鳥』

■『未来のミライ』――細田守の道
「おおかみこども」と「母」と「花」――『おおかみこどもの雨と雪』
「神の手」は大衆を救う――『バケモノの子』
これは“家族”の物語ではない――『未来のミライ』

第二部 作品は語る

■アニメの描くもの
眼を閉じることと開くこと――『鉄コン筋クリート』
その語り口を目だけでなく、音でも聞き分けるために――『true tears』
魔法少女たちに永遠の花束を――『魔法少女まどか☆マギカ』
リンゴ、毛糸、花びら、炎――『輪るピングドラム』
アニメーションの輝きが照らす問題――『虹色ほたる~永遠の夏休み~』
アオが見つけた青い鳥――『エウレカセブンAO』
言葉と「間」――『HUNTER×HUNTER』
三つのレイヤーで描かれるひとつの普遍的な物語――『SHIROBAKO』
μ’s色に上書きされる世界
言葉と心の“不調和”をめぐる物語――『心が叫びたがってるんだ。』
“強者”と”弱者”の物語――『甲鉄城のカバネリ』『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』
「人間ごっこ」が「人間らしさ」へ移り変わる瞬間――『けものフレンズ』
“自由をめぐる物語”の再構築――『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
“母”ではなく、“娘”の物語として――『さよならの朝に約束の花をかざろう』
眼の前にいない友達について考えること――『宇宙よりも遠い場所』
波打ち際から覗き込まれる“祭り”――『海獣の子供』

■キャラクターの風景
記号と肉体の産物としての「キャラクター」――『男子高校生の日常』
ヒーローへの感染――『ガッチャマン クラウズ』『サムライフラメンコ』
「アイドル」の〈あり方〉――『アイカツ!』『THE IDOLM@STER』『Wake Up, Girls!』『ラブライブ!』 
ロボットバトルにおける説得力――『アルドノア・ゼロ』『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』 
内面のない厄介な男――『ルパン三世 PART Ⅳ』
アニメで演じられるコント――『おそ松さん』
未熟なアッコを主人公たらしめたもの――『リトルウィッチアカデミア』
ルパン・イズ・フォーエヴァー――『ルパン三世 PART 5』

■アニメの表現と周辺
アニメにとってのハルヒ、ハルヒにとってのアニメ――『涼宮ハルヒの憂鬱』
帰ってきた「日常」――『日常‐nichijou‐』 
「呪い」を解いた新たなテーマ――『宇宙戦艦ヤマト2199』
アニメーションの事件――『花とアリス殺人事件』 
画面に「うつるもの」と「出せないもの」の境界――『監獄学園』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 
キャラクターの情報量をいかに制御するのか――『甲鉄城のカバネリ』『ゴッドイーター』 
“ベストテン”とはどうあるべきか?――「映画芸術」アニメ除外問題が浮き彫りにしたもの 
これはアニメなのか――『バーチャルさんはみている』 
圧倒的熱量を支える“ルックの説得力” ――『プロメア』

■2010年代海外アニメーション
マクダルの冷や汗――『マクダル パイナップルパン王子』
対照的なエンターテインメント――『シュガーラッシュ』『パラノーマン ブライス・ホローの謎』
「大人の趣味」と「子供の遊び」の葛藤――『LEGO® ムービー』
せめぎ合いこそが人生――『父を探して』
トーキング・アニマルの仕掛け――『ズートピア』
貴種流離譚としての物語構造――『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
「すべての映画がアニメになった」後に――『スパイダーマン:スパイダーバース』

あとがき

著者プロフィール

藤津亮太  (フジツリョウタ)  (著/文

1968年生まれ。アニメ評論家。著書に『「アニメ評論家」宣言』(扶桑社)、『チャンネルはいつもアニメ』(NTT出版)、『声優言』(一迅社)、『わたしの声優道』(河出書房新社)がある。各種カルチャーセンターでアニメの講座を担当するほか、毎月第一金曜日に『アニメの門チャンネル』で生配信を行っている。

上記内容は本書刊行時のものです。