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ぼくらがアニメを見る理由 藤津亮太(著/文) - フィルムアート社
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ぼくらがアニメを見る理由 (ボクラガアニメヲミルリユウ) 2010年代アニメ時評 (ニセンジュウネンダイアニメジヒョウ)

文芸
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四六判
400ページ
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-8459-1836-2   COPY
ISBN 13
9784845918362   COPY
ISBN 10h
4-8459-1836-6   COPY
ISBN 10
4845918366   COPY
出版者記号
8459   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2019年7月5日
最終更新日
2020年11月10日
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書評掲載情報

2019-10-26 日本経済新聞  朝刊
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紹介

『まどマギ』から『天気の子』まで

ぼくらはどうしてアニメを見つづけるのか?
2010年代のアニメはなぜ/何が面白いのか?

国内外、あらゆるジャンルのアニメを縦横無尽に見つめる著者による、
2010年代アニメをいま改めて「言葉でつかまえる」ための、壮大なスケッチがここに。


『君の名は。』『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『この世界の片隅に』『海獣の子供』などの劇場作品から、 『魔法少女まどか☆マギカ』『おそ松さん』『けものフレンズ』『宇宙よりも遠い場所』などTV放映作品、 『父を探して』『LEGO® ムービー』『スパイダーマン:スパイダーバース』などの海外作品まで、 2010年代アニメの何が人を惹き付けてきたのか。

本書はアニメ評論家として活動する筆者が、2010年代アニメ作品を多様な視点で読み解く一冊です。

人気連載「アニメの門」で展開された時評、そして各種雑誌等に掲載された論考を中心に加筆・修正を行い、 2010年代が終わりを迎えようとしている今、この10年間のアニメを改めてみつめなおし、 その広大な流れを掴むために絶好の一冊となっています。


◎本書で言及される作品(予定・順不同)
『星を追う子ども』 『君の名は。』 『天気の子』 『かぐや姫の物語』 『風立ちぬ。』 『ハウルの動く城』 『思い出のマーニー』 『この世界の片隅に』 『リズと青い鳥』 『たまこまーけっと』 『たまこラブストーリー』 『リズと青い鳥』 『おおかみこどもの雨と雪』 『バケモノの子』 『未来のミライ』 『鉄コン筋クリート』 『true tears』 『魔法少女まどか☆マギカ』 『輪るピングドラム』 『虹色ほたる~永遠の夏休み~』 『エウレカセブンAO』 『HUNTER×HUNTER』 『SHIROBAKO』 『ラブライブ!The School Idol Movie』 『心が叫びたがってるんだ。』 『甲鉄城のカバネリ』 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 『けものフレンズ』 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 『さよならの朝に約束の花をかざろう』 『宇宙よりも遠い場所』 『海獣の子供』 『男子高校生の日常』 『ガッチャマン クラウズ』 『サムライフラメンコ』 『アイカツ!』 『THE IDOLM@STER』 『Wake Up, Girls!』 『ラブライブ!』 『アルドノア・ゼロ』 『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』 『ルパン三世 PART Ⅳ』 『おそ松さん』 『リトルウィッチアカデミア』 『ルパン三世 PART 5』 『涼宮ハルヒの憂鬱』 『日常‐nichijou‐』 『宇宙戦艦ヤマト2199』 『花とアリス殺人事件』 『監獄学園』 『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 『甲鉄城のカバネリ』 『ゴッドイーター』 『バーチャルさんはみている』 『プロメア』 『マクダル パイナップルパン王子』 『シュガーラッシュ』 『パラノーマン ブライス・ホローの謎』 『LEGO® ムービー』 『父を探して』 『ズートピア』 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』 『スパイダーマン:スパイダーバース』……

目次

※予定なく変更になる場合がございます

はじめに

第一部 2010年代のアニメ作家たち

■『君の名は。』――新海誠の周辺
モノローグのなくなった世界で――『星を追う子ども』
“新海誠らしさ”とは何か
新海誠作品に見る”実体のない喪失感”と”世界の広がり” ――『君の名は。』
非対称な「入れ替わり」と「当事者性」――『君の名は。』

■『かぐや姫の物語』『風立ちぬ。』――2010年代のスタジオジブリ
宮崎駿のSHOW THE FLAG――『ハウルの動く城』
幻視の中で手を伸ばして――『風立ちぬ』
たけのこの「ふるさと」――『かぐや姫の物語』
高畑勲の描いた「普通」と「理想」
不思議な宙づり感覚のわけ――『思い出のマーニー』

■『この世界の片隅に』――片渕須直のいるところ
アニメ史の中の『この世界の片隅に』
すずの右手と世界の繋がり――『この世界の片隅に』

■『リズと青い鳥』――山田尚子の歩み
柔らかに描き出される時間と人々――『たまこまーけっと』
「変わること」を受けいれること――『たまこラブストーリー』
みぞれと希美の距離感を巧みに描く、映像言語の饒舌さ――『リズと青い鳥』

■『未来のミライ』――細田守の道
「おおかみこども」と「母」と「花」――『おおかみこどもの雨と雪』
「神の手」は大衆を救う――『バケモノの子』
これは“家族”の物語ではない――『未来のミライ』

第二部 作品は語る

■アニメの描くもの
眼を閉じることと開くこと――『鉄コン筋クリート』
その語り口を目だけでなく、音でも聞き分けるために――『true tears』
魔法少女たちに永遠の花束を――『魔法少女まどか☆マギカ』
リンゴ、毛糸、花びら、炎――『輪るピングドラム』
アニメーションの輝きが照らす問題――『虹色ほたる~永遠の夏休み~』
アオが見つけた青い鳥――『エウレカセブンAO』
言葉と「間」――『HUNTER×HUNTER』
三つのレイヤーで描かれるひとつの普遍的な物語――『SHIROBAKO』
μ’s色に上書きされる世界
言葉と心の“不調和”をめぐる物語――『心が叫びたがってるんだ。』
“強者”と”弱者”の物語――『甲鉄城のカバネリ』『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』
「人間ごっこ」が「人間らしさ」へ移り変わる瞬間――『けものフレンズ』
“自由をめぐる物語”の再構築――『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
“母”ではなく、“娘”の物語として――『さよならの朝に約束の花をかざろう』
眼の前にいない友達について考えること――『宇宙よりも遠い場所』
波打ち際から覗き込まれる“祭り”――『海獣の子供』

■キャラクターの風景
記号と肉体の産物としての「キャラクター」――『男子高校生の日常』
ヒーローへの感染――『ガッチャマン クラウズ』『サムライフラメンコ』
「アイドル」の〈あり方〉――『アイカツ!』『THE IDOLM@STER』『Wake Up, Girls!』『ラブライブ!』 
ロボットバトルにおける説得力――『アルドノア・ゼロ』『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』 
内面のない厄介な男――『ルパン三世 PART Ⅳ』
アニメで演じられるコント――『おそ松さん』
未熟なアッコを主人公たらしめたもの――『リトルウィッチアカデミア』
ルパン・イズ・フォーエヴァー――『ルパン三世 PART 5』

■アニメの表現と周辺
アニメにとってのハルヒ、ハルヒにとってのアニメ――『涼宮ハルヒの憂鬱』
帰ってきた「日常」――『日常‐nichijou‐』 
「呪い」を解いた新たなテーマ――『宇宙戦艦ヤマト2199』
アニメーションの事件――『花とアリス殺人事件』 
画面に「うつるもの」と「出せないもの」の境界――『監獄学園』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 
キャラクターの情報量をいかに制御するのか――『甲鉄城のカバネリ』『ゴッドイーター』 
“ベストテン”とはどうあるべきか?――「映画芸術」アニメ除外問題が浮き彫りにしたもの 
これはアニメなのか――『バーチャルさんはみている』 
圧倒的熱量を支える“ルックの説得力” ――『プロメア』

■2010年代海外アニメーション
マクダルの冷や汗――『マクダル パイナップルパン王子』
対照的なエンターテインメント――『シュガーラッシュ』『パラノーマン ブライス・ホローの謎』
「大人の趣味」と「子供の遊び」の葛藤――『LEGO® ムービー』
せめぎ合いこそが人生――『父を探して』
トーキング・アニマルの仕掛け――『ズートピア』
貴種流離譚としての物語構造――『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
「すべての映画がアニメになった」後に――『スパイダーマン:スパイダーバース』

あとがき

著者プロフィール

藤津亮太  (フジツリョウタ)  (著/文

1968年生まれ。アニメ評論家。著書に『「アニメ評論家」宣言』(扶桑社)、『チャンネルはいつもアニメ』(NTT出版)、『声優言』(一迅社)、『わたしの声優道』(河出書房新社)がある。各種カルチャーセンターでアニメの講座を担当するほか、毎月第一金曜日に『アニメの門チャンネル』で生配信を行っている。

上記内容は本書刊行時のものです。