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ト・日 書店
直接取引:あり
あのころ、天皇は神だった
四六判
192ページ
価格
2,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年9月
- 書店発売日
- 2018年9月25日
- 登録日
- 2018年9月3日
- 最終更新日
- 2018年11月8日
書評掲載情報
2018-11-10 |
朝日新聞
朝刊 評者: 西崎文子(東京大学教授・アメリカ政治外交史) |
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紹介
第二次世界大戦中のアメリカで、強制退去によって追われた日系人の一家。
彼らはユタ州の砂漠にある収容所に送られる。家族それぞれの視点から語られる、有刺鉄線の内側で過ごす日々……。
オオツカの長編デビュー作、待望の新訳。
「かつて、「日本人」であるというだけで、囚われたひとたちがいる。ひどいめにあわされたひとたちがいる。かれらの普通の日々を狂わせたのは、「神」だった」
――温又柔(小説家)
「歴史のけたたましい音の下でひっそりと息を殺していた、名もなき声の数々が、物語のなかでこだまする。不穏で、残酷で、そして美しい言葉が」
――藤井光(アメリカ文学研究者)
【内容紹介】
カルフォルニア州バークレーで暮らす日系アメリカ人家族に突然訪れた不幸。
パール・ハーバーの夜、父親が尋問のためFBIに連行された。
そして翌1942年春のある晴れた日、街のいたるところにあの告知が現れた。「強制退去命令十九号」。
残された母親とその子ども二人が、込み合う列車に乗り込み、たどり着いたのは、ユタの埃っぽい砂漠の有刺鉄線で囲われたバラックの町だった…。
「天皇が神だった」あの時代、名もなき家族の人生が深く、大きくゆさぶられる…。
『屋根裏の仏さま』でPEN/フォークナー賞を受賞した、ジュリー・オオツカのデビュー作が小竹由美子の新訳で復刊。
目次
強制退去命令十九号
列車
あのころ、天皇は神だった
よその家の裏庭で
告白
訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。