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出版者情報
地域や漁業と共存共栄する 洋上風力発電づくり
- 書店発売日
- 2021年3月23日
- 登録日
- 2021年3月8日
- 最終更新日
- 2021年3月8日
紹介
日本にも世界が認める
水中のエコロジカルデザインのできる
トップダイバーがいた。
彼は今、脱炭素化社会に向けて
スーパーSDGsな洋上風力づくりに取り組んでいる。
テレビで話題!
「プロフェッショナル~仕事の流儀~」(NHK)
「情熱大陸」(毎日放送)他出演。
*
洋上風力発電はエネルギー問題だけではなく、
漁業や地域の活性化、海の環境のことまで解決する
スーパースターだと確信しています。
これは日本発の技術であり「海の恵みに感謝する」という
哲学として世界に広げることができたら、
どんなにか素晴らしいことでしょう。
*
もくじ
はじめに ── 地球が喜ぶスーパーSDGsな洋上風力づくり
第一章 洋上風力発電との出会い
第二章 海の破壊者、海に感謝する
第三章 洋上風力発電の先進地・ ヨーロッパの海
第四章 日本の海の現状
第五章 日本の海でどのような洋上風力発電をつくったらよいか
第六章 漁業や地域と共存共栄する洋上風力発電づくり
第七章 地球が喜ぶ洋上風力発電を目指して
おわりに
目次
もくじ
はじめに ── 地球が喜ぶスーパーSDGsな洋上風力づくり
第一章 洋上風力発電との出会い
洋上風力発電はじめ、海洋エネルギーに取り組む理由
自分は海を破壊しているのではないか、という葛藤の日々
東京アクアラインが教えてくれた ──
海の中の構造物は海を破壊しているのではない
アクアライン「風の塔」の水中部に集まっていた
たくさんのクロダイやメバル
私の役割は海の中の構造物と生態系の関係を観察して
発信すること
藻場がどんどん消失し砂漠化している日本の海
目が離せなくなった、アメリカの展示会で見た洋上風車の写真
第二章 海の破壊者、海に感謝する
潜水士として四〇年以上、海に潜ってきた
弟の死、部下の裏切りから人生が大転換
「内観」で両親への感謝が湧き上がる
そして海への感謝、すべては海のおかげだった
海に迷惑をかけてきたことは何か
海の中の構造物のまわりに、こんなに魚が集まってきている!
海に恩返しできるとしたら
日本中の海に潜って海の中がどうなっているのか実態を調査
地球のピンチを救えるかもしれない洋上風力発電
第三章 洋上風力発電の先進地・ ヨーロッパの海
三〇年も前に洋上風力発電を始めたデンマークの先見性
一〇年前からヨーロッパの洋上風力発電を見て回る
原発に見切りをつけて洋上風力発電に舵を切ったヨーロッパ
海の中の環境はどうなっているのだろう
オランダ・イマーレス研究所が教えてくれた
「海はとても豊かになっている」
実際に潜ってわかった「ヨーロッパの海は砂漠化していない」
ヨーロッパでは漁業者が海を大切にしている
一二センチに満たないホタテは海に戻す自主規制
五〇年間まったく変わっていない漁獲量
洋上風力発電を軸にすべてが共通の認識をもって動く必要性
第四章 日本の海の現状
日本の海では海藻が消失して砂漠化が広がっている
藻場が消えると生態系のバランスが崩れる
海面下の構造物を工夫することで海の大ピンチは救える
第五章 日本の海でどのような洋上風力発電をつくったらよいか
漁業者の理解なしには洋上風力発電を進めることはできない
洋上風力発電と漁業との共生の先行事例づくり
海の変化がわかる貴重なデータがとれた
風車ができて二年後、海が劇的に変わった
五島の洋上風力発電の下は生き物の宝庫
第六章 漁業や地域と共存共栄する洋上風力発電づくり
本当に地域を豊かにするにはどうすればよいのか
地域の人を幸せにするための仕組みづくり五つのポイント
五島での仕組みづくり実践法
風車を軸に漁場全体をデザインする
洋上風力発電を中心としたデザインができれば世界中から人が集まる
第七章 地球が喜ぶ洋上風力発電を目指して
人間の都合ばかりを優先した開発や漁業はやめよう
私たちは地球のものを使わせてもらっている
地球にしてもらったことに感謝する
洋上風力発電をつくるには事前調査とコミュニケーションが重要
海域全体のバランスを調えるスーパーハーモニーデザイン
日本発の技術と哲学(海の恵みに感謝)を
世界に広げることができたら
コラム01 地球温暖化と海の環境
コラム02 ヨーロッパの洋上風力発電の歴史と現状
コラム03 モナコ公国に招待され基調講演を行う
コラム04 地球環境を大切にする海洋の人材育成
コラム05 SDGsを達成するために
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。