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公務員制度の持続可能性と「働き方改革」 晴山一穂(著/文) - 旬報社
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公務員制度の持続可能性と「働き方改革」 (コウムインセイドノジゾクカノウセイトハタラキカタカイカク) あなたに公共サービスを届け続けるために

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発行:旬報社
A5判
300ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-8451-1835-9   COPY
ISBN 13
9784845118359   COPY
ISBN 10h
4-8451-1835-1   COPY
ISBN 10
4845118351   COPY
出版者記号
8451   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年10月20日
書店発売日
登録日
2023年5月25日
最終更新日
2024年1月24日
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紹介

本来、国家公務員は、憲法第15条において「全体の奉仕者」として規定されており、一部の政治家や「特権階級」のために奉仕するものではなく、国民全体に奉仕する存在である。しかし、憲政史上、約7年8か月と最長となった第二次安倍政権、そしてその後を引き継いだ菅政権下において、公務員のあり方は大きく変容させられ、公務員に対する国民の目は厳しさを増している。
本書は、そうした状況を受け、行政法、労働法などの研究者と国家公務員で組織する労働組合が中心となって立ち上げた「公務員制度研究会」の成果をふまえて、国家公務員が置かれた現状と「全体の奉仕者」としての今後の課題について論じる。

目次

はしがき
第Ⅰ部 全体の奉仕者
 1 公務員とはなにか
 2 憲法から見た公務員――公務員の役割とは
 3 国の行政の仕組みと国家公務員
第Ⅱ部 公務員の役割と公務労働のあるべき姿
 1 国民の生命と健康を守るために
 2 労働者の権利を守るために
 3 安心・安全な国土の維持、保存と建設をめざして
 4 国民の権利と財産を守るために
 5 国民のための経済産業政策の実現
 6 違法電波から国民生活を守る
 7 国民のための税制をめざして
 8 国民の裁判を受ける権利の実現に向けて
 9 県民のための沖縄の開発をめざして
第Ⅲ部 公共サービスの現在
 1 非常勤職員をめぐる現状と課題
 (1)総論
 (2)国の非常勤――現状と課題
 (3)地方自治体の非常勤職員――現状と課題
 (4)国立大学における非常勤職員問題
2 公務の市場化・民間化と公務員
 (1)公務の市場化・民間化が公務員に及ぼす影響
 (2)公務の市場化・民間化が公務員に及ぼす影響
 (3)具体的事件を通した検討
  ①社保庁事件を通した検討
  ②CAD事件を通した検討
 3 公務員と労働法――労働法から見た公務員

著者プロフィール

晴山一穂  (ハレヤマカズホ)  (著/文

福島大学名誉教授、専修大学名誉教授。1948年生まれ。1971年京都大学法学部卒業、76年同大学院法学研究科(博士課程)公法専攻単位取得満期退学、1976年福島大学経済学部助教授(行政法)、1987年10月同行政社会学部助教授、89年教授、2001年同名誉教授、専修大学法学部教授、2018年定年退職、名誉教授。
主な著作として、『日本国憲法と公務員』(学習の友社、2023年)、『官僚制改革の行政法理論』(共著篇、日本評論社、2020年)、『民主的自治体労働者論』(共編著、大月書店、2019年)、『公務員の実像』(共編著、新日本出版社、2013年)、『現代国家と行政法学の課題』(日本評論社、2012年)など多数。

早津裕貴  (ハヤツヒロタカ)  (著/文

金沢大学准教授。1988年生まれ。2011年名古屋大学法学部法律政治学科卒業、2013年名古屋大学大学院法学研究科実務法曹養成専攻終了、名古屋大学大学院法学研究科特任助教、同特任講師等を経て現職。著書に『公務員の法的地位に関する日独比較法研究』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。