版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
ラダック旅遊大全 山本高樹(著/文 | 写真) - 雷鳥社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:あり

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

ラダック旅遊大全 (ラダックリョユウタイゼン)

趣味・実用
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:雷鳥社
B6変形判
縦182mm 横129mm 厚さ16mm
重さ 300g
224ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-8441-3800-6   COPY
ISBN 13
9784844138006   COPY
ISBN 10h
4-8441-3800-6   COPY
ISBN 10
4844138006   COPY
出版者記号
8441   COPY
Cコード
C0026  
0:一般 0:単行本 26:旅行
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年10月18日
最終更新日
2024年1月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ようこそ、空と山々が出会う地へ。

インド北部、ヒマラヤの西外れに位置する山岳地帯、ラダック、ザンスカール、スピティ。平均標高が3500メートルにも達する苛烈な環境にあるこれらの土地では、古くからチベット仏教を信仰する人々が、祖先から受け継いできた素朴な伝統文化と生活様式を守りながら暮らしています。
足かけ十数年にわたってこの地での取材をライフワークとしてきた著者が、その過程で蓄積した膨大な情報を整理してまとめたのが本書となります。各地の街や村、僧院などの詳細な解説をはじめ、2019年に外国人の入域が許可されたばかりの地域の情報や、各地で延伸が続けられる道路の最新状況なども網羅。ラダックを旅するためのガイドブックとして決定版と呼べる内容であるだけでなく、綿密な現地取材に基づいた地域研究書としても価値のある一冊です。

前書きなど

 広大なインドの大地、その北の端に、平均標高が3500メートルに達する山岳地帯がある。ラダック、ザンスカール、スピティ。チベット仏教を信仰し、古くからの伝統文化を守り続ける人々が数多く暮らすこの土地に、僕は魅了され、長い間、足繁く通い続けてきた。
 かつては知る人ぞ知る場所であったこれらの土地に対する認知度は、最近、格段に高まりつつある。インド国内だけでなく、日本を含めた世界各国においても。数多くのインド映画のロケ地に選ばれた影響や、旅行者がWebでシェアする写真や情報の拡散によるところも大きいのかもしれない。その現象は同時に、表面的なイメージや不確かな情報の氾濫によって、これらの土地が観光資源として無闇に消費され、現地の人々の暮らしや自然環境が消耗し、変質してしまう可能性を生じさせている。
 この本で僕は、ラダック、ザンスカール、スピティについて、できるだけありのままの姿を正確に記し、紹介したいと考えた。正確な情報こそが、これらの土地の本来の姿を理解するためにもっとも必要なものだと思うからだ。
 この本が、かの地を実際に旅する人の手助けになればうれしいし、いろいろな都合でなかなか訪れることができない人にも、いつかその日が来ることを想像しながら読んでもらえるとうれしい。そして、かの地が直面しているさまざまな課題についても、少し考えてみてほしい。そんな思いを込めながら、僕はこの本を書いている。
 ようこそ、空と山々が出会う地へ。

著者プロフィール

山本高樹  (ヤマモトタカキ)  (著/文 | 写真

山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。本書のほか、主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)など。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。