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リベラルアーツとしての社会心理学 山下 玲子(編著) - 八千代出版
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リベラルアーツとしての社会心理学 (リベラルアーツトシテノシャカイシンリガク)

社会科学
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発行:八千代出版
A5判
288ページ
並製
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-8429-1881-5   COPY
ISBN 13
9784842918815   COPY
ISBN 10h
4-8429-1881-0   COPY
ISBN 10
4842918810   COPY
出版者記号
8429   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年1月8日
書店発売日
登録日
2024年11月26日
最終更新日
2025年1月14日
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紹介

人が自分自身や社会をどのように捉え、人と人とがどのように関係しあい、社会から影響を受け、また社会に働きかけていくのかを扱う社会心理学。その学びから個人が生きやすさを感じ、よりよい人間関係、社会を構築すること、これが社会心理学の目指すもの。社会心理学を学び、実際の生活や人生に活かすことは、まさにリベラルアーツ=「自由な人間として生きるために必要な教養」そのものといえよう。実生活での体験や見聞きしたことのある出来事と結びつけながら本書を読み、複雑化する現代社会で生き抜くための力の1つとして活用していってもらいたい

目次

第1部 自分を知る・他者を知る・世界を知る―個人内過程
第1章 自己―対人関係の中で自分を知り,評価し,表現する
1自己概念  2自己評価  3自己呈示  4同化と異化の間で
コラム:評判推測の歪み―失敗したので評判がガタ落ちだと感じること
第2章 対人認知―他者の印象はどのように形成され,何に影響を受けるのか
1印象形成の理論―印象はどのように作られるか  2印象形成におけるバイアス  3ステレオタイプの影響
コラム:「男は仕事,女は家庭」という考え方は過去のもの?
第3章 社会的推論―推測をなぜ・どのように「間違える」のか
1ヒューリスティックとバイアス  2原因帰属と属性推論  3推論の合理性から適応性へ
第4章 態度と説得―なぜ、そのひと・こと・ものに影響を受けるのか
1態度  2説得と態度変化  3社会的勢力と要請技法  4消費者に対する影響
第5章 感情と認知―感じること・考えることの相互作用 
1感情  2感情が認知に及ぼす影響  3感情制御  4社会と感情
コラム:組織における感情の役割―LMXと組織行動 

第2部 つながる・争う・和解する・まとまる―対人関係・集団
第6章 反社会的行動と向社会的行動―人を攻撃する心理と助ける心理
1攻撃行動  2援助行動  3攻撃行動・援助行動の抑制要因
コラム:ボランティアを行う心理
第7章 対人コミュニケーション―良好な人間関係を保つために
1対人コミュニケーションの手段  2対人関係の形成・維持  3対人関係の崩壊
第8章 社会的影響―他者の存在が私たちの行動に影響する 
1他者存在の影響  2多数派と少数派  3相互依存
第9章 集団間関係―集団同士の争いごとを加速させる原因を知り,対立を解消する
1集団間対立の要因  2集団所属意識と集団間態度  3集団間の感情  4集団間葛藤の低減
第10章 リーダーシップとキャリアデザイン―働く人の心理
1リーダーシップ研究  2古典的なキャリア心理学研究  3現代社会を意識したキャリア心理学研究
コラム:マミートラックを防ぐ上司の役割
第11章 ジェンダーと格差―作られる性,維持される格差
1ジェンダー研究のための基礎知識  2学習されるジェンダー  3自己を縛るジェンダー意識  4男女平等を阻むジェンダー
コラム:ルッキズムだらけの現代をどう生きるか

第3部 「メディア社会」に生きる私たち―情報行動と社会心理
第12章 政治参加と社会心理―人はなぜ,どのように投票するのか? 
1政治参加と民主政治  2投票行動の理論  3投票行動と政治情報  4投票行動研究と社会心理学
コラム:「政治の話」はタブーなのか?
第13章 リスクコミュニケーション―災害や疫病に関する情報をどう共有し,理解するか
1リスクとリスクコミュニケーション  2リスクコミュニケーションにおけるメディアの役割  3メディアがもたらす問題  4情報化時代のリスクコミュニケーションのあり方
第14章 メディアと集合行動―エンターテインメントとしてのメディアが人々にもたらすものとファン心理
1メディアと流行現象  2メディアとファン行動  3インターネット時代のメディアの送り手/受け手像  4メディアの変容と「新しい」集合行動
コラム:ファン心理を「抽出」する―因子分析という手法
第15章 インターネットコミュニケーション――CMCで変わるわたし・トモダチ・世界
1CMCの特徴  2CMCと人間関係  3SNSにおけるコミュニケーション  4これからのインターネットコミュニケーション
 引用・参考文献  事項索引  人名索引

著者プロフィール

山下 玲子  (ヤマシタ レイコ)  (編著

一橋大学社会学部卒。同大学社会学研究科修士課程修了、博士課程単位取得満期退学。
現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授。専門は社会心理学、メディア論。テレビを中心としたマスメディア、インターネット動画や電子ゲームの効用、子ども向けテレビ番組に関する親の意識や幼児に及ぼす影響などについて研究している。
主な著作に、『YouTubeにハマるを科学する』(共著、日経BP社、2023年)、『ホストセリングを知っていますか―日本の子ども向けテレビCMの実態』(共著、春風社、2015年)。主な翻訳に『ステレオタイプとは何か―「固定観念」から「世界を理解する”説明力”」へ』(監訳、明石書店、2007年)、『ニュースはどのように理解されるか―メディアフレームと政治的意味の構築―』(共訳、慶應義塾大学出版会、2008年)がある。

有馬 明恵  (アリマ アキエ)  (編著

東京外国語大学外国語学部ポルトガル・ブラジル語学科卒。慶應義塾大学社会学研究科修士課程修了、博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、東京女子大学現代教養学部教授、東京経済大学メディア&モビリティ研究所・客員研究員。専門は社会心理学、メディア論、ジェンダー論。人々の情報行動、メディア・コンテンツが人々の意識や行動に与える影響について研究している。
主な著作に『ジェンダーで学ぶメディア論』(共著、世界思想社、2023年)、『内容分析の方法[第2版]』(ナカニシヤ出版、2021年)、『メディアとジェンダー』(共著、2012年、勁草書房)、『テレビと外国イメージ―メディア・ステレオタイピング研究』(共著、勁草書房、2004年)。主な翻訳に『ステレオタイプとは何か―「固定観念」から「世界を理解する”説明力”」へ』(監訳、明石書店、2007年)、『ニュースはどのように理解されるか―メディアフレームと政治的意味の構築―』(共訳、慶應義塾大学出版会、2008年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。