.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
四万十川 水の女
ぬしが難儀にゃ仕様ない
発行:八千代出版
四六判
412ページ
上製
価格
3,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年1月
- 書店発売日
- 2018年1月12日
- 登録日
- 2017年11月29日
- 最終更新日
- 2018年1月10日
紹介
四万十川流域に生きた一人の女性への聞書によって、昭和前半期のこの地域の女性の暮らしとことばをつづる。「ぬしが難儀にゃ仕様ない」のことばには、日々の水汲みや山田の苦労、舅と姑に仕える嫁の避けられない現実を、わが子のために耐え抜く意地と底力が秘められていた。その過酷な暮らしを知ることは、グローバル化経済と都市型消費文化への問いかけ、女性の地位を学び知るきっかけとなろう。ことば(方言)の発音の違いなども丁寧に表した文章からは、地域の暮らし・民俗のことばの思いがけない広がりが伝わってくる
目次
第Ⅰ部 米子さん昔語り
第1章 難儀な目におうた(一:船乗りの難儀―八十八歳― 二:ムラの暮らし―八十九歳― 三:うちらの時―九十歳― 四:どんな目にもおうてきた―九十二歳―)
第2章 里の暮らしと嫁の苦労―九十三歳―(一:冬から春の日々―よとき(時世)がかわった 二:であと(出里)での暮らし 三:嫁は苦労した 四:であとのきょうだい―九十四歳― 五:年の功、年の功―九十六歳―)
第3章 夢に見る―九十九歳
第Ⅱ部 人と自然とことばと暮らし
上記内容は本書刊行時のものです。