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グローバル・ポリティクス : 世界の再構造化と新しい政治学
発行:有信堂高文社
縦210mm
238ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2000年10月
- 登録日
- 2016年8月2日
- 最終更新日
- 2016年8月2日
紹介
本書は、従来の国際政治学の限界や問題点を超えて進むための出発点を示そうとしている。編者は、批判的な思考を進めるための知的刺激となる力を本書が備えるよう心を砕いた。国際政治に関する知の体系と現実との乖離に疑問や不満を感じている人々に、本書を手にしてもらいたいと考えている。また、編者は本書に、大学の学部での教育と大学院での研究を架橋する役割も期待している。国際政治学や国際関係論に関心をもった学生にとって、入門書の次に読むべきものがあまりにも少ない。本書にはかなり応用的な内容をともなった部分があるが、ひととおり国際政治学あるいは国際関係学を学んだ学部学生や、大学院修士課程の学生が、新たな研究テーマを発見し、さらに考察を深めていくための刺激の源となるはずだ。
目次
第1部 現代のグローバリゼーションと国家(ポスト・ウェストファリアの世界秩序へのアプローチ-グローバリゼーションと近代の政治秩序構想の再検討
グローバル/ナショナルの問題構成-危機としてのグローバリゼーション
変容する地球政治のパラダイムに向けて-21世紀への転換点に立って ほか)
第2部 国境の相対化と地域(政治経済のグローバリゼーションと小国の戦略-地域主義・小地域主義の理論とEAECの分析
東アジア安全保障のオルタナティヴ-勢力均衡から協議的アプローチへ
日本のナショナル・アイデンティティ-失われたモデルの意味するもの)
第3部 機能領域と新たなアイデンティティ(第三領域としての市民社会と途上国研究
多文化主義・多言語主義
世界政治をジェンダー化する)
上記内容は本書刊行時のものです。