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中世和歌の記憶-絵巻と仙洞御所の詠歌史-
- 初版年月日
- 2026年1月15日
- 書店発売日
- 2026年1月15日
- 登録日
- 2025年12月3日
- 最終更新日
- 2026年1月14日
紹介
絵巻に描かれた中世や仙洞御所で眺められた中世の記憶を和歌の表現から読み解く!
カラー口絵30点を含む豊富な図版を掲載。
【内容説明】
第一部では、鎌倉から室町時代にかけて制作された「慕帰絵」や「一遍聖絵」、「道成寺縁起」など絵巻の中で詠まれた和歌を検証。和歌の表現や解釈がどのように絵巻の表現と結びついたのかを紐解き、中世における和歌の新たな役割や絵巻の制作意図について考察する。
第二部では、和歌に映し出される「場」の記憶に注目。白河殿、鳥羽殿、北山殿など院政期から鎌倉時代にかけて造営された仙洞御所は権力と歴史の象徴であり、和歌はその造営意図や祝賀性の記憶を保つために詠まれてきた。都市の再興や郊外の開発といった空間の変化を文学研究の視点から捉え直し、空間の創出・継承において和歌が果たした役割を明らかにする。歴史分野における絵画資料と文学作品の新たな活用方法も提示。
目次
カラー口絵(16頁)
序章 和歌の新たな器 ―絵巻制作と空間創出―
第一部 和歌と絵巻の相関
第一章 「慕帰絵」の制作意図 ─画中の童子と覚如詠─
第二章 「慕帰絵」の和歌―慈円詠との出会い―
第三章 文明年間の「慕帰絵」補作と蓮如
第四章 「拾遺古徳伝絵」の和歌―真宗絵巻における法然の日吉社頭詠―
第五章 「一遍聖絵」の和歌―旅の実景として―
第六章 西行伝絵巻と時宗 ―「一遍聖絵」「遊行上人縁起絵」東国遊行の場面―
第七章 絵巻「道成寺縁起」の和歌
第二部 和歌と仙洞御所の相関
第一章 白河殿 ―発展と追憶―
第二章 鳥羽殿 ―「池辺松」と二つの皇統―
第三章 法住寺殿 ―愛鳥趣味と院政期歌壇―
第四章 北山殿 ―西園寺家のみゆき待つ桜―
第五章 亀山殿 ―後嵯峨院と祝いの桜―
第六章 「春日権現験記絵」―描かれた庭園とうたかたの内裏―
終章 宝蔵と絵巻 ―記憶と和歌の本質―
略系図
あとがき/索引(作品・史料名索引、人名索引)
◆書き下ろしコラム
平安・鎌倉の小世界―ドールハウス・ジオラマ・盆栽―
四方四季庭園と空想建築
中世の夜景 ―篝屋と盂蘭盆会―
「桟敷」―行列・祭礼見物のドラマ―
「作り泉」―仙洞御所の納涼遊び―
上記内容は本書刊行時のものです。









