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外記日記 新抄 2・享禄二年外記日記 前田育徳会尊経閣文庫(編集) - 八木書店出版部
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外記日記 新抄 2・享禄二年外記日記 (ゲキニッキ シンショウ ニ キョウロクニネンゲキニッキ)

歴史・地理
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A4判
縦221mm 横311mm 厚さ32mm
312ページ
定価 37,000円+税
ISBN
978-4-8406-2373-5   COPY
ISBN 13
9784840623735   COPY
ISBN 10h
4-8406-2373-2   COPY
ISBN 10
4840623732   COPY
出版者記号
8406   COPY
Cコード
C3321  
3:専門 3:全集・双書 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年8月25日
書店発売日
登録日
2020年7月20日
最終更新日
2020年8月20日
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紹介

●外記日記(新抄)
 中原氏西大路流の中原師種(生没年未詳)による日記。十四世紀半ばに中原師栄によって書写された。文永元年~同四年(一二六四~六七)・弘安十年(一二八七)の五年分を所収する。記録類が少ない鎌倉時代後期において、政治史的に重要な記事を多く含み、貴重である。
 尊経閣本は唯一の古写本であり、他の写本は尊経閣本の系統となる。『続史籍集覧』に「新抄」として翻刻されるが、国会図書館本が底本で、良質な写本の公開が望まれていた。紙背文書は『大日本史料』で一部翻刻されているが、今回の影印により全容が初めて公開される。

●享禄二年外記日記
 室町時代後期に朝廷の事務官として活躍した外記、清原業賢(一四九九~一五六六)の日記。享禄二年(一五二九)分が現存する。文書行政の実務に携わる立場の人物が筆録した記録として価値が高い。
 尊経閣本は自筆原本。これまで未翻刻であり、今回の影印により初めて公開される。

目次

■高精細カラー版 外記日記新抄
巻四 文永四年(正月~十二月)
巻四 紙背
巻五 弘安十年(正月~十二月)
巻五 紙背
参考図版(紙背文書の透過光撮影)

■高精細カラー版 享禄二年外記日記
巻上(二月~八月)
巻上 紙背
巻下(九月~十二月)
巻下 紙背
参考図版

遠藤珠紀「尊経閣文庫所蔵『外記日記新抄』解説」
遠藤珠紀「尊経閣文庫所蔵『享禄二年外記日記』解説」

著者プロフィール

前田育徳会尊経閣文庫  (マエダイクトクカイソンケイカクブンコ)  (編集

「尊経閣文庫」は正式には公益財団法人前田育徳会の通称である。前田育徳会の前身である育徳財団は、大正十五年(一九二六)二月二十六日、加賀前田家第十六代当主前田利為により設立された。「尊経閣文庫」は、収蔵品の中核ともいうべき第五代当主前田綱紀の蔵書名「尊経閣蔵書」に因んで名付けられたとされる。文庫が収蔵・管理する文化財は、大別して美術工芸品・典籍文書類・建造物から成り、そのうち国指定文化財は、国宝二十二件・重要文化財七十七件を数え、わが国の特殊図書館(古典文庫)の中では質量ともに群を抜いている。架蔵する典籍文書類は、国書約七千五百部、漢籍約四千百部、文書約二千五百点を数え、一定条件のもとで研究者の閲覧に供している。

遠藤 珠紀  (エンドウ タマキ)  (解説

東京大学史料編纂所助教・博士(文学)。中世朝廷制度史。
〔主な著書〕『中世朝廷の官司制度』(吉川弘文館、2011年)・『尊経閣善本影印集成72・73 外記日記 新抄・享禄二年外記日記』(解説執筆、八木書店、2019年・2020年予定)・『尊経閣善本影印集成52 局中宝』(解説執筆、八木書店、2012年)・共編『勘仲記』3~6(八木書店、2013年~2019年)・共編『兼見卿記』1~7(八木書店、2014年~2019年)・『大日本古記録薩戒記』6・別巻(岩波書店、2016年・2019年)

上記内容は本書刊行時のものです。