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新訂増補弁官補任 第1
発行:八木書店出版部
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ23mm
重さ 590g
384ページ
定価
15,000円+税
- 初版年月日
- 2020年3月25日
- 書店発売日
- 2020年4月13日
- 登録日
- 2020年3月4日
- 最終更新日
- 2020年4月1日
紹介
長らく品切れで、重版の俟たれていた第1巻を、このたび新たな底本を使用し、30年以上の歳月をかけ、最近利用できるようになった諸史料によって出来る限り補足し、版面もすべて新しく組み直した。
弁官は、朝廷の最高機関、太政官の職である左大弁・右大弁・左中弁・右中弁・左少弁・右少弁の総称である。左右の弁官局があり、少納言局と合せ、太政官三局という。太政官内の庶務を取扱い、宣旨、官符などの発布や諸国,諸官庁と太政官との連絡などをすべて司った。本書は、左右弁官の官位・位階・氏名を年ごとに列挙し、各人の下に任日・兼官・叙任の記事を注した補任次第書である。
今回の新訂増補版では、現存最古の写本であり、最善本である広橋家旧蔵本「弁官補任」(国立歴史民俗博物館所蔵)を底本とし、出来るだけ広橋本を忠実に再現した(旧版の底本は、山科家旧蔵本、宮内庁書陵部所蔵)。さらに陽明文庫所蔵の「勘例」、宮内庁書陵部所蔵伏見宮家本「弁官叙任勘例」等によって補った。また、古代の部分については、広橋家本にない部分、山科家本にない部分においては、写本が無いため、「正倉院文書」等他の史料によって増補改訂を施した。
『弁官補任』は、主に奈良時代の史書や古文書、平安・鎌倉時代の古記録・古文書・史書、更には同時期の文学関係の古典・和歌などを読む際の必携の研究道具となっている。なお、利用者の便宜をはかるために、あらたに人名索引を付した。
目次
凡例
増補改訂に寄せて
目次
大宝元年(701)~文永11年(1274)
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。