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ソーシャル・イノベーションとしての自然学校 西村 仁志(著/文) - みくに出版
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ソーシャル・イノベーションとしての自然学校 (ソーシャル イノベーショントシテノシゼンガッコウ) 成立と発展のダイナミズム (セイリツトハッテンノダイナミズム)

社会科学
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発行:みくに出版
A5判
183ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8403-0498-6   COPY
ISBN 13
9784840304986   COPY
ISBN 10h
4-8403-0498-X   COPY
ISBN 10
484030498X   COPY
出版者記号
8403   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

本書「ソーシャル・イノベーションとしての自然学校」は、地域の持続可能な発展に貢献する「自然学校」とその創業者をソーシャル・イノベーションという観点から分析した日本初の研究をまとめたものです。
2014年を最終年として「持続可能な発展のための教育の10年」が進行している現在、各地の自然学校においてもその実践が重ねられ、地域の持続可能性に貢献する事例が数多く見い出されるようになっています。また、自然学校とソーシャル・イノベーションの関連、またソーシャル・イノベーターとしての自然学校創業者・経営者について著者が強く意識するに至ったことが、本書の問題意識となっています。
本書は2011年2月に、著者により同志社大学大学院総合政策科学研究科に提出された博士学位論文『日本における「自然学校」の成立に関する研究――ソーシャル・イノベーションの観点から――』がもとになっています。東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故を経験した日本では、いま持続可能な社会、社会的公正と存在の豊かさの実現に向けた着実な歩みが求められています。それはソーシャル・イノベーションによって実現されなければならないものです。環境教育、ソーシャル・イノベーションに携わる方、自然学校の関係者、またそうした分野での研究や実践を志す若い世代の皆さんに本書をおすすめします。

目次

第1章 研究の枠組
第1節 序
第2節  研究の背景
第3節 研究の目的・方法・構成
第2章 ソーシャル・イノベーションの動向と論点の提示
第1節 近年のソーシャル・イノベーションの議論の動向
第2節 ソーシャル・イノベーションの定義
第3節 ソーシャル・イノベーションの創出プロセス
第4節  SIの「マインド」「ツール」「スキル」
第5節 SIが求められる領域とその展望
第6節 結語
第3章 自然学校の成立動向
第1節 自然学校の前身
第2節 「自然学校」の先駆け
第3節 「自然学校運動」の始まり
第4節 自然体験と「体験学習法」の出会い
第5節 「自然学校宣言」とJEEFの法人化
第6節 地域へのひろがり
第7節 90年代以降の教育政策のなかでの自然学校
第8節 自然学校をめぐるその他の省庁等の動き
第9節 専門人材の育成―自然学校指導者養成講座
第10節 愛・地球博―森の自然学校・里の自然学校
第11節 自然学校の実態
第12節 結語
第4章 アメリカにおける自然学校の展開と日本への影響
第1節 アメリカの自然学校からの感化
第2節 アメリカにおけるフロンティア
第3節 初期の少年キャンプ
第4節 全米各地への普及
第5節 活動内容の充実と学校教育への導入
第6節 環境教育の時代
第7節 カリキュラム・教材開発へ
第8節 冒険教育のひろがり
第9節 日本の自然学校運動への影響
第10節 結語
第5章 自然学校による「持続可能な社会」へのイノベーション
第1節 「持続可能性」概念
第2節 「環境教育」から「ESD」へ
第3節 ESDと自然学校について
第4節 自然学校におけるESDの実践
第5節 エコツーリズムの確立
第6節 自然災害への救援と復興支援
第7節 CSRの観点から
第8節 多様な働き方・生き方の提示
第9節 結語
第6章 自然学校によるソーシャル・イノベーションの考察
第1節 自然学校の「マインド」「ツール」「スキル」
第2節 自然学校によるSIプロセスの検討
第3節 自然学校によるSIの展望と課題
第4節 結語
第7章 結論および今後の課題
第1節 知見の整理と総括
第2節 今後の課題
参考文献

著者プロフィール

西村 仁志  (ニシムラ ヒトシ)  (著/文

西村仁志(にしむら・ひとし)広島修道大学人間環境学部 准教授環境共育事務所カラーズ代表公益社団法人 日本環境教育フォーラム 理事1963年 京都市に生まれる1986年 同志社大学経済学部卒業    京都YMCA専門職1993年 環境共育事務所カラーズ開業2006年 同志社大学大学院総合政策科学研究科博士課程(前期課程)修了    同志社大学大学院総合政策科学研究科 助教授2011年 博士(ソーシャル・イノベーション)(同志社大学)2012年 広島修道大学人間環境学部 准教授専 門 ソーシャル・イノベーション、環境教育

上記内容は本書刊行時のものです。