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谷川浩司の将棋 振り飛車篇 谷川浩司(著/文) - マイナビ出版
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谷川浩司の将棋 振り飛車篇 (タニガワコウジノショウギ フリビシャヘン)

趣味・実用
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A5判
272ページ
定価 2,480円+税
ISBN
978-4-8399-7127-4   COPY
ISBN 13
9784839971274   COPY
ISBN 10h
4-8399-7127-7   COPY
ISBN 10
4839971277   COPY
出版者記号
8399   COPY
Cコード
C2076  
2:実用 0:単行本 76:諸芸・娯楽
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年10月9日
最終更新日
2019年11月8日
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紹介

私は羽生善治九段と170局近い対局をしているが、その中でも振り飛車の将棋が結構ある。それも4局取り上げた。二人とも基本は居飛車党だが、タイトル戦での番勝負の中で、「一局は振り飛車を指してみたい」と互いに思うことがよくあったのだ。そうしたいつも指している将棋以外の将棋を試す気持ちが、結果的に芸域を広げることや、技術を高めることつながった、と自負している。
(まえがきより)

本書は谷川浩司九段が43年に及ぶ将棋人生を自らの言葉で振り返る「谷川浩司の将棋」シリーズ第2弾、振り飛車篇です。

中学生棋士としてプロデビューしてから現在に至るまで常に一線で活躍し続けてきた谷川九段にしか語れない言葉あります。

本書は第1部は振り飛車の変遷を振り返る「講座編 私的振り飛車観」。第2部は自戦記という構成です。

大山康晴十五世名人、森安秀光九段など、往年の名振り飛車党を相手にした将棋から、羽生善治九段との激闘、さらには若手の菅井竜也七段の阪田流向かい飛車を迎え撃った将棋まで、谷川九段が選んだ珠玉の20局を詳細に解説します。

大山時代が終わり、将棋界の主流が相居飛車になってもなお、タイトル戦などの大舞台で絶えることなく指されてきた振り飛車の名局をぜひ、対局者である谷川九段本人の解説でお楽しみください。

目次

谷川浩司の将棋 振り飛車篇 目次

第1部 講座編 私的振り飛車観

第2部 自戦記編

第1局 思い出の山田定跡
谷川浩司八段 対 米長邦雄棋王

第2局 兄弟子との名人戦
谷川浩司名人 対 森安秀光八段

第3局 福崎穴熊と戦う
谷川浩司棋王 対 福崎文吾十段

第4局 高橋王位に挑戦
高橋道雄王位 対 谷川浩司九段

第5局 大山先生との順位戦
大山康晴十五世名人 対 谷川浩司王位

第6局 全力で戦った一戦
谷川浩司王位 対 内藤國雄九段

第7局 初の竜王に就く
谷川浩司王位王座 対 羽生善治竜王

第8局 向かい飛車のさばき
深浦康市五段 対 谷川浩司王将

第9局 羽生六冠に挑む
谷川浩司九段 対 羽生善治竜王

第10局 竜王奪還
谷川浩司九段 対 羽生善治竜王

第11局 8手目△6四歩に振り飛車
谷川浩司竜王名人 対 中原誠永世十段

第12局 加藤棒銀と戦う
加藤一二三九段 対 谷川浩司九段

第13局 名人復位はならず
佐藤康光名人 対 谷川浩司九段

第14局 藤井システムを採用
田中寅彦九段 対 谷川浩司九段

第15局 システムを巡る駆け引き
谷川浩司九段 対 森内俊之八段

第16局 初めての試み
羽生善治竜王名人 対 谷川浩司王位

第17局 元祖藤井システムと戦う
藤井猛九段 対 谷川浩司王位

第18局 負けた方が降級という一番
谷川浩司九段 対 鈴木大介八段

第19局 2手目△3二飛戦法を使う
渡辺明竜王 対 谷川浩司九段

第20局 阪田流と戦う
谷川浩司九段 対 菅井竜也王位

コラム1 振り飛車との接点
コラム2 振り飛車の可能性

著者プロフィール

谷川浩司  (タニガワコウジ)  (著/文

谷川浩司(たにがわ・こうじ)
1962年4月6日生まれ  兵庫県神戸市出身
1973年 5級で若松政和八段門
1976年12月20日 四段
1984年4月1日 九段
 1983年、第41期名人戦でタイトル戦初登場にして名人位を獲得。21歳の名人は史上最年少記録。1997年、第55期名人戦で通算5期獲得で「十七世名人」の資格を得る。2002年、通算1000勝(特別将棋栄誉賞)達成。2012年12月から2017年1月まで日本将棋連盟会長。
 タイトル戦登場は57回。獲得は竜王4、名人5、王位6、王座1、棋王3、王将4、棋聖4の27期。棋戦優勝は22回。
 著書は「月下推敲」、「光速の終盤術」、「光速の寄せ」シリーズ、「光速の詰将棋」、「完全版 谷川流寄せの法則」(日本将棋連盟)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。