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疫病と日本文学
発行:三弥井書店
四六判
254ページ
定価
2,500円+税
- 初版年月日
- 2021年7月15日
- 書店発売日
- 2021年7月15日
- 登録日
- 2021年7月13日
- 最終更新日
- 2021年7月13日
書評掲載情報
2021-10-17 |
読売新聞
朝刊 評者: 佐藤信(東京大学名誉教授・古代史学者) |
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紹介
日本文学の描いた疫病とその渦中に生きた人々の姿を、中古から現代に至る千年のスパンで見渡す。
目次
はじめに 疫病と日本文学──千年の表現史を追う(日比嘉高)
■感染症の今をよむ
パンデミック小説の地図を書く(日比嘉高)
コラム 生き延びていくために─金原ひとみ「アンソーシャル ディスタンス」と「腹を空かせた勇者ども」(飯田祐子)
俳句と疫病─コレラとコロナウィルスの句を読む(藤田祐史)
コラム 疫病と日本語(宮地朝子)
鬼は〝そこ〟にいる、しかし〝それ〟は遍在する─疫病とエクリチュールと(高木 信)
コラム 隠喩としての「戦争」、隠喩としての「埋葬」─閻連科と方方の文学から疫病を考える(尹 芷汐)
■感染症をふりかえる
人喰い鬼と疫病神─「大正」を襲った「流行感冒」(島村 輝)
コラム 伝記にみる医師とコレラ(榊原千鶴)
中世説話の「心」をもつ病─『今昔物語集』を中心に(中根千絵)
コラム 疫病を表象する信仰の文学暼見(近本謙介)
コロナとコロリ─幕末の江戸災厄体験記の奇書『後昔安全録』とその著者について(塩村 耕)
王朝文学における疫病(大井田晴彦)
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。