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俗化する宗教表象と明治時代
縁起・絵伝・怪異
発行:三弥井書店
A5判
316ページ
定価
2,800円+税
- 書店発売日
- 2018年2月12日
- 登録日
- 2018年1月29日
- 最終更新日
- 2018年1月29日
目次
はじめに 鈴木堅弘
Ⅰ 開化期の高僧絵伝・聖人伝説
高僧伝のゆくえ──『高祖見真大師御旧跡要図』 堤 邦彦
親鸞聖人御寿像周辺──民衆の中の「信」と「疑」 菊池政和
殖産興業と一向一揆──田中長嶺の描いた三河真宗 塩谷菊美
『小敦盛』の近代 佐谷眞木人
明治期における西郷隆盛の噂話をめぐって──開化と郷愁 橋本章彦
Ⅱ 仏教説話・寺社伝承の明治時代
「牛人間」のはなし──仏教説話のなかの畜身変成譚と「件」伝承 北城伸子
怪火の究明──人魂・火の化物 門脇 大
描かれる霊験譚──「牛に引かれて善光寺詣り」 鬼頭尚義
韓国清平寺の思想蛇説話──言説からみる時代性と地域性 朴 美暻
Ⅲ モノとしての寺社縁起と近代
明治期の長谷寺鳥瞰図──炎上・再建と縁起言説 藤巻和宏
略縁起とみやげ──『三河国八橋略縁起』と京銘菓八ッ橋 末松憲子
写真と仏像の近代──ほとけの作品化と商品化 佐藤守弘
寺社縁起における〈近代〉とは何か──増福院縁起絵巻と語られる怨霊譚 鈴木堅弘
あとがき 堤 邦彦
上記内容は本書刊行時のものです。