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出版者情報
メンタルに効く西洋美術
逆境にもくじけないアーティストたち
- 初版年月日
- 2020年8月20日
- 書店発売日
- 2020年8月24日
- 登録日
- 2020年7月4日
- 最終更新日
- 2020年8月22日
紹介
《ぼやく、ふてくされる、すっとぼける…。時にはどろ臭い面を見せつつも、
美術を生業とした人々はどのようなメンタルで生き抜いたのか?
作家やコレクター、批評家の肉声が伝える、美術の制作現場。
手紙・伝記・新聞・日誌などに残された"言葉"から、西洋美術をひも解きます!》
1.可愛さあまって憎さ100倍......?〈ゴーギャン&ゴッホ〉
2.教皇の愛から逃れるすべはない〈ミケランジェロ〉
3.雑草魂、極まれり〈ウィリアム・ホガース〉
4.印象派時代の二強女性〈メアリー・カサット&ルイジーヌ〉
5.するめタイプは飽きがこない〈ラファエロ〉
6.仁義なきビジネスマン〈モネ〉
7.スピリチュアルな大転身〈ジェームズ・ティソ〉
8.戦時の対照的な記録写真〈ドロシア・ラング & アンセル・アダムス〉
9.スケッチばかりで何も完成させられない!〈レオナルド・ダ・ヴィンチ〉
本書は、アートの世界に生きた作家・コレクター・批評家たちの肉声を集めた美術の読みものです。
ルネサンス三大巨匠や印象派のモネ&カサット、ポスト印象派のゴーギャン&ゴッホなど人気の作家から、
ホガースやラングといったエッジの効いた作家まで、その生き様を紹介。
後世にまで名を残した彼らですが、常に順風満帆というわけではありませんでした。
逆境にもがき苦しみながら、それでも創ることを止めずに胆力で生き抜いたアートの偉人たち。
彼らの悲喜こもごもには、私たちが現代を生きるヒントがたくさん詰まっています!
目次
EPISODE1 可愛さあまって憎さ100倍……?
<その1>メンタルマッチョなゴーギャン
<その2>ハイリー・センシティブ男子、ゴッホ
column/見えないものを描くか、見えるものを描くか
ダウンロード OR アップロード
EPISODE2 教皇の愛から逃れるすべはない
才能がありすぎたミケランジェロの、苦悶と愛
column/西洋思想に見る「カップル」の起源
my other half
EPISODE3 曲線の魅力
雑草魂のホガース
column/ホガースに学ぶ「アートの見方」
EPISODE4 印象派時代の二強女性
<その1>アート・メディエーターの画家、カサット
<その2>ドガを最初に買った米コレクター、ルイジーヌ
<その3>カサットとルイジーヌの女性参政権運動
Column/現代における美術館の理念&役割
EPISODE5 するめタイプは飽きがこない
「人間力」という才能、ラファエロ
column/『法の精神』著者、モンテスキューが語る「美の基準」
EPISODE6 仁義なきビジネスマン
恩ある画商への、モネの仕打ち
column/現代のギャラリー事情
EPISODE7 ファッショナブル絵画から宗教画へ
ジェームズ・ティソの華麗なる転身
column/アーティストとチャペル
EPISODE8 共感か同情か––日系人強制収容所の記録写真
<その1>被写体に寄り添うドロシア・ラング
<その2>スマイル至上主義のアンセル・アダムス
column/意志を継ぐ者
EPISODE9 スケッチばかりで何も完成させられない!
夢想家レオナルド・ ダ・ヴィンチ
column/予言者レオナルド
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。