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秘文字 泡坂妻夫(著/文) - 復刊ドットコム
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秘文字

B5判
200ページ
定価 17,000円+税
ISBN
9784835457444
Cコード
C0093
一般 単行本 日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年7月
書店発売日
登録日
2020年5月23日
最終更新日
2020年6月26日
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紹介

世界初、書き下ろし暗号小説を暗号化した幻の奇書!
激レアな「解答編」小冊子付きで復刻!!

泡坂妻夫、中井英夫、日影丈吉という異色ミステリー作家3人による共著として1979年に刊行された『秘文字』。それぞれが「暗号を題材とした短編推理小説」を1本ずつ持ち寄り、さらにその本文全体を丸ごと暗号化してしまったという前代未聞の内容で、読者に二重の謎解きを挑んだ、知的遊戯の極致とも言える奇書中の奇書です。
帯に推薦文を寄せた寺山修司が「耽美的な陰翳をもつ『月蝕文学』の揃いぶみ」と評した著者3人の愛読者のみならず、ミステリーファンならば誰しも心惹かれずにはいられないことでしょう。

一見しただけではまるで不可解な文字や記号が果てしなく続く本文には、本書の装丁家でもある画家・建石修志による幻想的な挿画が2色刷りであしらわれており、「暗号」という仕掛けそのものが薫らす妖しげな香りをいっそう引き立てています。

巻末には『暗号大全』などの著書でも知られる暗号研究の第一人者・長田順行による「暗号法とその解き方」を収録。さまざまな暗号の種類とその解読法を、豊富な例図とともに紹介した論考で、それ自体が独立した1編の読み物として興味深い内容ですが、まずは本文の小説3作がそれぞれどの方式によって暗号化されたものなのかを、この論考を参照しながら見当をつけるところから『秘文字』への挑戦は始まります。

また、原本には読者ハガキが付属しており、これを出版社へ送ると、暗号を解読することで現れる短編小説の原文を収めた「解答編」小冊子が郵送で折り返しプレゼントされることになっていました。現在では『秘文字』の本体そのものが稀覯書となっていますが、とりわけこの小冊子も完備したものは、古書店やオークションなどでも入手困難になっています。

こうした事情もあって『秘文字』は、各著者の熱心なファンの間でも「噂には聞いたことがあるが実物は見たことがない」「見たことはあるが買えなかった」「そのような本の存在自体を知らなかった」といった声の高い“幻の本”となっています。今回、この珍無類の書物を、原本の2色刷り再現+「解答編」小冊子付きの仕様で復刻版として刊行いたします。

※1979年刊行の初版(B5判/函入り/ハードカバー)の復刻であり、1983年刊行の普及版(A5判/ソフトカバー)とは仕様が異なります。

目次

▼収録内容
泡坂妻夫「かげろう飛車」
中井英夫「薔薇への遺言」
日影丈吉「こわいはずだよ狐が通る」
長田順行「暗号法とその解き方」

著者プロフィール

泡坂妻夫  (アワサカツマオ)  (著/文

泡坂妻夫(あわさか つまお)
1933~2009年。小説家・奇術師。代表作に「亜愛一郎シリーズ」など。『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞。『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞。『蔭桔梗』で第103回直木賞。

中井英夫  (ナカイヒデオ)  (著/文

中井英夫(なかい ひでお)
1922~1993年。小説家。また短歌雑誌の編集者として寺山修司、塚本邦雄らを見出した。代表作は日本推理小説の三大奇書の一つとも称される『虚無への供物』、ほかに『とらんぷ譚』『黒衣の短歌史』など。

日影丈吉  (ヒカゲジョウキチ)  (著/文

日影丈吉(ひかげ じょうきち)
1908~1991年。小説家・翻訳家。代表作に『真赤な子犬』など。短篇小説集『泥汽車』で第18回泉鏡花文学賞を受賞。また訳業としてガストン・ルルー『オペラ座の怪人』など。

長田順行  (ナガタジュンコウ)  (監修

長田順行(ながた じゅんこう)
1929~2007年。作家・暗号研究者。日本暗号協会会長。著書に『暗号と推理小説』『暗号大全:原理とその世界』など。

上記内容は本書刊行時のものです。