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「大阪の学校」草創期を読む 辻本 雅史(著) - ブレーンセンター
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新なにわ塾叢書 7

「大阪の学校」草創期を読む

新書判
710ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-8339-0707-1
Cコード
C0237
一般 新書 教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年4月10日
書店発売日
登録日
2015年4月7日
最終更新日
2020年7月14日
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紹介

明治・大正期、日本の教育界をリードする豪華な「学校」が大阪に続々と誕生しました。地元の学校は地元が造って運営する。江戸時代以来、大阪に息づく誇りたかき町民自治の伝統が日本人の度肝を抜いたのです。ひるがえって、今、大阪人に日本を先導する心意気や、いかに。

目次

◎第1章 石田梅岩と心学講舎 いまに生きる経営倫理
著・辻本雅史
・石田梅岩について
・「開悟」からの語り出し
・梅岩学登場のインパクト
・学問観の転換
・「学問」する民衆
・梅岩の思想と経済倫理
・今なぜ梅岩か
・石門心学の創出と展開
・ 大阪の心学講舎──明誠舎のこと

◎第2章 町人が作った小学校とその建築美
著・川島智生
・華やかなりし小学校建築の数々御殿造りあり煉瓦造りあり
・なぜ学区制度廃止前に豪華な校舎が続々と誕生したのか?
・近代日本が持ち得た最も豪華な小学校が大阪に群としてあった
・そうそうたる建築家たちが手がけた名建築群
・標準化され没個性となった学校建築
……など

◎第3章 川口居留地から始まったミッション・スクールと女子教育
著・西口 忠
・外国人居留地の概要
・遊歩規程と内地旅行免状
・川口居留地について
・ミッション・スクールとキリスト教学校
・プール学院と桃山学院

◎第4章 懐徳堂と泊園書院 私塾が果たした役割と大学
著・藪田 貫
・学校とは何か
・近代大阪の私塾と大学
・近世大坂の漢学塾
・競合する私塾
・閑話休題
・明治・大正期の泊園書院
・「文科大学不在」の時代

◎第5章 高等教育機関の変遷 旧制高等学校・旧制専門学校・大学
著・山東 功
・獣医師養成機関を淵源にもつ大阪府立大学
・大津事件の大審院長・児島惟謙が名誉校員の関西大学
・初代校長は著名な建築家・片岡安氏の大阪工業大学
・経済学者・黒正巌が創設に奔走した大阪経済大学
・大阪の旧制高等学校は2校大阪高等学校と浪速高等学校
・大阪の高等教育機関の中で重要な施設・舎密局
・実学偏重の大阪
……など

◎資料編I 100年前の女学生卒業文
今世紀の女子 個人に与えられた天職

◎資料編II 女学校設立年表
女子教育発祥の地、大阪川口居留地。
大阪に創設された女学校の歴史。

◎資料編III 草創期ビジュアル年表
経済的、社会的苦難を乗り越え、
大阪に根を張る(旭区、東淀川区)私学。
関西工学専修学校(現在の大阪工業大学)、昭和高等商業学校(現在の大阪経済大学)。

◎資料編IV 講演者から塾生に配布されたレジュメ

前書きなど

嵐に立つ。
地元の学校は地元が造って運営する。
大阪に息づく誇りたかき町民自治の伝統。

版元から一言

大阪の近現代史を学ぶと、日本の未来が見えてくる。
ヒントは進取の気風と民間の力。

著者プロフィール

辻本 雅史  (ツジモト マサシ)  (

国立台湾大学教授・京都大学名誉教授/京都大学文学部卒。同大学院教育学研究科博士課程退学。文学博士。京都大学教授を経て、2012年から現職。専門は教育史・日本思想史。主な著書に『「学び」の復権』『思想と教育のメディア史』『教育を「江戸」から考える』など。

川島 智生  (カワシマ トモオ)  (

京都華頂大学教授/京都工芸繊維大学大学院博士課程修了・博士(学術)、関西の小学校建築史で博士号を取得。近著に『近代京都における小学校建築』著作に『近代日本のビール醸造史と産業遺産』『近代奈良の建築家岩崎平太郎の仕事』、共著に『関西のモダニズム建築』『民芸運動と建築』。季刊雑誌『文教施設』に小学校の建築史学を2004年より連載。

西口 忠  (ニシグチ タダシ)  (

桃山学院史料室職員/川口居留地研究会事務局、日本聖公会歴史研究会会長、日本英学史学会副会長、『大阪春秋』編集委員。『桃山学院百年史』『桃山学院創立125周年記念誌』『大阪川口居留地の研究』編集。『聖公会新聞』に「日本聖公会史そぞろ歩き」を共同執筆。

藪田 貫  (ヤブタ ユタカ)  (

関西大学文学部教授・同大学大阪都市遺産研究センター長/1971年大阪大学文学部卒業、同大学院修士課程・同大学助手・京都橘女子大学を経て1990年関西大学に教授として着任。専門は日本史、特に江戸時代(近世)の社会史・女性史。泊園記念会会長。主な著書に『男と女の近世史』『武士の町大坂』など。

山東 功  (サントウ イサオ)  (

大阪府立大学21 世紀科学研究機構教授、大学史編纂研究所所長/大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了、文学博士。大阪女子大学講師、大阪府立大学准教授を経て、2011年から現職。専門は日本語学、日本思想史、高等教育史。主な著書に『大学を学ぶ─大阪府立大学史への誘い─』『唱歌と国語』『日本語の観察者たち』など。

上記内容は本書刊行時のものです。