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在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:あり(その他)
後藤正治ノンフィクション集 第9巻
発行:ブレーンセンター
文庫判
734ページ
並製
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年4月10日
- 書店発売日
- 2015年4月10日
- 登録日
- 2015年4月11日
- 最終更新日
- 2020年7月14日
書評掲載情報
2016-05-01 | 東京新聞/中日新聞 |
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紹介
若者たちの反抗が世界的規模で巻き起こった1960年代。その渦中で青春期を生きた筆者が、往時の象徴としての歌手、ボクサー、思想家などを取り上げ、いまなお汲むに足るものを探り当てんとする『一九六〇年代の肖像』。人物ノンフィクションの名品を収録する。
目次
『一九六〇年代の肖像』
滅びの演歌
黄金時代
君は決して一人じゃない
天馬、駆ける
海を流れる河
あとがき
『表現者の航跡』
摩天楼の伝説
ハードボイルド
キャスター
プリンス
思想の整体師
愛のプロ
老人フリーター
あとがき
『孤高の戦い人(Ⅰ)』
二つの故郷
巣立ち
絆
あとがき
第九巻解説――小野民樹
第九巻への覚書
前書きなど
映画でたとえれば、タルコフスキーやテオ・アンゲロプロスの映像だろうか。怠惰な長回しではなく、ワンカットの中にいくつかのシーンがくみこまれていて、やや薄暗いスクリーンに柔らかな光が射し、いつのまにか時も流れ、人も変わって……
後藤さんの文章を読むと、そんなことを感じるときがある。DVDで確認しようとすると、もうその印象は朧げになっている。しかし後藤さんの作品には「埋み火」はたしかにそこに存在するのだ。(中略)
思いかえしてみると、後藤さんの本をけっこうたくさんつくったが、直接仕事の話をしたことはほとんどない。「どうですかね」「まあいいんじゃないですかね」というくらいだ。受け取った原稿をめぐって、編集者と著者が机をたたいて激論するというのは、テレビドラマの世界だろう。話さなければわからないような人とは、話したってわからないのだ。
後藤さんのテーマは「人間」である。……小野民樹氏「解説」より
上記内容は本書刊行時のものです。