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認知症の人間学 中村博武(著/文) - 風媒社
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認知症の人間学 (ニンチショウノニンゲンガク) 認知症の人の内面世界を哲学から読み解く (ニンチショウノヒトノナイメンセカイヲテツガクカラヨミトク)

哲学・宗教
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発行:風媒社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ16mm
重さ 269g
218ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8331-3188-9   COPY
ISBN 13
9784833131889   COPY
ISBN 10h
4-8331-3188-9   COPY
ISBN 10
4833131889   COPY
出版者記号
8331   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年5月25日
書店発売日
登録日
2023年5月26日
最終更新日
2024年1月24日
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紹介

誤解に満ちた固定観念から離れて、哲学的視座から認知症の人の内面世界を見直し、認知症とともに生きることの意味を問う。

目次

ねらいと構成

第一章 認知症の人の内面世界と生活
認知症の世界的急増と病態
資料本とその執筆経緯
認知症の人の内面と社会的偏見
認知症の人の日常生活とその内面
認知症の人の内面―時間感覚の消失
認知症の人の内面―最後まで残る自己
認知症の人の対人関係とその内面
認知症の人の信仰
補論 認知症の神学と魂の性質について
おわりに

第二章 ジャン=ジャック・ルソーの晩年の自己
存在の感情
存在の感情と認知症の人の証言
真の自己の形成
秩序を愛する感情
補論 イギリスの理神論

第三章 老人の特質と自己論
老人の特質
八木誠一の自我論
「私は私のみで私である」という自我の諸問題
「私は私のみで私である」という自我とマインドコントロール
統合作用と統合体
直接経験
宗教における「単なる自我」の克服
統合作用と聖書
神は人間の内面に介入する
統合論への疑問
人間はなぜ神を求めるのか
認知症の人の言表を自己―自我論と統合論で吟味する
理性的自我出現の哲学的背景
点的自我の克服
二つの認識方法
慟哭せぬもの
自己の諸相

第四章 認知症の人の証言とベルクソンの『物質と記憶』
はじめに
脳の機能を超え出た知覚と記憶
二種類の記憶と失語症の分析
知覚と記憶の生成に関する二つの仮説
記憶の形成メカニズムについての脳神経科学の仮説
純粋知覚と純粋記憶
ベルクソン仮説と認知症の人の証言
海馬の役割についての脳神経科学の知見とベルクソン仮説
認知症の諸々の症状をベルクソン仮説から読み解く
認知症予防とベルクソン仮説
認知症の人の自己意識と脳神経科学の一見解
認知症の人の訴えとベルクソン仮説
自己の行方
持続と存在の情感

第五章 フランクルの人間学
認知症体験と強制収容所体験
「もとに在る」存在様式と応答性
身体性を超える愛
精神的人格
超越からの呼びかけと意味への意志
過去という存在のあり方
フランクルの人間論が認知症の人に開示するもの
死を超え出る自己
世界の時空間を超えた地平

第六章 認知症の人が問いかけるもの
自己の身体と精神
老人の身体と精神
主客分裂以前の経験
意味を求める意志
宗教における自己
脳神経科学の限界
認知症の中核症状とベルクソン仮説
認知症の人が問いかけるもの
認知症の人の人権
自己の根底にはたらく自己を超えるもの
認知症の人のケアに求められるもの
認知症後も持続する自己

あとがき

著者プロフィール

中村博武  (ナカムラヒロム)  (著/文

1953年生まれ。1977年、名古屋大学文学部史学科地理学専攻 卒業
1998年、京都大学大学院人間・環境学研究科 博士課程修了、博士(人間・環境学) 専門分野 文化交流史
名古屋市立高等学校教諭を経て、元プール学院大学短期大学部教授。
(著書)
『宣教と受容』(思文閣、2000年、単著)、『国際堺学を学ぶ人のために』(世界思想社、2013年、共著)、『自己への視点』(聖公会出版、2013年、単著)、『宗教を開く』(聖公会出版、2015年、共著)など。

上記内容は本書刊行時のものです。