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中国古典の解釈と分析
日本・台湾学術交流
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年3月1日
- 書店発売日
- 2012年4月20日
- 登録日
- 2012年3月16日
- 最終更新日
- 2012年10月24日
紹介
北海道大学大学院文学研究科と国立台湾大学中国文学系との共同開催で行われた「東アジアの経典解釈における言語分析」第1回国際シンポジウム(2006年8月)の成果をまとめた論文集。このシンポジウムは、経典・解釈・文献学の密接な関係に着目し、東アジア地域における、儒家と仏教、言語と哲理、文献と思想、解釈と言語分析などの間の、異なった研究方法や理論を融合して、経典の文化的価値および精神的伝統をより深く広く探求し継承していくことを目指したものである。論文集の中国語版は2010年にすでに刊行されており、本書はその翻訳に加え、新たに修正や増補を施して日本語版としてリメイクし、広く日本の中国学の発展に資するようにするものである。
目次
日本語版 はしがき(佐藤 鍊太郎)
序文 (佐藤 鍊太郎・鄭吉雄)
<言語と概念>
一 解釈の觀點から「易」「陰陽」「乾坤」の字義を論ず /二 單語家族の研究から「天行健」の意味を論ず
三 「神明」の思想―『易』傳を中心として /四 『關尹子』が先秦の作品ではないことの言語的證據
五 『六度集經』言語の口語性について―疑問代詞體と例として
<解釋の問題と方法>
六 『簡帛典籍における異文問題を論ず /七 『論語鄭氏注』の思想的特色 /八 明經博士家の『論語』解釋
―清原宣賢を考察の中心として /九 惠棟『九經古義』における經書解釋の觀念―「經之義存乎訓」探求
<思想と宗教>
十 説一切有部における二種類の漢釋佛傳の佛陀に對する異なる解釋について /十一 儒教思想における知
行觀―孟子を中心に論ず /十二 王門朱得之の師説理解とその莊子注 /十三 「心外無法」の系譜―王陽
明「心外無理」と山岡鐵舟「心外無刀」
<道徳と經學>
十四 變化を掌握する道徳―『筍子』における「誠」概念の構造 /十五 二程子の“ 經 ”學―朱熹の批判を
通してみる程・朱の立場の相違
上記内容は本書刊行時のものです。