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イギリス国立公園の現状と未来 畠山 武道(編著) - 北海道大学出版会
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イギリス国立公園の現状と未来 進化する自然公園制度の確立に向けて (シンカスルシゼンコウエンセイドノカクリツニムケテ)

社会科学
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A5判
384ページ
上製
定価 5,600円+税
ISBN
978-4-8329-6759-5   COPY
ISBN 13
9784832967595   COPY
ISBN 10h
4-8329-6759-2   COPY
ISBN 10
4832967592   COPY
出版者記号
8329   COPY
Cコード
C3032  
3:専門 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年2月1日
書店発売日
登録日
2012年1月23日
最終更新日
2012年10月24日
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紹介

本書は、イギリス国立公園の沿革、現状、当面する課題などを明らかにしつつ、日本の国立公園管理の将来像を構想しようとするものである。
 従来、自然保護区のモデルとされたのが国立公園制度、とりわけアメリカ合衆国の国立公園であった。しかし、生物多様性保全においては、里地・里山に代表される二次的自然(人の生活とのリンケージの中で育まれてきた自然)の保護がきわめて重要である。そこで、本書においては、アメリカ型の管理の厳格な国立公園制度の対局として、地域との協働を重視し、持続可能な地域社会の形成、地球温暖化への対応、生物多様性保全などの今日的課題を追求しているイギリス国立公園を取り上げ、その今日的意義付け、新たな可能性、将来の制度発展の条件などを、最新の文献、資料・統計、各種の報告書、数回の現地調査などの成果をもとに解明する。本書は、国立公園制度を、多様な現代的課題に対応し、未来を展望しうる制度としてとらえ、その可能性を示すことによって、国際的潮流から隔たりつつある日本の国立公園制度に対し重要な示唆をあたえることを目的とするものである。
 そこで、イギリス国立公園が、自然の美の保存等と地域社会の健全な発展という目標をいかに達成しつつあるのかに焦点をあて、さらに規制的手法にとどまらず、住民とのパートナーシップ・市民参加による協議、協定、買取り、補償などの自主的手法・合意的手法を駆使していることについて、最新の知見を提供する。
 さらにヨーロッパ諸国の中から、主要国であるイタリア、スウェーデン、ドイツ、フランスについて、国立公園および類似の制度の現状と課題が分析される。
 以上の分析により、今日の国立公園が、自然資源の厳格な保存と限られた利用者へ開放という古典的モデルから、地域社会との連携を模索しつつ成長する自然公園型モデルへと転換すべきであることを明らかにし、日本の国立公園の特徴、管理の実態などに精通した執筆者らの相互討論を踏まえ、日本およびイギリスの国立公園の可能性と進歩の方向が明らかにされる。
 従来、アメリカの国立公園についてはいくつかあるが、イギリス・ヨーロッパの国立公園に関する業績は(本書執筆者によるものを除き)皆無に等しい。本書は、諸外国の国立公園(およびヨーロッパの自然公園)に関する研究者による最初の本格的なモノグラフィーであり、法学、環境社会学、森林資源管理学、農村計画学など、専門分野をこえる共同研究によって初めて達成し得た成果である。

目次

目次
0.なぜイギリス国立公園か-イギリス国立公園制度の特徴
1. イギリス国立公園制度の成立
2. イギリス(イングランド)国立公園制度の現状
3. ピークディストリクト国立公園の管理とパートナーシップ
4.コッツウォルズ特別自然景勝地域
5. 歴史の中の国立公園
6. 比較の中の国立公園―ヨーロッパ諸国の自然公園制度
7.自然公園の将来展望
8.座談会:国立公園・自然公園の可能性を求めて
    (ヨーロッパから日本へ)

著者プロフィール

畠山 武道  (ハタケヤマ タケミチ)  (編著

1944年生まれ
 現在 早稲田大学大学院法務研究科教授
 著書 『アメリカの環境訴訟』(北海道大学出版会,2008年),『自然保護講

土屋 俊幸  (ツチヤ トシユキ)  (編著

1955年生まれ
 現在 東京農工大学大学院共生科学技術研究部教授
 著書 『森林ボランティア論』〈共著〉(日本林業調査会,2003年),『アジアにおける森林の消失と保全』〈共著〉(中央法規出版,2003年),『山村の開発と環境保全』〈共著〉(南窓社,1997年)

八巻 一成  (ヤマキ カズシゲ)  (編著

1968年生まれ
 現在 独立行政法人森林総合研究所北海道支所グループ長
 著書 森林総合研究所編『森林大百科事典』〈分担執筆〉(朝倉書店,2009年),林業経済学会編『林業経済研究の論点』〈分担執筆〉(日本林業調査会,2006年),石井寛、神沼公三郎編著『ヨーロッパの森林管理』〈分担執筆〉(日本林業調査会,2005年)ほか

柿澤 宏昭  (カキザワ ヒロアキ)  (

1959年生まれ
 現在 北海道大学大学院農学研究院教授
 著書 『森林のはたらきを評価する――市民による森づくりに向けて』<編著>(北海道大学出版会,2009年),『生物多様性と環境保全――先進国の政策と事例に学ぶ』<編著>(北海道大学出版会,2006年),『ロシア――森林大国の内実』<編著>(日本林業調査会,2003年),『エコシステムマネジメント』(築地書館,2000年)

交告 尚史  (コウケツ ヒサシ)  (

1955年生まれ
 現在 東京大学大学院公共政策学連携研究部教授
 著書 『処分理由と取消訴訟』(勁草書房,2000年),『環境法入門』〈共著〉(有斐閣,2005年)

広田 純一  (ヒロタ ジュンイチ)  (

1954年生まれ
 現在 岩手大学農学部教授
 著書 農業土木学会『農村計画学』(農業土木学会,1992年(2004年改訂版)),山崎耕宇ほか監修『新編農学大事典』〈分担執筆〉(養賢堂,2004年),木村礎ほか編『日本村落史講座第3巻』「景観Ⅱ 近世・近現代」〈分担執筆〉(雄山閣,1991年)ほか

古井戸 宏通  (フルイド ヒロミチ)  (

961年生まれ
 現在 東京大学大学院農学生命科学研究科准教授
 著書 河野正男・小口好昭編著『会計領域の拡大と会計概念フレームワーク』<分担執筆>(中央大学出版局,2010年),白石則彦編著『世界の林業――欧米諸国の私有林経営』<分担執筆>(日本林業調査会,2010年)ほか

山本 美穂  (ヤマモト ミホ)  (

1966年生まれ
 現在 宇都宮大学農学部准教授
 著書 佐藤宣子編著『日本型森林直接支払いに向けて――支援交付金制度の検証』<分担執筆>(J-FIC,2010年)ほか

上記内容は本書刊行時のものです。