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差別の地域史
渡辺村からみた日本社会
発行:法藏館
A5判
重さ 462g
280ページ
定価
2,800円+税
- 初版年月日
- 2023年2月10日
- 書店発売日
- 2023年2月10日
- 登録日
- 2022年12月9日
- 最終更新日
- 2023年2月25日
書評掲載情報
2023-04-01 | 毎日新聞 朝刊 |
2023-03-18 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
時の権力によって移転を余儀なくされた賤民集団の存在。
江戸時代に西日本の一大皮革集積地となった大坂・渡辺村と、どのような関係にあるのか。
皮革にまつわる賤視や穢れ観はいつから生まれたのか。
坐摩神社や真宗寺院など宗教との関係はどのようなものなのか。
鎖国時代の東アジア圏での活発な交易の実態、そして、近代の軍需産業へ――。
謎に満ちた古代~中世の信仰や生業にも焦点をあてた、新視点の論集。
目次
巻頭言 (磯前順一・吉村智博・浅居明彦)
対談
出会いと共感が創りだす新しい部落史 (浅居明彦×磯前順一/司会・吉村智博)
歴史
第一章 すべては、移転からはじまった
――中世大坂の賤民と「渡辺」―― (吉村智博)
信仰
第二章 坐摩神社から浪速神社へ
――「渡辺」と神社の深い関系――(西宮秀紀)
第三章 親鸞系諸門流と被差別民
――西本願寺・本照寺・万宣寺・穢寺をめぐって――(吉田一彦)
生業
第四章 皮革づくりは穢れているか
――差別の始まりを考える――(小倉慈司)
第五章 牛の皮はこうして運ばれた!
――渡辺村商人の東アジア広域ネットワーク――(阿南重幸)
第六章 皮革は朝鮮半島からもやってきた
――西浜の皮革業と牛皮――(割石忠典)
特論 近代史の窓から(吉村智博)
文献ガイド
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。