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差別の構造と国民国家 磯前 順一(監修) - 法藏館
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差別の構造と国民国家 (サベツノコウゾウトコクミンコッカ) 宗教と公共性 (シュウキョウトコウキョウセイ)

社会科学
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発行:法藏館
A5判
厚さ24mm
重さ 511g
324ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-8318-5721-7   COPY
ISBN 13
9784831857217   COPY
ISBN 10h
4-8318-5721-1   COPY
ISBN 10
4831857211   COPY
出版者記号
8318   COPY
Cコード
C1336  
1:教養 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年11月25日
書店発売日
登録日
2021年10月13日
最終更新日
2021年11月13日
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書評掲載情報

2023-03-18 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

なぜ、私たちは差別するのか。宗教学、社会学、政治学、人類学、民俗学、歴史学など多角的立場から、固定化された差別観を覆し、宗教に内在する、秩序と差別の構造に迫る画期的シリーズ、待望の第1巻。
【全巻構成】
第1巻:差別の構造と国民国家――宗教と公共性
第2巻:差別と宗教の日本史
第3巻:差別の地域史――渡辺村からみた日本社会
零 巻: きよみず物語――被差別信仰論 

* * *

【第1巻 目次】

【巻頭言】(磯前順一・吉村智博・浅居明彦)
【序章】「聖なるもの」と「統治」の系譜(大村一真・川村覚文)

第1部 差別と国民国家――理論的考察――

第一章 近代主権国家における排除と差別の論理
  ――「公共圏」「統治」「聖なるもの」――(大村一真・苅田真司)
第二章 神・天皇・非人
  ――日本列島における差別の発生と深化の構造――(佐藤弘夫)
第三章 情動的存在と「モノ」の政治
  ――デジタルメディア社会における差別とネット右翼――(川村覚文)

第2部 差別と共生――世界の事例から――

第四章 被差別/非差別の主張とカースト制度
  ――「不可触民」であること、インド人であること――(舟橋健太)
第五章 ディアスポラと国民国家
  ――「ユダヤ人」であること――(上村 静)
第六章 フランスの世俗主義と「イスラムのヴェール問題」
(タラル・アサド/苅田真司訳)
第七章 〈ラルシュ〉共同体運動の「リアライゼーション」
  ――「健常者」を欲望しないこと――(寺戸淳子)

第3部 差別の構造――近代日本の事例から――

第八章 近代日本における生―権力と包摂/排除のポリティクス
  ――感化救済事業と部落改善事業の分析から――(関口 寛)

第九章 主権と「天皇の赤子」
 ――アイヌの「救済」というセトラーコロニアル・レイシズムの論理――(平野克弥)
第一〇章 「狐持ち」と結婚忌避(鈴木岩弓)
第一一章 低線量被ばく問題と現代日本社会
  ――「3・11」以後の避難者差別に関する一考察――(山本昭宏)
【終章】 差別を超えて(苅田真司)

目次

【第1巻 目次】

【巻頭言】(磯前順一・吉村智博・浅居明彦)
【序章】「聖なるもの」と「統治」の系譜(大村一真・川村覚文)

第1部 差別と国民国家――理論的考察――

第一章 近代主権国家における排除と差別の論理
  ――「公共圏」「統治」「聖なるもの」――(大村一真・苅田真司)
第二章 神・天皇・非人
  ――日本列島における差別の発生と深化の構造――(佐藤弘夫)
第三章 情動的存在と「モノ」の政治
  ――デジタルメディア社会における差別とネット右翼――(川村覚文)

第2部 差別と共生――世界の事例から――

第四章 被差別/非差別の主張とカースト制度
  ――「不可触民」であること、インド人であること――(舟橋健太)
第五章 ディアスポラと国民国家
  ――「ユダヤ人」であること――(上村 静)
第六章 フランスの世俗主義と「イスラムのヴェール問題」
(タラル・アサド/苅田真司訳)
第七章 〈ラルシュ〉共同体運動の「リアライゼーション」
  ――「健常者」を欲望しないこと――(寺戸淳子)

第3部 差別の構造――近代日本の事例から――

第八章 近代日本における生―権力と包摂/排除のポリティクス
  ――感化救済事業と部落改善事業の分析から――(関口 寛)

第九章 主権と「天皇の赤子」
 ――アイヌの「救済」というセトラーコロニアル・レイシズムの論理――(平野克弥)
第一〇章 「狐持ち」と結婚忌避(鈴木岩弓)
第一一章 低線量被ばく問題と現代日本社会
  ――「3・11」以後の避難者差別に関する一考察――(山本昭宏)
【終章】 差別を超えて(苅田真司)

著者プロフィール

磯前 順一  (イソマエ ジュンイチ)  (監修

1961年茨城県生まれ。国際日本文化研究センター教授。文学博士(東京大学)。宗教研究・批評理論。単著に、『昭和・平成精神史 「終わらない戦後」と「幸せな日本人」』(講談社、2019年)、『死者のざわめき 被災地信仰論』(河出書房新社、2015年)など。

吉村 智博  (ヨシムラ トモヒロ)  (監修

1965年京都市生まれ。近代都市周縁社会史・博物館表象論。単著に『大阪マージナルガイド』(解放出版社、2021)、『近代大阪の部落と寄せ場-都市の周縁社会史』(明石書店、2012)など。

浅居 明彦  (アサイ アケヒコ)  (監修

1957年生まれ。部落解放同盟大阪府連合会浪速支部前支部長。浪速地区歴史展示室長。主な編著に『渡辺・西浜・浪速――浪速部落の歴史』(解放出版社、1997)『太鼓・皮革の町――浪速部落の三〇〇年』(解放出版社、2002)

関口 寛  (セキグチ ヒロシ)  (編集

1972年生まれ。近現代日本史。博士(社会学)。同志社大学人文科学研究所准教授。主な論文に、「アメリカに渡った被差別部落民」(田辺明生・竹沢泰子・成田龍一編『環太平洋地域の移動と人種』京都大学学術出版会、2020年)、「近代日本における生――権力と包摂/排除のポリティクス」(磯前順一ほか監修『差別の構造と国民国家』法藏館、2021年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。