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本居宣長から教育を考える
声・文字・和歌
発行:ぺりかん社
四六判
280ページ
定価
3,800円+税
- 初版年月日
- 2023年2月28日
- 書店発売日
- 2023年3月20日
- 登録日
- 2023年2月27日
- 最終更新日
- 2023年3月15日
紹介
戦前の大家族主義への反省から「個」の確立が目指された戦後教育において、家族に代わる「新たな共同性」への意識はついに育たなかった。江戸時代中期に「個」を解放しながら「新たな共同性」を構想したのが本居宣長である。本書では「和歌」「声」「文字」という表現メディアに光を当てながら宣長の思想と教育実践との関わりを検証。宣長思想の教育学的展開として「社会情動的能力」に着目、幼児教育・道徳教育への応用についても検討する。
目次
序論
Ⅰ 宣長のメデイアとしての和歌
第一章 宣長の教養形成と京都
第二章 「もののあはれ」と和歌
第三章 宣長の『古事記』研究と鈴屋における教育実践
第四章 メデイアとしての和歌
Ⅱ 方法としての宣長
第一章 宣長思想を読み直す ―― 社会情動的能力に注目して
第二章 幼児教育における伝承言葉遊び
第三章 道徳教育を宣長の共感の倫理から考える
あとがき/索引
上記内容は本書刊行時のものです。