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国家主導資本主義の経済学
国家は資本主義を救えるのか?
発行:文眞堂
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ25mm
重さ 550g
360ページ
定価
2,800円+税
- 初版年月日
- 2022年12月1日
- 書店発売日
- 2022年12月28日
- 登録日
- 2022年11月17日
- 最終更新日
- 2022年12月5日
紹介
21世紀に顕著な姿を世界に露わにした国家主導資本主義。本書は、旧ソ連、中国、ドイツ、中東欧を対象としつつ、国家主導性がどのように制度構築・編成され、世界経済にどのように影響しているのかを経済システムの内部から明らかにする。国家が混迷する資本主義を救い出すことができるのかを問う、比較経済学の最新研究成果。
目次
序章 国家主導資本主義の経済学(溝端佐登史)
第Ⅰ部 国家主導システムの基本的構造
第1章 国家資本主義を再理論化する――国家はなぜ,またどのように異なる環境で異なるタイプの経済主体として動くのか――(ジェフリー・ウッド)
第2章 国家主導ロシア経済における財政の役割(横川和穂)
第3章 米ロ航空機産業の再編過程と国家政策の比較(伏田寛範)
第Ⅱ部 ロシア国家主導システムの諸相
第4章 ロシアの国家と企業――2010年代を中心に――(藤原克美)
第5章 ロシア銀行制度における国家主導性の検証(ビクトル・ゴルシコフ)
第6章 生活領域における国家依存性と社会契約(林 裕明)
第Ⅲ部 国家主導システムの展開
第7章 「国家のことば」の比較制度分析――旧ソ連地域における国家語と共通通商語をめぐる相克――(徳永昌弘)
第8章 政府の影響力が強い中国の経済システム――政府-企業間関係の考察――(小林拓磨)
第9章 国家の役割再考――ドイツにおける女性労働をめぐって――(里上三保子)
第10章 中東欧における国有企業の国際化(マグドルナ・サス)
終章 新興市場経済と国家主導資本主義(溝端佐登史)
上記内容は本書刊行時のものです。