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コルプス・ミスティクムとは何か
教会・国家・株式会社を貫く団体の概念
発行:文眞堂
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ20mm
重さ 521g
330ページ
定価
4,200円+税
- 初版年月日
- 2020年4月25日
- 書店発売日
- 2020年5月21日
- 登録日
- 2020年3月26日
- 最終更新日
- 2020年4月22日
紹介
株式会社の起源はコルプス・ミスティクムである。人類史に埋め込まれた「死ぬことのない身体」という観念が現代コーポレート・ガバナンス論の前提である「会社は株主のもの」という宿痾の社会常識を打ち破る。
コルプス・ミスティクムとは何か。中世キリスト教に起源を持つこの観念は、教会・国家・株式会社といった「死ぬことのない」永続性を持つ団体の成立論理である。株式会社が「株主のもの」というのは一つのイデオロギーにすぎない。「団体」としての株式会社は、「擬制的身体」と「擬制的人格」を持って自立的に運動する社会制度体であり、「誰のものでもない」存在である。
目次
第1章 コルプス・ミスティクムとは何か
第2章 コルプス・ミスティクムとしての教会・国家そして株式会社
第3章 団体の概念―集団・団体・組織という交錯した概念を解きほぐす―
第4章 団体としての株式会社
第5章 カンパニー(集団)の会社観とコーポレーション(団体)の会社観―株式会社発生史の再検討―
第6章 西洋におけるコルプス・ミスティクムと日本における「家」―「家の論理」と日本的経営―
第7章 21世紀の株式会社をめぐる諸問題―グローバル社会におけるコルプス・ミスティクムの再生―
上記内容は本書刊行時のものです。