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エステラ・フィンチ評伝
日本陸海軍人伝道に捧げた生涯
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月
- 書店発売日
- 2022年4月23日
- 登録日
- 2022年3月17日
- 最終更新日
- 2022年4月22日
紹介
キリスト教伝道のために単身来日し、
陸海軍人への伝道に生涯を捧げた女性宣教師がいた!
†エステラ・フィンチは明治26年初来日し全国各地で伝道。29歳で再来日後、黒田惟信牧師(著者の祖父)と共に、横須賀に「日本陸海軍人伝道義会」を設立。海軍機関学校生徒をはじめ多くの陸海軍人がこの教会に通った。40歳の時日本に帰化し「星田光代」となり、55歳で逝去するまで伝道活動を続けた。
†エステラ・フィンチと、彼女を陰で支え最後まで信頼すべきパートナーとなった黒田惟信の足跡、マザー・フィンチを慕った“ボーイズ”たちの回想、軍人伝道年表など充実した内容
エステラ・フィンチ(日本名・星田光代)(1869-1924)
米国生まれ、神学校卒業後、婦人宣教師に。24歳で初来日し日本各地で伝道活動。29歳の再来日後、横須賀に「日本陸海軍人伝道義会」を設立。日本に帰化し、軍人伝道に生涯を捧げた。55歳で逝去。
目次
第1章 来日前のエステラ・フィンチ
一、貧しさの中で
二、神学校への夢(A・B・シンプソンのこと)
三、大富豪の養女に迎えられて
四、神学校での生活―日記を中心に
心に響く声/「シンデレラ」生活とおさらば
五、まだ見ぬ憧れの国への旅立ち
ニューヨークでのお別れ会/渡航パスポート/いざ日本へ
第2章 手探りで始めた日本伝道
一、姫路でいよいよ伝道開始
二、東京で日曜学校を開く
三、品川悠三郎の憂い
四、新潟・高田での出来ごと
五、十時キクの生い立ち
六、マリア・ツルーの死
七、アメリカ婦人宣教師の奮闘
八、夢破れて
九、運命の出逢い
十、若き青年牧師、佐藤曠二(後の黒田惟信)とは
十一、陸軍さんも海軍さんもいる町、横須賀
十二、嵐吹きすさぶ明治の世とは
十三、心に宿る新たな灯
十四、燃え立つ信仰の炎
十五、命をかけた挑戦
石段と崖と坂道の港町、横須賀/横須賀のクリスチャンたち
第3章 陸海軍人伝道への強い思い
一、二度目の来日
新たな船出/日本に同化するための努力
二、〝軍人には軍人の教会が必要である〟
伝道義会の設立/伝道義会とはどんなところ?/伝道義会という学校、そしてスイートホーム/海軍機関学校生徒、太田十三男の来会/内村鑑三との出会いと信州伝道のこと/エキゾチックな雰囲気を装う伝道義会/婦人宣教師エステラ・フィンチを生み出した社会背景/マザーと慕われて/素晴らしいフィンチのサポーターたち/止まらぬ勢い/誕生した三つの支部がなぜ閉鎖されたか/マザーフィンチの横顔 /サムライの心で聖書を説く―武士道主義的聖書研究会―/四つの顔をもつ黒田牧師とは/遠く艦上の軍人に届くマザーの手紙/どんな困難にも負けず―塩をかけたご飯が明かす/日本人星田光代の誕生/マザーの思い出「マザーは意地悪ばあさん」/希望の翼にのって/「山の聖者」黒田惟信/星田・黒田が残した軌跡 ―コルネリオ会へ
第4章 日本人「星田光代」の献身的愛の秘密
【参考資料】
1 ボーイズ証言・足跡など―海軍機関学校を中心に―
2 星田光代(旧姓アイダ・エステラ・フィンチ)年譜
3 伝道義会及び関係者等年譜
4 軍人伝道に関する130年略史(1868~1996)(峯崎康忠作成
上記内容は本書刊行時のものです。