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タイガー・モリと呼ばれた男 早瀬 利之(著) - 芙蓉書房出版
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タイガー・モリと呼ばれた男 (タイガーモリトヨバレタオトコ) 日米の架け橋となった幻の剣士・森寅雄 (ニチベイノカケハシトナッタマボロシノケンシモリトラオ)

スポーツ・健康
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四六判
290ページ
並製
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-8295-0813-8   COPY
ISBN 13
9784829508138   COPY
ISBN 10h
4-8295-0813-2   COPY
ISBN 10
4829508132   COPY
出版者記号
8295   COPY
Cコード
C0075  
0:一般 0:単行本 75:体育・スポーツ
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年6月
書店発売日
登録日
2021年5月12日
最終更新日
2021年6月18日
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紹介

こんなにスケールの大きな日本人がいた!
剣道を通して日米の架け橋とならんとした森寅雄の生涯を描く

実業家としても活躍し、流暢に英語を使いこなし、車やバイクを乗り回した寅雄は、強烈なバイタリティと鋭い国際感覚を持った、戦前の日本人としては珍しい人物だった

✺伯父である講談社創業者野間清治に育てられ剣道の才能も開花、「昭和の武蔵」といわれた天才剣士に
✺昭和9年の天覧武道大会予選で無敵の寅雄が従兄野間恒に完敗した この試合にまつわる謎とは?
✺昭和12年渡米、剣道普及に尽力。カリフォルニアでフェンシングをマスターし、あっという間にチャンピオンになる
✺戦時中は故郷の群馬県桐生に疎開 戦後は米兵相手のクラブ経営
✺戦後、日本の大学剣道部を招き米国各地で日米対抗戦を開催した
✺ハリウッド映画スターのフェンシングのコーチもした
✺ローマ五輪に米国フェンシングチーム監督として参加。日本チームをこっそり指導したというエピソードがある

■森 寅雄とはどんな人物か
大正3年群馬県桐生市生まれ(旧姓・野間)。昭和4~6年巣鴨学園中学剣道部で全国優勝。昭和12年の渡米以来、ハワイ・西海岸中心に各地で精力的に剣道指導を行う。終戦時は群馬に疎開していたが、昭和24年再渡米。米国剣道連盟創設やブラジルでの剣道普及、日本の剣道家を招待して日米対抗戦を開催した。昭和42年ビバリーヒルズにフェンシング道場を開き、ハリウッドスターにもコーチ。昭和44年剣道の稽古中に狭心症で急逝。享年54

目次

プロローグ
アメリカ西部の剣道、フェンシング界の神的存在だった森寅雄/今も息づいている森寅雄のスピリット/移民の国アメリカで剣道普及を……
第1章 織物の町、桐生と出版王、野間清治
祖父森要蔵は千葉道場の四天王と呼ばれた剣客/祖母ふゆ、夫野間好雄と桐生へ流れ着く……
第2章 教育塾、野間道場
野間清治、寅雄を引き取る/寅雄、五歳で竹刀を握る……
第3章 剣師、持田盛二
文章が人格なら、剣道もまた人格/寅雄、巣鴨中に転校、剣道全国大会初優勝に導く/生涯の師となる持田盛二が野間道場師範に……
第4章 栄光の巣鴨中学剣道部
野間寅雄から森寅雄へ改姓/飛ぶ鳥を落とす勢いの巣鴨中学と寅雄……
第5章 運命の天覧試合
二度の武者修行の旅/森寅雄、野間恒に奇妙な完敗/「お前は若いから」……
第6章 未知なる大地へ
満州で戦車を操縦する/二・二六事件を満州で知る/ハワイの剣道家に稽古をつける……
第7章 昭和の武蔵、ロスに渡る
米国剣道発祥の地ロサンゼルスの地を踏む/排日ムードの強い西海岸で二世教育のため武道を/寅雄は少年剣士憧れの的/フェンシングの師ユーテン・ホーフとの出会い
第8章 全米を席捲した剣
フェンシング全米選手権、誤審に敗れる/寅雄、ヨーロッパ留学を断念して日本に帰る/野間清治と恒の死に号泣する……
第9章 剣の絆
太平洋戦争開戦でカリフォルニアの剣道は消滅/寅雄一家、桐生に疎開/教え子の日系兵士ポール・水上との出会い……
第10章 新時代への胎動
「剣道禁止」ならば学生にフェンシングをコーチする/寅雄、アメリカへ帰る……
第11章 日米剣道の架け橋
敗戦国の日本人、アメリカに勝つ/弟子のゴードン・ワーナーとの再会/寅雄、証券会社に入る/明治大学剣道部、初めて渡米……
第12章 世界選手権開催への夢
米国剣道連盟発足、森寅雄が会長に/米国剣士を率いて、故国へ錦を飾る/日米親善剣道大会を企画……
第13章 海はるかなり
ブラジルにも広まる剣道/米国フェンシングチーム監督としてローマ五輪に/ビバリーヒルズのどまん中にフェンシング・アカデミーをつくる/五十四歳の生涯を閉じる……

著者プロフィール

早瀬 利之  (ハヤセ トシユキ)  (

1940年(昭和15年)長崎県生まれ。昭和38年鹿児島大学卒業。石原莞爾研究者。著書に、『石原莞爾 満州合衆国』、『石原莞爾 満州備忘ノート』、『石原莞爾 国家改造計画』、『参謀本部作戦部長石原莞爾』、『石原莞爾 北支の戦い』、『南京戦の真実』、『サムライたちの真珠湾』、『将軍の真実・松井石根将軍の生涯』(以上、光人社および潮書房光人社)、『奇襲』(南日本新聞開発センター)、『石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人』(双葉新書)、『靖国の杜の反省会』『石原莞爾満州ふたたび』『敗戦、されど生きよ 石原莞爾最後のメッセージ』(以上、芙蓉書房出版)などがある。日本ペンクラブ会員、満州研究会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。