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ジョミニの戦略理論 今村 伸哉(編著) - 芙蓉書房出版
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ジョミニの戦略理論 (ジョミニノセンリャクリロン) 『戦争術概論』新訳と解説 (センソウジュイツガイロンシンヤクトカイセツ)
原書: Précis de l'art de la guerre ou Nouveau Tableau analytique des principales combinaisons de la stratégie, de la grand tactique et de la politique militaire

社会科学
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A5判
410ページ
並製
価格 3,500円+税
ISBN
978-4-8295-0729-2   COPY
ISBN 13
9784829507292   COPY
ISBN 10h
4-8295-0729-2   COPY
ISBN 10
4829507292   COPY
出版者記号
8295   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2017年12月
書店発売日
登録日
2017年11月20日
最終更新日
2023年2月3日
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紹介

孫子、クラウゼヴィッツ同様著名な戦略思想家ジョミニの主著『戦争術概論』の画期的新訳とジョミニ戦略理論の詳細な解説。
これまで「戦争概論」として知られている書(原書房版、中公文庫版)は英語版からの重訳であり、しかも、かなりの量抜粋された解説書だった。
本書は、フランス語版原著から翻訳された初めての訳書。

目次

■第1部 ……… 原著翻訳 194頁
ジョミニ『戦争術概論―戦略、大戦術および軍事政策の主 要な方策に関する新分析的描写』(今村伸哉訳)
◎ロシア皇帝陛下に奉呈 ◎緒言 ◎戦争術の定義
◎第三章 戦略
定義および基本原則/戦いの基本原則/作戦方式/作戦地域/作戦基地/戦略点および戦略線、戦域の決勝点、作戦目標/作戦正面、戦略正面、防御線、戦略陣地/作戦地帯及び作戦線/戦略線/一時的作戦基地あるいは戦略予備隊による作戦線を確実にする手段方法/陣地戦の旧方式および行進の現行方式/倉庫および行進に伴う倉庫の関係/要塞あるいは塹壕線による国境防衛および攻囲戦/戦略に対する防備野営陣地および橋頭堡の関係/山地における戦略的作戦/大侵入および遠隔地遠征に関する付言/戦略の要約
■第2部 ……… 2氏による詳しい解説 210頁
【解説】ジョミニの著書と戦略理論 (今村伸哉)
 第一章 ジョミニの生涯と経歴
 第二章 ジョミニの著書と著作過程
最初の論文/『軍の大戦術の理論と実践の講義』から『大戦術論』へ/『大戦術論』から『大作戦論』へ/『フランス革命戦争の批判と軍事史』/『ナポレオン自身が語った政治・軍事的生涯』/『戦争術概論』
 第三章 ジョミニ戦略思想の形成と戦略概念
17世紀から19世紀初頭までの文化的胎動および戦争・軍事的特色/ジョミニの戦略思想に及ぼした啓蒙軍事思想家の影響/ジョミニ戦略思想の形成に関する戦略理論と作戦原則
 第四章 ジョミニ戦略理論の真髄と批判
ジョミニ戦略理論の真髄と批判/ジョミニの兵站重視とナポレオンの軍事システムへの批判/クラウゼヴィッツの批判とジョミニの反論
 第五章 ジョミニ戦略思想の影響
ジョミニ戦略思想の大普及の原因/ヨーロッパにおけるジョミニの著書の伝搬とその影響/ジョミニ戦略思想のアメリカ軍事文化に及ぼした影響
 第六章 新戦略原則論と「戦いの原則」
ドイツ軍事学派の台頭とジョミニ戦略原則論の再生/新軍事理論の発生と再生された「戦いの原則」
 終章 ジョミニ戦略原則論の諸問題と現代的意義
【解説】ジョミニの思想とその時代:フランス革命~ナポレオン戦争の再解釈から (竹村厚士)

前書きなど

◎「戦争術概論」の書名表記について(編著者「はじめに」より)
ジョミニはクラウゼヴィッツの『戦争論』のように戦争の定義と戦争全体について分析して論じたのではなく、戦争遂行の理論と方策を論じたものであり、「戦争概論」と表記するとあたかも『戦争論』に準ずる印象を与える。また、ヨーロッパでは古代から戦略、戦術などの軍事用語の区分が明確でなく、一括して“戦争術”と表現してきた。18世紀末頃にマイゼロアにより、ようやく戦略の用語が表明され定義された。さらにジョミニが戦争術の用語の区分原理を本書で明確にした過渡期にあるところから『戦争術概論』の方が適当であると考量した。

著者プロフィール

今村 伸哉  (イマムラ ノブヤ)  (編著

軍事史研究家。1960年防衛大学校卒業。国士舘大学大学院政治学研究科修了。陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程修了。第三師団司令部幕僚、陸上自衛隊幹部学校教官、オランダ国防省軍事史課・ライデン大学・ウィーン大学客員研究員、防衛大学校教授、日本文化大学教授などを歴任。
主な著書・訳書:『戦略戦術兵器事典』全3巻(監修・共著、学習研究社、1995~97年)、『現代戦略思想の系譜―マキアヴェリから核時代まで』(共訳、ダイヤモンド社、1989年)、『軍事革命とRMAの戦略史―軍事革命の史的変遷1300~2050年』(芙蓉書房出版、2004年)、『歴史と戦略の本質―歴史の英知に学ぶ軍事文化』上・下(原書房、2011年)

上記内容は本書刊行時のものです。