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国語の原風景 塩原経央(著) - ぱるす出版
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国語の原風景 (コクゴノゲンフウケイ) 上古の言葉と漢字の知恵 (ジョウコノコトバトカンジノチエ)

語学・辞事典
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発行:ぱるす出版
四六判
228ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-8276-0256-2   COPY
ISBN 13
9784827602562   COPY
ISBN 10h
4-8276-0256-5   COPY
ISBN 10
4827602565   COPY
出版者記号
8276   COPY
Cコード
C0081  
0:一般 0:単行本 81:日本語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年9月4日
書店発売日
登録日
2020年7月29日
最終更新日
2020年8月17日
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書評掲載情報

2020-09-20 夕刊フジ
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紹介

言葉は人とともにある。言葉は歴史であり、言葉は文化である。
私たちが、日常、何気なく使っている言葉には、歴史がきざまれており、先人たちが築き上げた文化が、知恵が内包されている。
校閲記者歴40年の著者が、令和の今、日本書紀と古事記を紐解き、日本語の魅力、奥深さ、漢字の面白さを書き下ろす!

目次

Ⅰ 上古から学ぶ国語の教養
お嬢さん、マツゲの毛ってどんな毛?
手を組んで考えよう、匠って何?
酒壺になりたいという歌もありました
ウケモチの神から生まれたお稲荷さん 
イカヅチ、大空を走る
変幻自在の「木」という言葉 
鬼怒川はもしかして東国の紀の川では
調べてみると気づきがいっぱいの身体部位語 
「読む」の大本の意味とは?
ムクロが立派と言われても 
魂や命は体の中にくるまれている 
隠しておきたい心の働き 
恐ろしくも畏れ多いわが国の神様 
猫と杓子の本当の関係 
鬼はかつて日本にはいなかった? 
目に見えるようになってしまった鬼
幻想のヨモツヒラサカ 
道祖神の二つの顔
「幸い」とは無事であること 
物に恵まれ「幸」多し 
カミさんは万葉集でイモでもあった 
カミさんがなぜ妹なんだ? 
エとオトは兄と弟? 
父母をいうカゾイロハ、オモ・アモ、シシも 
思い出したい厳父・慈母 
命は続くよ、どこまでも 
太古にはハハがパパだった
達磨をなんでダルマと読むんだ?
考えるについて考える 
『古事記』『日本書紀』は車の両輪
あはれ、夢といふはなんぞ 
天皇の風貌かく表しき 
ウツクシイ人は美しい人でなかった 
自然の息は風である 
上古からカゼだって吹いている 
やたら目に付く「八」の役割 
「八」の大本は「二」にあり? 
いにしへとむかし、どっちが古い? 
神無月って神のいない月? 
穂は穂でもただものではない 
Ⅱ 漢字の知恵に学ぶ
祖 ご先祖様は神様だ 
母 母が教える女性の天職 
心 精神活動の心臓 
水 思い返そう、その大切さを 
世 世代とは命の循環 
絆 絆とは思いやりの綱 
本、末 末の栄えは報恩が本 
私、公、和 公私の関係と和の道徳 
青 人生光あれば陰あり 
温、暖、寒、冷 故きに思いを致す時 
影、陰、蔭 精神風土映すお蔭様 
恥 恥は善き道徳の土壌 
友 人格を養い合える友を 
安 求むべきは心の安楽 
面 笑顔に拳当たらず 
正、直 徳に近い「正直」 
誓 親子の情は誓いに勝る 
大、太 包まれて生かされる 
大、小 器量の大が生む謙遜 
果、涯 人生は果実を結ぶ旅 
美 近くて遠い漢字の故郷 
善 日本人が大好きな文字 
真 「誠」で「真」を磨く 
日、土、地 母性の本質を示す大地 
呼、応 思い出したい呼ぶ心 
借 「借り物」のお返し 
海 詩人が見た海と母 
機 「機」は人知を超える 
月 心に懸かる月明かり 
種、根 命の蓄えられる頃 
旦、朝 心改まる元日の朝 
卒 「学ぶ」に終わりなし 
花、華 日本人の情緒映す花 
薫、匂 有徳の余薫に与る 
蛙、蛍 雨に三余の教えあり 
夏、休 感傷は心を癒す力 
老、考、孝 孝を以て老に仕えよ 
雪、新 笑みの絶えぬ団欒 
国 帰る所のある幸せ
時 無情さに癒す力も 
暑、涼 不二という道しるべ 
十 満点の下に置く満点 
口 口の業に「戒語」あり 
懐 喜びを生む懐かしさ 

前書きなど

【著者「あとがき」より】いわゆる「戦後教育」によって教育現場から遠ざけられていた代表格が『日本書紀』でした。或る時、私たちにはこの国の曙、この国の人々の暮らしの暁を思い描くよすがすらないことに気づいて、愕然としたものです。私たちの命にも、用いている言語にも遠い祖先というものがあります。自分の命を遡って行けば、幾重にも層を成す祖先に巡り会えるはずです。同様に、私たちが用いている国語にも幾重にも層を成す祖先がいるはずなのです。こうして遡ってゆけば、自分の命、自分の国語がその曙の大地にしっかりと根を下ろしていることについて無限に近い安堵の念を実感できるに違いありません。私は、この国の上古の曙への郷愁抑えがたい思いを禁じ得なくなりました。本書はそんな上古思慕、なかんずく国語思慕の記でもあります。ことばの姿が見えてくれば私たちのこころの形も見えてくるはずです。

版元から一言

校閲記者40年の著者が、日本書紀と古事記を紐解き、国語の奥深さと漢字の面白さを書き下ろし。

著者プロフィール

塩原経央  (シオバラ ツネナカ)  (

【著者紹介】
塩原経央(しおばら・つねなか)
昭和20(1945)年生まれ。横浜国立大学卒。産経新聞校閲部長、論説委員を歴任。國語問題協議會評議員、日本詩人クラブ会員、日本現代詩人会会員。
<主な著書>
『「国語」の時代』『赤ペン記者の気になる言葉の雑学』
『校閲記者の泣き笑い人生』『国語の底力』『幼児の底力』
詩集『瘤』『耳ヶ丘団地』『うさぎ』『月』等

上記内容は本書刊行時のものです。