版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること ロブ・ダン(著/文) - 白揚社
..
詳細画像 0
【利用不可】

ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること (ヒトトイウシュノミライニツイテセイブツカイノホウソクガオシエテクレルコト)

自然科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:白揚社
四六判
352ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-8269-0245-8   COPY
ISBN 13
9784826902458   COPY
ISBN 10h
4-8269-0245-X   COPY
ISBN 10
482690245X   COPY
出版者記号
8269   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年1月
書店発売日
登録日
2022年12月8日
最終更新日
2023年1月23日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

細菌、樹木、虫、鳥、そしてヒトーーあらゆる生き物を統べる法則から、人類がたどる運命が見えてくる。
私たちや未来の子どもたちにとって大切な話題に、意外な視点から、楽しく、真面目に切りこむポピュラーサイエンス。

【地球規模の問題も、生き物たちのルールを適用すると、その本質がすっきりと見えてくる】
・この先もパンデミックから逃げられないのは、なぜ?
・人類は気候変動に対応できる?
・火星への移住はうまくいく?
・ヒトが絶滅したらどうなる?
…などなど


:::::::本書の推薦のことば:::::::

「魅力的、刺激的、衝撃的な未来のガイドブック」
D. G. ハスケル『木々は歌う』著者

「千変万化するおそるべき自然の姿
ピーター・ブラネン『第6の大絶滅は起こるのか』著者

「都市で誕生する新種、地球の裏側から蔓延してくるウイルス……驚くべき人新世の生態学だ」
レベッカ・ウラッグ・サイクス『ネアンデルタール』著者

「タイムリーで示唆に富んだ分析を万人にわかりやすく書いた。ダンの新たな代表作」
ソーア・ハンソン『ハナバチがつくった美味しい食卓』著者

目次

序章
人vs川
自然界の未来を予測する法則

第一章 生物界による不意打ち
人間中心視点の法則
ヒトを謙虚にさせるアーウィンの法則
他の生き物との付き合い
突然の絶縁
生物界の法則が照らす道

第二章 都会のガラパゴス
種数‐面積の法則
都市に浮かぶ島
新種が出現する条件
農地で起こる進化
都市の生物地理学

第三章 うかつにも建造された方舟
生き物たちのための回廊
コリドーの法則×ヒト

第四章 人類最後のエスケープ
移動の大きなメリット
マラリアにみる二種類のニッチ
アメリカ大陸に渡った人類とエスケープの法則
作物もエスケープした
キャッサバの教訓
蚊と都市
気候変動と感染症
寄生生物に追いつかれる未来

第五章 ヒトのニッチ
イノベーションの影響
気候と暴力
ニッチと経済
ニッチから外れて暮らす未来

第六章 カラスの知能
二種類の知能と気候変動
環境の変動性に苦しむ種
ヒト集団の知能

第七章 リスク分散のための多様化
未来の農業のヒントは自然界に
多様性の効果を実験する
多様性‐安定性仮説でみた世界の農業

第八章 依存の法則
帝王切開とミツバチ
シロアリの腸内細菌
ヒトの常在菌はどこから来るのか
新生児の微生物獲得法
依存している生物の種の継承

第九章 ハンプティダンプティと受粉ロボット
転げ落ちたら元には戻れない
塩素消毒の落とし穴
テクノロジー過信の代償

第十章 進化とともに生きる
生物の威力
決壊
地球を舞台にしたメガプレート実験
薬剤耐性の現状
人類の敵とどう戦うか

第十一章 自然界の終焉にはあらず
保全生物学とアーウィン的転回
ヒトと極限環境
未来の気候下で生きるアリ

終章 もはや生きているものはなく
絶滅の法則
共絶滅
人類が消滅するとき
進化とジャズ
人類亡き後の生物界

訳者あとがき
原注

著者プロフィール

ロブ・ダン  (ロブダン)  (著/文

ノースカロライナ州立大学応用生態学部教授、コペンハーゲン大学進化ホロゲノミクス・センター教授。著書に『家は生態系』(白揚社)、『世界からバナナがなくなるまえに』『心臓の科学史』(以上、青土社)、『わたしたちの体は寄生虫を欲している』(飛鳥新社)、『アリの背中に乗った甲虫を探して』(ウェッジ)がある。ノースカロライナ州ローリー在住。

今西康子  (イマニシヤスコ)  (翻訳

神奈川県生まれ。訳書に『家は生態系』『文化がヒトを進化させた』『蜂と蟻に刺されてみた』『蘇生科学があなたの死に方を変える』(以上、白揚社)、『ミミズの話』『ウイルス・プラネット』(以上、飛鳥新社)、『マインドセット』(草思社)、共訳書に『文化大革命』(人文書院)、『眼の誕生』(草思社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。