版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
中島梓と「やおい」の時代 金子 亜由美(著) - ひつじ書房
..
詳細画像 0 詳細画像 1
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

中島梓と「やおい」の時代 (ナカジマアズサトヤオイノジダイ) 「1968年」の「革命」を視座として (センキュウヒャクロクジュウハチネンノカクメイヲシザトシテ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:ひつじ書房
四六判
368ページ
定価 3,400 円+税   3,740 円(税込)
ISBN
978-4-8234-1310-0   COPY
ISBN 13
9784823413100   COPY
ISBN 10h
4-8234-1310-5   COPY
ISBN 10
4823413105   COPY
出版者記号
8234   COPY
Cコード
C3091  
3:専門 0:単行本 91:日本文学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年10月20日
書店発売日
登録日
2025年9月26日
最終更新日
2025年10月14日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2025-12-20 朝日新聞  朝刊
評者: 隠岐さや香(東京大学教授・科学史)
MORE
LESS

紹介

「六八年革命」としての学生運動は、「やおい/ボーイズ・ラブ(BL)」の成立にいかなる影響を与えたのか。本書では、少女マンガの「革命」を謳った竹宮惠子の「美少年マンガ」や、「川口君事件」の衝撃から生み出された中島梓の「少年愛」小説などを分析することを通じて、その背後にある「六八年」の記憶を炙り出す。「やおい/BL」が、「六八年」を別の形で継続する「革命」であったことを明らかにする画期的研究書。

目次

まえがき

序章 「私たちはこれでいいのだろうか」―「麻薬」から「毒」を作るために
一 「逃避(BL)」は「抵抗(政治)」たり得るか
二 「ヤオイ」の現象化
三 「商品(BL)」の「お約束」
四 中島による「BL」批判

第一章 (反)「革命」としての「美少年マンガ」
一 「1968年という年」
二 反物語(ロマンス)としての「美少年マンガ」とその限界
三 反「革命」としての「BL」

第二章 疎外者(アウトサイダー)の自己幻想―中島梓の「少年」
一 書き落とされた「歴史」
二 「川口君事件」へのこだわり
三 「少年(マイナー)」の「逆転劇」

第三章 「川口大三郎」から「少年」へ
一 「生政治(バイオ・ポリティクス)」としての「川口君事件」
二 「川口大三郎」という「詩(ポエジー)」
三 「永遠の受動態(ネガティブ)」としての「少年」
四 「欲望」の原因としての「少年」

第四章 「闘争」する「少年」
一 「少年」をいかに書くか
二 「絵筆」と「ナイフ」
三 「ディオニュソス」としての「少年」
四 「アポロン」の背信
五 「美」を解体する「闘争」

第五章 商品の「逆転劇」―中島梓=栗本薫「真夜中の天使」論
一 「革命」から「革命ゲーム」へ
二 「民主主義など、くたばってしまうがいいのだ」
三 今西良は商品(モノ)である
四 「解放区」の破壊者(サークル・クラッシャー)としての商品
五 商品の「逆転劇」

第六章 史上「完璧」な「JUNE」―野村史子「テイク・ラブ」論
一 野村史子/中野冬美による「やおい表現」批判
二 「革命」の物語(ナラティブ)を「解体」する
三 「妹」の「欲望」
四 他者と協同する「愛」の物語(ナラティブ)の(不)可能性

第七章 「飼育係」の法―西条公威「ABSOLUTE BODY CONTROL」論
一 「普通の少年たち」の台頭
二 西条公威の暴力的(アナーキー)な「BL」
三 「飼育係」の謎
四 「普通の少年たち」の猥褻な法
五 法の下での「成長」

第八章 「強姦(セックス)」しない方を望むこと―本仁戻「飼育係・理伙」シリーズ論
一 監視/管理(コントロール)の手段としての暴力(リンチ)と強姦(セックス)
二 「究極のQ(女)」としての「飼育係」
三 「セックスしな」いという選択

あとがき
初出一覧
索引

著者プロフィール

金子 亜由美  (カネコ アユミ)  (

金子亜由美(かねこ あゆみ)
〈略歴〉1983年茨城県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専攻、日本近代文学。
〈主な著書〉『明治期泉鏡花作品研究─「父」と「女」の問題を中心に』(和泉書院、2017)、「第一章 国民と実学─「啓蒙」と「戯作」の交点」(金森修編『明治・大正期の科学思想史』、勁草書房、2017)

上記内容は本書刊行時のものです。