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データで見る行動経済学
全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」
- 書店発売日
- 2020年4月18日
- 登録日
- 2020年4月2日
- 最終更新日
- 2020年4月3日
書評掲載情報
2020-06-06 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
新型コロナウィルスの流行――
政府の対応が国によって違う裏側には、
各国民の「ナッジへの反応度」が関係していた!?
・日本人の、政府の働きかけに対する反応は、やっぱり「特殊」!?
・アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ……各国民はどう考えているのか?
・中国と韓国がいつも「過剰に反応」しているように見える理由
各国民の深層心理が見える、全世界規模調査を大公開!
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アメリカは活用に積極的。
デンマークは慎重派。
では、日本は……?
「ナッジ(Nudge)を用いることを検討している担当者、
そしてナッジに警戒心をもっている人々の必読書」
(大阪大学大学院経済学研究科 大竹文雄氏[解説]より)
“使える経済学=ナッジ"を
大事なプレゼン、キャッチコピーづくり、
マーケティング、コンサルティングの現場で、
賢く役立てよう
「誰が、どのように働きかけたら、大勢の賛同を得られるか」がデータでわかる。
「ナッジ」の提唱者の一人が贈る、「ナッジ」活用の基本原則。
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ナッジとは、
強制や金銭的動機付け(インセンティブ)に頼らず、
選択の自由を残しながらも、望ましい方向に誘導する、
ちょっとした工夫です。
どのようにナッジを活用すれば、
人々が自身の選択に納得感を持ち、満足できるのか。
「習慣化したいけれど、面倒くさいこと」を難なく継続し、
「悪いことだとわかっているけれど、やめられないもの」を無理なく断つという、
「ナッジのメリット」を享受できるのか。
本書には、ナッジを最も効果的に活用するためのヒントが満載です。
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[本書の調査対象国一覧]
日本 アメリカ アイルランド イギリス イタリア
オーストラリア カナダ 韓国 中国 デンマーク
ドイツ ハンガリー ブラジル フランス ベルギー
南アフリカ メキシコ ロシア
目次
解説 ナッジが備えるべき条件 大阪大学大学院経済学研究科 大竹文雄
はじめに 行動経済学(ナッジ)を最も有効に活用する方法
第1章 ナッジ導入における「世論」の重要性
「ナッジ」とは何か?
第2章 アメリカ1調査結果のまとめ
アメリカにおけるナッジの評価
アメリカで人気のあるナッジ
アメリカ人はどんなナッジを嫌うのか?
第3章 アメリカ2調査から明らかになったナッジへの反応
アメリカで受け入れられるナッジ・拒否されるナッジは何が違うのか?
第4章 ヨーロッパでの調査結果とナッジへの評価
ヨーロッパにおけるナッジへの反応
調査結果の分析
ヨーロッパ6ヵ国における調査結果の分析
ヨーロッパ6ヵ国の人々はナッジをどうとらえているのか?
第5章 ナッジに対する世界的な評価は定まっているのか?
世界的なナッジへの評価の検討
日本をはじめとする8カ国の調査方法
日本をはじめとする8カ国の調査結果の分析
第6章 ナッジの真実
「相手への信頼感」はどの程度、人々の判断を変えるのか?
ナッジへの賛成・反対は何によって決まるのか?
ナッジへの賛成を決める要素の正体
ナッジを賢く役立てるために
第7章 教育的ナッジと非教育的ナッジ――主体性からナッジを見る
主体性の度合いは、ナッジへの評価を左右するのか?
アメリカにおける「主体性」の意味
「貯蓄、喫煙、環境」についての結果のまとめ
「有権者登録、子どもの肥満、中絶」についての結果のまとめ
人々を動かすための「世論、法律、公共政策」の扱い方
第8章 ナッジについての7つの誤解
「ナッジ」はいま、大いに誤解されている
第9章 あらゆるナッジに適用されるべきわれわれの権利とは?
ナッジの正当性
ナッジの権利章典を策定する
公共の福祉と自律性について
謝辞
註釈
上記内容は本書刊行時のものです。